乗鞍高原
御 池
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

採集日:2010.08.04 ウオッちず で位置確認

御池に到着(松本市),15:56

前回の様子(2007.11.4,14:46撮影)。

御池,北西端から全景をパノラマ撮影(松本市),15:57

御池,池の中央付近まで移動して再度パノラマ撮影(松本市),15:57-15:58

御池,池の南東端まで移動,道路の右に大野川学校前バス停がある(松本市),15:58

大野川学校前バス停(松本市),15:58-15:59
池で採集する前に復路のバス時刻を確認。 2枚目:新島々行きのバスが来るのは16:25。 あと26分ある。十分間に合う。

バス停の前にある大野川学校へ通じる道から御池へ近付く(松本市),15:59

前回の様子(2007.11.4,14:52撮影)。

御池,道路際の水面はジュンサイの葉で埋め尽くされていた(松本市),15:59

御池,前方を左折(松本市),15:59-16:00

御池,前回はここをもっと先まで行けたのだが,,(松本市),16:00-16:01
下段が前回の様子だが,この時はぬかるんではいたものの池際をかなり先まで歩くことができた。 しかし,今回は,少し進むと2枚目でわかるとおり,足下は水浸し状態。 前回よりも水位が上がっているようだ。 これ以上先には進めない。 やむなく足下の水と泥を採集(御池-1)。 前回同様,結構いた。というより前回より多め。
観察された生物: Gymnodinium多数, ミドリムシ( Euglena mutabilisEuglena sp.紡錘形), ウチワヒゲムシ( Phacus torta多数, P. pyrum), トラケロモナス( Trachelomonas lacustrisT. volvocinaTrachelomonas sp.小型), ペラネマ(Peranema), アスタシア(Astasia sp.先が平坦), メノイディウム(Menoidium), アニソネマ(Anisonema), エントシフォン(Entosiphon), ペタロモナス( Petalomonas bicarinataPetalomonas sp.), ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.), テカメーバ(Thecamoeba sp.), ナベカムリ(Arcella sp.), 共生藻を持つ大型ディフルギア( Difflugia oblonga), ユープロテス(Euplotes), ウロトリカ(Urotricha), コレプス(Coleps hirtus), バラノネマ(Balanonema), サヤツナギ(Dinobryon sertularia), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), イカダモ( Scenedesmus acuminatusS. quadricauda), ジクチオスフェリウム(Dictyosphaerium), モノラフィディウム(Monoraphidium sp.), ミカヅキモ( Closterium baillyanumC. libellulaC. striolatum), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), クロオコッカス(Chroococcus), ユレモ(Oscillatoria), ワムシ, イタチムシ,


前回の様子(2007.11.4,14:54-14:56撮影)。

御池,戻る途中,草の間から池端に近付けそうな場所があった(松本市),16:01

御池(松本市),16:02
草をかきわけつつ,池端で足を踏み外さないように注意しながら採集(御池-2)。 ここにはたくさんの原生生物がいた。
観察された生物: Gymnodinium, クリプトモナス(Cryptomonas sp.), カラエリヒゲムシ(Salpingoeca), ミドリムシ( Euglena sp.), トラケロモナス( Trachelomonas sp.小型), キクリディオプシス(Cyclidiopsis acus), エントシフォン(Entosiphon), 巨大エントシフォン?(Entosiphon), 新型メノイディウム(Menoidium後端が広がる), アスタシア(Astasia sp.先が平坦), カリキモナス(Calycimonas physaloides), アクチノスフェリウム(Actinosphaerium), ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.), コロトネベラ(Korotnevella), ナベカムリ(Arcella vulgaris), トゲフセツボカムリ( Centropyxis aculeataCentropyxis aerophilaC. ecornis), ディフルギア( Difflugia claviformisD. oblonga), 共生藻を持つ大型ディフルギア( Difflugia oblonga), バンピレラ(Vampyrella), フレンゼリナ(Frenzelina), ラッパムシ(Stentor sp.), 共生藻を持つパラコンディロストマ(Paracondylostoma setigerum), ユープロテス(Euplotes), ウロレプタス(Uroleptus), アスピディスカ(Aspidisca), ウロトリカ(Urotricha), プロロドン(Prorodon sp.), レンバディオン(Lembadion bullinum), クリスチゲラ(Cristigera phoenix), マイクロソラックス(Microthorax simulans), ツリガネムシ(Vorticella), オクロモナス(Ochromonas verrucosa), サヤツナギ(Dinobryon sertularia), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), イカダモ( Scenedesmus acuminatusScenedesmus sp.), グロエオキスティス(Gloeocystis sp.), ヒザオリ(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), ミカヅキモ( Closterium dianaeC. setaceum), アルスロデスムス( Arthrodesmus convergens), ホシガタモ( Staurastrum avicula), ケズネモ(Gonatozygon), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), イタチムシ,

御池(松本市),16:03-16:04
道路際の池端でも採集してみた(御池-3)。 サラリとした泥状態で,水垢が少ない。これでは期待できない。 ・・・と思いつつ採集したが,意外にもここにもたくさんいた。 今回の採集サンプルの中ではここが一番多い。
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium), ミドリムシ( Euglena sp.紡錘形, Euglena sp.2), レポキンクリス(Lepocinclis ovum), ウチワヒゲムシ(Phacus hispidulus,注1), トラケロモナス( Trachelomonas sp.2), アスタシア( Astasia sp.先が平坦, Astasia sp.2), キクリディオプシス(Cyclidiopsis acus), エントシフォン(Entosiphon), アニソネマ(Anisonema), リピドデンドロン(Rhipidodendron), スポンゴモナス(Spongomonas intestinum), 小型鞭毛虫数種, アクチノスフェリウム(Actinosphaerium), ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.), マヨレラ(Mayorella), コロトネベラ(Korotnevella), バネラ(Vannella simplex), コクリオポディウム(Cochliopodium), ナベカムリ( Arcella vulgaris), トゲフセツボカムリ( Centropyxis aculeata), ディフルギア( Difflugia acuminataD. oblongaDifflugia sp.), ユーグリファ( Euglypha acanthophoraE. tuberculataEuglypha sp. 小型), トリネマ(Trinema sp.), ラッパムシ(Stentor muelleri), パラコンディロストマ(Paracondylostoma setigerum), ユープロテス(Euplotes moebiusi), ウロトリカ(Urotricha), コレプス(Coleps hirtus), プロロドン(Prorodon sp.), ロクソフィルム(Loxophyllum elegans), ブリオフィルム(Bryophyllum loxyphylliforme), トラケロフィルム(Trachelophyllum,注2), イレオネマ(Ileonema), ホマロズーン(Homalozoon vermiculare), ウロセントルム(Urocentrum turbo), レンバディオン( Lembadion bullinumL. lucens), フロントニア(Frontonia acuminata), マイクロソラックス(Microthorax simulans), バラノネマ(Balanonema), デキシオトリカ(Dexiotricha sp.), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), シヌラ(Synura), 珪藻各種, イカダモ( Scenedesmus acuminatus), コエラストルム(Coelastrum reticulatum), キルクネリエラ(Kirchneriella), パルモディクチオン(Palmodictyon varium), ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), ゲミネルラ(Geminella), サヤミドロ(Oedogonium), スティゲオクロニウム(Stigeoclonium sp.), ヒザオリ(Mougeotia), コウガイチリモ( Pleurotaenium repandum), ミカヅキモ( Closterium dianaeC. setaceum), ホシガタモ( Staurastrum senarium, イボマタモ( Euastrum binale?), トゲツヅミモ(Xanthidium cristatum var. uncinatum), ハタヒモ(Netrium oblongum or 類似種), ユレモ(Oscillatoria), イタチムシ,

大野川学校前バス停の脇で休憩(松本市),16:05
復路のバスは道路の向かい側に止まるが,向い側は直射が当るので,バス停脇の石に腰かけて休むことにした。 ・・・のだが。バス停の脇に「←水芭蕉群生地」と書かれた道標があるのに気づいた。

バス停の脇に「神社と池めぐりコース」の案内があった(松本市),16:06-16:07
前回(2007.11.4)は, この御池の近くに「ツボ池」,「千鳥池」もあることを後で知り「 次回には訪れてみたい。 」と書いたのだが,,。
ここにはミズバショウ群生地とともに,その「ちどり池」も紹介されていた。 この図をみると,宮の原バス停のところで脇道に入れば,「ちどり池」やミズバショウ群生地を経由して, ここへ降りてくることができたようだ。 復路のバスを待つ間に訪れてみようかとも考えたが,現在,すでに16:06。復路のバスまであと20分しかない。 到達して採集する時間も考えるとギリギリだ。 万が一ということもあるので断念。 次回には必ず立ち寄りたいと思う。

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