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2007.11.04, Part XI

御池〜番所大滝

乗鞍岳線を東へ(松本市),14:43-14:45
1枚目:さらに坂を下ると,,,。 2,3枚目:前方になにかの施設が見えてきた。 よく見ると「ふれあいパーク乗鞍」(3枚目)とある。 しかし,入口は閉鎖されていて人気がない。

御池に到着(松本市),14:45
ふれあいパークを過ぎるとほどなく前方に御池が見えてきた。 この池の向かいに大野川学校前バス停がある。

御池(松本市),14:46
池の手前から前方をパノラマ撮影。 まだ午後2時台だが,太陽の光が周囲の山に遮られて池の半分はすでに日影になっている。

御池(松本市),14:47-14:49
まずは脇道に入って道端で採集(御池-1)。 予想通り結構たくさんの原生生物がいた。
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas), ミドリムシ(Euglena schmitzii), トラケロモナス(Trachelomonas), カラエリヒゲムシ(Salpingoeca)ないし類似種, アクチノフリス(Actinophrys sol), ディフルギア( Difflugia oblonga), ウロトリカ(Urotricha), トラケリウス(Trachelius) スチロニキア(Stylonychia mytilus), アンフィシエラ(Amphisiella), 棘毛類繊毛虫, ミドリゾウリムシ(P. bursaria), レンバディオン(Lembadion lucens), キネトキルム(Cinetochilum), シヌラ(Synura)多数, 珪藻各種, グロエオモナス(Gloeomonas), イカダモ( Scenedesmus acuminatus), Asterococcus, サヤミドロ(Oedogonium), ミクロスポラ(Microspora), コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), ミカヅキモ( Closterium pronum, アルスロデスムス( Arthrodesmus convergens 今回は本来両底部にある突起が片側にしかないもの等多し), ホシガタモ( Staurastrum forficulatum), ワムシ, ケンミジンコ, イタチムシ,

御池(松本市),14:49
同じ位置から池をパノラマ撮影。 2枚目:日影になっているここよりも対岸の方が池端が湿地状になっているようなので,対岸でも採集してみることにした。

大野川学校前バス停前を通って御池の東端へ(松本市),14:50-14:51
1枚目:車道を歩いて対岸へ移動。 2枚目:対岸が近付く。道路の向かいに大野川学校前バス停がある。 3,4枚目:バス停で時刻表を確認。ここを通る新島々行きは15:46発。

御池(松本市),14:52
対岸(池の東端)から池方向をパノラマ撮影。

御池(松本市),14:52-14:54
1枚目:道路の向かいにある岸辺へ向かう。 2枚目:この付近は予想通り湿地になっていた。 林の際は土があって歩けるが池に近い側は泥道か,枯草が厚く積もっていて,靴がズブズブと沈んでしまう。 3,4枚目:腕を伸ばしてなんとか岸辺近くに生えている草の根元で採集(御池-2)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, クリプトモナス(Cryptomonas), ゴニオモナス(Goniomonas), トラケロモナス(Trachelomonas), ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys), スファエラストルム(Sphaerastrum), コロトネベラ(Korotnevella), ナベカムリ(Arcella sp.), ウロレプタス(Uroleptus), レンバディオン(Lembadion lucens), キネトキルム(Cinetochilum), シヌラ(Synura), マルロモナス(Mallomonas), デンドロモナス(Dendromonas), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), サヤミドロ(Oedogonium), ミクロスポラ(Microspora), ゲミネルラ(Geminella), ヒザオリ2種(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium dianaeC. intermediumC. setaceum), ホシガタモ( Staurastrum sp.), イボマタモ(Euastrum sp.), ユレモ3種以上(Oscillatoria), ミジンコ(Sida sp.), ミジンコ,

御池(松本市),14:54-14:56
もう少し進んでまた採集(御池-3)
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas), 渦鞭毛虫の一種, エントシフォン(Entosiphon), 小型鞭毛虫数種, ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys), スチロニキア(Stylonychia sp.), ディセマトストマ(Disematostoma), モナス(Monas guttula), シヌラ(Synura), マルロモナス(Mallomonas), サヤミドロ(Oedogonium), ゲミネルラ(Geminella), ミカヅキモ( Closterium dianaeC. intermediumC. libellula), ツヅミモ( Cosmarium pseudopyramidatum), ユレモ(Oscillatoria), ケンミジンコ, ワムシ, カテヌラ(Catenula lemnae),

近くにあった御池の案内板(松本市),14:57-14:58
採集を終えて車道へ戻る途中,道路際の土手の上にこの池の案内板があった。 「御池の由来,このあたり一帯は梓水神社の境内であって御池はその神が鎮座する池である。」, 「(その)梓水神社が今の梓水神社であるかどうか確証はないが,・・・」, 「・・・昭和五十八年五月 梓水神社」などと書かれている。

乗鞍岳線を西へ(松本市),14:58
御池での採集&撮影を終えてさてこれからどうしようかと考えていたら, 国民休暇村へ向かうバスが隣の大野川学校前バス停に停車した。 このバスが戻りのバスとして降りてくるはず,と思ったがその通りだった(後出)。 なにはともあれ,このバスがこの付近に来るまでには後50分くらいある。 ここで待っていても仕方がないので,ひとまず前に通り過ぎた番所大滝まで行ってみることにした。

宮の原バス停前を通過(松本市),15:00-15:04
元来た道を戻る。今度は登りなのでややきつい。
なお,先に出てきた乗鞍高原案内図によると, この宮の原バス停と次の大滝前バス停付近には,「ツボ池」,「千鳥池」という池があるらしい。 次回には訪れてみたい。

番所大滝駐車場へ到着(松本市),15:09
10分ほどで番所大滝駐車場に到着。ここにもバス停があるので,戻りのバスにはここから乗車すればよい。 となるとここでの残り時間はあと30分余。 これくらいあれば,おそらく大滝まで行って戻って来れるだろう。 早速,滝へ向かうことにした。

Part XII: 番所大滝
2007.11.04, 15:10 - 15:45