いたかの森,こもれび池の脇を通って塚ノ杁池へ(名古屋市),10:50
2016年03月の様子(2016.03.30,11:19撮影)。
いたかの森,こもれび池の脇を通って塚ノ杁池へ(名古屋市),10:51
1〜3枚目:右側の小さい葉は
キヅタ(Hedera rhombea,ウコギ科 キヅタ属)
だろうが,左側の大きな葉は?
これがいわゆる
ツタ(蔦,Parthenocissus tricuspidata,ブドウ目 ブドウ科 ツタ属)
?類似種の可能性もある。
4枚目:斑入りの
アオキ(Aucuba japonica,ミズキ科 アオキ属)
。スターダストという品種らしい。
塚ノ杁池へ(名古屋市),10:52
左の高台に休憩所がある。
塚ノ杁池へ(名古屋市),10:52
むかるみがあった。最近雨が降ったようだ。
前方に見えてきたのがシダレザクラの里だ(名古屋市),10:53
2枚目:現在地を確認。
2016年03月の様子(2016.03.30,11:22撮影)。
シダレザクラの里へ(名古屋市),10:53
遠くが一段高くなっている。あそこは堰堤で,その先に塚ノ杁池がある。
その手前がシダレザクラの里だ。親子連れの姿が見える。
これまではこの辺にはほとんど人影が無かったが,今日はあちこちに人の姿があった。
いたかの森,シダレザクラの里へ(名古屋市),10:53-10:54
遊歩道の脇に一輪だけだが,見かけない花が咲いていた。
これは
チリアヤメ(ハーベルチア,Alophia amoena, Herbertia lahue, H. amoena,アヤメ科 チリアヤメ属,注)
。大正時代にやってきたらしい。
注:最初にこの植物の名前を見つけた図鑑には「チリーアヤメ」(Chilean iris)と書いてあった。
しかし,ネットで検索すると,「チリーアヤメ」もあるにはあるが,圧倒的多くは「チリアヤメ」という表記だった。
原産国の一つにチリの名前があるので,意味的には「チリー」と伸ばすよりも「チリアヤメ」とした方がよいように思う。
「チリー」だと国名以外に別の意味があるように思えてしまうからだ。
いたかの森,シダレザクラの里へ(名古屋市),10:54
これは
ムラサキカタバミ(Oxalis corymbosa,カタバミ科 カタバミ属)
。あちこちで咲いていた。
シダレザクラの里へ(名古屋市),10:55
1,2枚目:パノラマ撮影。
塚ノ杁池へは右だが,ひとまず左へ進んでシダレザクラの里へ。
2015年11月の様子(2015.11.12,11:36撮影)。
いたかの森,シダレサクラの里(名古屋市),10:55
遠目にはシバザクラのように見えたが,写真をよく見ると違っていた。
これは
イモカタバミ(Oxalis articulata,カタバミ科 カタバミ属)
というようだ。
さきほどのムラサキカタバミと比べると,花が大きい。
花が大きいハナカタバミというのもあるらしいが,ハナカタバミはムラサキカタバミと同様,花の中心部が白いのに対して,
イモカタバミはこの画像のように,花の中心部が濃い赤色をしているのが特徴らしい。
色々いて大変だ。
いたかの森,シダレサクラの里(名古屋市),10:55-10:56
マツバウンラン(Linaria canadensis,ゴマノハグサ科 ウンラン属)
いたかの森,シダレサクラの里(名古屋市),10:56-10:57
いたかの森,シダレサクラの里(名古屋市),10:58
塚の杁池へ(名古屋市),10:59
いたかの森,塚の杁池へ(名古屋市),11:00
3枚目:手前で導電率を測定。
導電率は 65 μS/cm(23.5℃)だった。
「こもれび池」の導電率は 70 μS/cm(22.5℃)に比べると導電率は若干下がり,温度が1℃高くなっていた。
温度の違いは,ここが「こもれび池」に比べて日当たりが良いのが原因だろう。
2015年11月の様子(2015.11.12,11:37撮影)。
ここも前回(2015.11.12)は原生生物は多くなかったのだが,
せっかくなので
採集(いたかの森,シダレサクラの里)。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas sp.),
ウチワヒゲムシ(Phacus smulkowskianus),
トラケロモナス(
Trachelomonas oblonga,
T. pusilla),
小型鞭毛虫数種,
ディフルギア(
Difflugia sp.),
トリネマ(Trinema lineare),
Assulina,
リトノタス(Litonotus sp.),
ウロトリカ(Urotricha),
コレプス(Coleps hirtus),
棘毛類繊毛虫,
珪藻各種,
サヤミドロ(Oedogonium),
ヒザオリ(Mougeotia),
アオミドロ(Spirogyra),
ミカヅキモ(
Closterium acerosum),
ケズネモ(
Gonatozygon kinahani,
G. pilosum),
ユレモ(Oscillatoria princeps),
Homoeothrix,
ケンミジンコ,
遊歩道に戻り池をめざす。
道端には,色々な草花が育っていた。
これは
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見なれないイネ科の植物があった。
花穂(小穂,しょうすい)の特徴的な形からすぐに
コバンソウ(Briza maxima,イネ科 コバンソウ属)
であることがわかった。
Wikipediaには「明治時代に観賞用として導入された帰化植物」とある。
この後訪れた竜巻池では,池の周囲でものすごい数のコバンソウが繁殖していた。
2,3枚目:この小穂は,16個の小花からできているようだ。
各小花の外側の部分を外頴というらしいが,その隙間から先端が2つに分かれたオレンジ色の突起が出ている。
雌しべだ。外頴の内側に雄しべがあるようだ。
Part IV:
〜いたかの森,塚ノ杁池(1)
2016.05.15, 11:00 - 11:10