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2015.10.10, Part VI

鳥子平

登山口まで戻った(福島市),12:48
1枚目:今度は斜め向いにある鳥子平へ。 前回ここから景場平へ向ったのは10:49,今回は11:28でスタートは39分も遅かったが, ここへ戻ったのはほぼ同時刻になった。 前回は雨が降り,途中には残雪もあったので遅れたのは当然なのだが,,。 それでも40分近く短縮できたのは嬉しい。この後が楽になる。
2枚目:2009年06月の様子(2009.06.14,12:47撮影)。

鳥子平へ(福島市),12:49
1,2枚目:車道を横断して斜め向いにある鳥子平の入口へ。
1枚目:入口の左にあった案内板が無くなっている。どうしてだろう?


2009年06月の様子(2009.06.14,12:48撮影)。

鳥子平へ(福島市),12:50
1枚目:途中にある小さな沢。前回(2枚目)は水が流れていたが,今回は涸沢になっている。
2枚目:2009年06月の様子(2009.06.14,12:49撮影)。

木道が現れた(福島市),12:51

鳥子平の手前で木道は二股に分かれている,今回は右へ(福島市),12:52
前回,左には木道が無かった(下段)。
前回は分岐の前,とくに木道がなかった左側はその先までルート沿いに コバイケイソウが群生していた(下段)。 しかし,9年後の今,コバイケイソウは影も形もない。 すべて笹に置き換わっている。 木道を設置したことが原因かは不明だが,こうして少しずつ湿原が狭まっていくのだろう。


2009年06月の様子(2009.06.14,12:51撮影)。

鳥子平に到着(福島市),12:52

2009年06月の様子(2009.06.14,12:51撮影)。

前方に見える高山を撮影(福島市),12:52
ここから高山に登る登山道がある。
あの山の反対側に 麦平 がある。

鳥子平(福島市),12:52
湿原の南側にある大きな池塘。浮島?もある。


2009年06月の様子(2009.06.14,12:51撮影)。
この時は雨が降っているため,水位が上昇して木道際まで池が広がっていた。
水底を見ると枯草がたくさんあるのがわかる。

鳥子平,池の水底を望遠撮影(福島市),12:53
水底を見ると,なにやら緑色のものがたくさんあった。水底全体を広く覆っている。 最初はカワモヅクかと思ったが,どうも様子が異なる。 もしかしたら 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) かも知れない。しかし,残念ながら木道からはこれ以上近付けない。 カップ付き指示棒を使っても,水深がかなりあるので水底まで届きそうにない。
もしこれらが本当にStentor pyriformisだとしたら,膨大な量の細胞がここにはいることになる。 以前, 鬼怒沼湿原 で何度か遭遇した状況を思い出した(下段)。


2009年07月の様子(2009.07.29,14:44-14:46撮影)。
1枚目:今回の鳥子平の池塘の水底とよく似ている。
2枚目:カメラを水面ギリギリに近付けて水底を撮影。ものすごい数(細胞数)だ。
本来貧栄養のはずの湿原でこれほど増殖できることに,この時は驚いた。
3,4枚目:サンプリングチューブに入った Stentor pyriformis。 じつは,このうち,3枚目のサンプルは, 翌日,大学へ着いて観察しようとしたところ,ほぼすべての細胞が死滅していた(4枚目のサンプルは無事だった)。 死滅した原因は,たくさんの細胞を狭いチューブの中に入れたことで起きた酸欠の可能性が高い。 以後は,細胞を入れ過ぎないように心掛けている。 それほどこのラッパムシはたくさんいる,ということだ。。。

鳥子平(福島市),12:53
と思って,さきほど景場平で使用した後,カップ部分だけをザックから出しておいたのを見ると,,,。 なんと途中で折れていた。山を下る際,カップが何かにひっかかりその力で折れてしまったようだ。 こうなっては縮めることができない。いずれは,曲ったところで折れてしまうだろう。 後になって,この前のカップ付き指示棒も同様な理由で壊してしまったのを思い出した。やれやれ。

鳥子平(福島市),12:56
緑色が多い場所は,木道から離れ過ぎているので,カップ付き指示棒でも届かない。 少し進んだ先で,木道に近い場所が1ケ所だけあったので,そこで採集してみた (鳥子平)
ここは水深も浅いのでカップ付き指示棒が届いたのだが,見るかぎり緑色のものはない。 肉眼では確認できないが,少しは入っているのでは,,,と期待したのだが,さて。
最初の観察では,Stentor pyriformis は観察できなかったが, 10.16,捨てる前に再度,サンプル全体( 10 ml 弱)を実体顕微鏡で詳細にチェックしたところ, わずか10匹だが S. pyriformis を観察することができた。 現在はそれらを大事に育てているところ。

鳥子平(福島市),12:57
う〜む,残念。

鳥子平,湿原の北側をパノラマ撮影(福島市),12:59-13:00
北側には遠目に見るかぎり池塘はない。 左折&右折して鳥子平の北端へ。
3枚目:右の先に南東にある高山(標高1804.8m)へ向う登山道がある(はず)。


2009年06月の様子(2009.06.14,12:57撮影)。

鳥子平(福島市),13:01
湿原の北側へ移動。 3枚目:右の離れた位置に池塘がある。


2009年06月の様子(2009.06.14,13:01撮影)。

鳥子平(福島市),13:01
その池塘を望遠撮影。 水があるかと思って撮影したが,表面に若干の凹凸がある。 ということはあれは水面ではなく泥のようだ。干上がる寸前なのだろう。

鳥子平(福島市),13:01
木道近くにも干上がった小さな池塘があった。 泥なら採取できるかとカップ付き指示棒を近付けてみたが,固く締まっていた。

鳥子平の北端(福島市),13:02
ここから先はスカイライン沿いの遊歩道が続いているはず。 前回(2009.06.14) 同様,ここを通って浄土平方面へ行くのは止めた。 雨は降っていないが,ここまでもあちこちぬかるんでいたので,おそらくこの先もぬかるんでいるはず。 それに前回同様,曇っているし・・・。 ただし,今回のスカイラインはものすごく車が多い。スカイラインは歩道部分が狭いので,十分注意して歩く必要がある。
2枚目:2009年06月の様子(2009.06.14,13:02撮影)。
この時は樹林の中へ続く木道が荒れていた。 しかし,1枚目を見てわかるように,木道が新しくなっていた。

車道に戻って右折(福島市),13:07
2枚目:iPad mini で現在地を確認。
前回(2009.06.14)のタイムに基づいて,13:50までに戻れれば,あとも大丈夫はなず,と予想していた。 今回は十分余裕がある。
タイムオーバーした場合は,この後訪れる予定の栂平をキャンセルして時間調整しようと考えていたが, キャンセルする必要はなさそうだ。

Part VII: 磐梯吾妻スカイライン〜兎平駐車場
2015.10.10, 13:12 - 13:36