天工橋からの眺め,下流側(一関市),09:43
1枚目:過去の画像と比べてみた。
今回がもっとも水量が減っているのがわかるが,川岸の様子を見るかぎり,昨年の07月(下段1枚目)とほぼ同じようだ。
(画面中央付近の大岩と手前の砂利の様子が同じ)。
昨年の06月も少なめ。春(04月)と秋(10月)は多い?
2枚目:2013年04月の様子(2013.04.13,10:49撮影)。
3枚目:2012年10月の様子(2012.10.07,09:48撮影)。
1枚目:2012年07月の様子(2012.07.28,09:46撮影)。
2枚目:2012年06月の様子(2012.06.03,11:45撮影)。
3枚目:2011年10月の様子(2011.10.20,09:48撮影)。
天工橋からの眺め,上流側(一関市),09:44
前方中央(2枚目)に四阿が見える。あの手前の岩盤にたくさんの窪みがあり,雨が多い時期はあちこちに水がたまっているのだが・・・。
ここから見るかぎり水たまりはまったくない。
天工橋からの眺め,上流側(一関市),09:44
四阿付近を望遠撮影。
天工橋上流側の厳美渓へ(一関市),09:44-09:45
前回姿を消していた厳美郵便局臨時出張所が復活していた。
2013年04月の様子(2013.04.13,10:51撮影)。
2012年10月の様子(2012.10.07,09:47撮影)。
これ以前の様子はこちら。
厳美渓,厳美公園へ(一関市),09:45
厳美渓,天工橋側にある水たまりへ(一関市),09:46
ここは,前回(2013.04.13)訪れた際,それまであった水たまり(2枚目)周辺の樹木がすべて伐採されていた。
一昨年(2011)訪れた際は結構水があったが,昨年(2012)からは水は少なめだ。
今回も少ない。
2013年04月の様子(2013.04.13,10:53撮影)。
2012年10月の様子(2012.10.07,09:48撮影)。
2012年07月の様子(2012.07.28,09:49撮影)。
2012年06月の様子(2012.06.03,11:48撮影)。
厳美渓,キショウブが生える水たまり(一関市),09:46-09:47
昨年の06月(2012.06.03)は,今回よりちょうど3週間早かったので
キショウブ(Iris pseudacorus)が黄色い花をつけていた。
今回はすでに花は終わり,すべて実に変わっていた。
2012年06月の様子(2012.06.03,11:49撮影)。
厳美渓,キショウブが生える水たまり(一関市),09:48
前回同様,ここで採集(厳美渓-08)。
昨年の同時期(2012.06.03)
にはたくさんの原生生物(約90種)が観察できたのだが,果たして今回はどうだろう?
翌日以降の観察では,原生生物は,わずかしか観察できなかった。
前回(2013.04.13)も少なめだったが,今回はさらに少ない。
干上がっていることが原因だろう。
2013.09.19追記:
周囲に縦長の葉をもつ草が生えているが,同じ形の草がこの水たまりの隣にある水たまりにも生えていた
(下段2枚目,および,09:48-09:49撮影の画像1枚目)。
この後,2013.09.09に再訪した際,その葉がサジ状に変わっていた。
調べたところ,
サジオモダカ(Alisma plantago-aquatica var. orientale,オモダカ科 サジオモダカ属)
という植物だった。
幼い間は葉が縦長だが,成長すると「さじ形葉」が出てくるそうだ。
ここに写っている植物もおそらくサジオモダカだろう。
観察された生物:
ディフルギア(
Difflugia acuminata),
Lesquereusia,
珪藻各種,
エレモスフェラ(
Eremosphaera viridis,
Eremosphaera sp.),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium kayei,
P. nodosum,
ミカヅキモ(
Closterium cynthia),
ホシガタモ(
Staurastrum punctulatum?),
イボマタモ(
Euastrum ansatum,
E. egregium,
E. turgidum),
ケンミジンコ,
カイミジンコ,
厳美渓,北側へ移動して撮影(一関市),09:48
一番大きな水たまり(3枚目)とその先にあるやや小さな水たまり(2枚目)をパノラマ撮影。
1枚目:小さな水たまりの側も04月に訪れた際はかなり水が減っていたが,水量が復活していた。
2013年04月の様子(2013.04.13,10:56撮影)。
2012年06月の様子(2012.06.03,11:51撮影)。
2011年10月の様子(2011.10.20,09:56撮影)。
これは撮影方向がやや異なる。
厳美渓,やや小さな水たまり(一関市),09:48-09:49
1枚目:ここは水があるが,これまでの採集では意外と原生生物は少なめだった。
今回はどうだろう?
2枚目:ここで採集(厳美渓-09)。
意外にも今回の採集ではここが一番多く原生生物が観察できた。
水が十分あるので種ごとの細胞数が増えた結果と思われる。
他の水たまりにもいるのだろうが,細胞数が激減して観察できなくなったのだろう。
観察された生物:
キストディニウム(Cystodinium),
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
小型鞭毛虫数種,
ナベカムリ(Arcella sp.),
Lesquereusia modesta,
Lesquereusia sp.,
ハルテリア(Halteria),
ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria),
キルトロフォシス(Cyrtolophosis),
バキュオラリア(Vacuolaria virescens)?,
サヤミドロ(Oedogonium),
コウガイチリモ(
P. kayei,
P. nodosum?,
P. trabecula),
ミカヅキモ(
Closterium dianae,
C. lunula,
C. intermedium),
ツヅミモ(
C. connatum,
C. decoratum,
C. obsoletum,
Cosmarium quadratum),
ホシガタモ(
Staurastrum trifidum
初観察),
イボマタモ(
Euastrum ansatum,
E. ceylanicum,
E. turgidum),
アワセオオギ(
Micrasterias ceylanica,
M. denticulata),
ネジモ(Spirotaenia condensata),
ワムシ,
ミジンコ,
イタチムシ,
厳美渓,やや小さな水たまりの東側(一関市),09:50
1枚目:あきらかに人工的な縦長の溝の先に小さな甌穴があり,若干だが水があった。
2枚目:ここで採集(厳美渓-10)。
これより先,天工橋方向の岩のくぼみはすべて干上がっていた。
観察された生物:
小型鞭毛虫数種,
アクチノスフェリウム(Actinosphaerium),
ハルテリア(Halteria),
ツリガネムシ(Vorticella),
小型繊毛虫数種,
ユードリナ(Eudorina),
サヤミドロ(Oedogonium),
カイミジンコ,
ソコミジンコ,
1枚目:2013年04月の様子(2013.04.13,10:59撮影)。
2枚目:2012年10月の様子(2012.10.07,09:57撮影)。
3枚目:2012年06月の様子(2012.06.03,11:54撮影)。
この時は干上がっていた。
4枚目:2011年10月の様子(2011.10.20,10:00撮影)。
画面左下。
天工橋の様子(一関市),09:51
前回(2013.04.13)
は橋の下まで行ってみた(二度目)が,原生生物はほとんどいなかったので,今回はパスした。
ここでUターン。
厳美渓,元へ戻る(一関市),09:51
厳美渓,元へ戻る(一関市),09:52
最初に採集したキショウブの生えた水たまりの右,やや下がった場所にほとんど干上がりかけた水たまりがあった。
若干湿った泥があるので採集してみることにした。
厳美渓,ほとんど干上がりかけた水たまり(一関市),09:52-09:53
1枚目:ここでも過去に1度は採集したはずだが・・・(調査中)。
2枚目:水はないので,湿った泥を
採集(厳美渓-11)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
ユーグリファ(Euglypha ciliata)?,
棘毛類繊毛虫,
未同定の繊毛虫,
小型繊毛虫数種,
ヒビミドロ(Ulothrix)?,
厳美渓(一関市),09:54
暑くなってきたので,いつものように,ミネラルウォーターをザックにかけた。
厳美渓,元へ戻る(一関市),09:55
その先にも干上がりかけた水たまりがあった。
これはパス。
すでに11本も採集してしまった。
この後,須川高原へ移動してそこでも採集する予定なので,
ここでこれ以上採集すると,須川高原でサンプリングチューブが足りなくなる恐れがあるからだ。
戻ってから観察するのも大変だし・・・。
Part IV: | 厳美渓〜磐井川右岸遊歩道〜御覧場橋〜須川高原へ 2013.06.24, 09:55 - 10:45 |