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2012.07.28, Part V

国道342号沿いの小湿原

国道342号沿いの小湿原その1(東成瀬村),11:45
1,2枚目:パノラマ撮影。右折してほどなく道路の左側に窪地があり,そこが湿地になっている。 かつては池塘があったのかも知れないが,今はすでに水面は見えない。 窪地の中心部は赤く染まってみえる。モウセンゴケだ。

国道342号沿いの小湿原その1(東成瀬村),11:45
少し北側へ進んで再度パノラマ撮影。

道路脇の踏跡を辿って近付く(東成瀬村),11:45-11:46
1枚目:溝沿いにアカモノGaultheria adenothrix)の実がたくさんあった。 2枚目:マクロ撮影したつもりだったが,残念ピントが下の葉に合ってしまった。

道路脇の踏跡を辿って近付く(東成瀬村),11:46
湿地と道路沿いの潅木地帯の間に踏跡が続いているが,その途中にこんなものが。 以前からあったか否かは記録・記憶がないので不明。 同じものをこの先の立ち入り禁止の湿原でも見かけた(後出)。

国道342号沿いの小湿原その1(東成瀬村),11:46

2011年08月の様子(2011.08.20,11:40撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.10,10:48撮影)。

2007年06月の様子(2007.06.24,11:15撮影)。

国道342号沿いの小湿原その1(東成瀬村),11:46-11:47
1〜3枚目:一番近付いたところでパノラマ撮影。 日射しの違いもあるだろう(今回は全体に赤味が強く写っている)が, モウセンゴケDrosera rotundifolia)の赤い色がこれまで以上に際立つ。


2011年08月の様子(2011.08.20,11:43-11:45撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.10,10:48撮影)。

国道342号沿いの小湿原その1(東成瀬村),11:47
水は少ないが,なんとか 採集(国道342号沿いの小湿原その1)。 これまで同様,ここの原生生物艘はかなり貧弱。 他でもモウセンゴケが育つ場所ではあまり原生生物を見かけない。 高層湿原化すると原生生物は減ってしまうようだ。
観察された生物: ディフルギア( Difflugia bacilliferaD. oblonga), 珪藻各種, ミクロスポラ(Microspora), イタチムシ,

国道342号を北へ(東成瀬村),11:49
アカモノGaultheria adenothrix)の他に(数は少ないが) ヤマハハコAnaphalis margaritacea var. angustior)が目立った。
1枚目:画面の右下にシロバナトウウチソウSanguisorba albiflora)の葉がわずかに見える。 これは8月に入ると穂状の花を付けるはずだ。

一段高くなったところに国道342号沿いの小湿原その2がある(国道342号,東成瀬村),11:50

2011年08月の様子(2011.08.20,11:46撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.10,10:52撮影)。

道路脇の踏跡を辿って高台に上がる(東成瀬村),11:50

国道342号沿いの小湿原その2(東成瀬村),11:50
ミツガシワMenyanthes trifoliata)の葉はまだ青々としている。 池塘の周囲にはワタスゲEriophorum vaginatum)の白もチラホラ。


2011年08月の様子(2011.08.20,11:47撮影)。

2010年08月の様子(2010.08.10,10:53撮影)。

国道342号沿いの小湿原その2(東成瀬村),11:50-11:51
近くではキンコウカNarthecium asiaticum)が群生していた。 実際はもう少し明るい黄色だが,これも赤味が着いてしまった。

国道342号沿いの小湿原その2(東成瀬村),11:52
カップ付き指示棒を使って 採集(国道342号沿いの小湿原その2)。 ここは結構いた。とくに多いというほどではないが,池塘があり,ミツガシワがあるので, 他の場合と同様,原生生物叢は豊かだ。
観察された生物: レンバディオン(Lembadion lucens), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium)短い, ボツリオコッカス(Botryococcus braunii), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum -> Haplotaenium minutum), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ツヅミモ( Cosmarium globosum), ホシガタモ( Staurastrum gracileS. senariumS. wandae), ハタヒモ(Netrium oblongum)多数, フタボシモ(Cylindrocystis), クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidusChroococcus sp.), メリスモペディア(Merismopedia), ワムシ, ミジンコ(Sida sp.),

国道342号沿いに咲く花々(東成瀬村),11:54
これは??

Part VI: 国道342号〜野鳥の森・出入口
2012.07.28, 11:55 - 12:11