秋田県道282号仁郷大湯線を西へ(東成瀬村),13:28
1〜3枚目:ほどなく右にこれから訪れる大仁郷湿原(イワカガミ湿原)が見えてくる。
大仁郷湿原,2枚に収めて望遠撮影(東成瀬村),13:28
大仁郷湿原,さらに望遠にして撮影,5枚になった(東成瀬村),13:29
1枚目:手前の茂みにピントが合ってしまったので,湿原部分はぼやけている。
画面右にある白い縦線がこれから歩く木道だ。前方のT字路(注)を右折して時計回りに湿原を歩いて(2,3枚目),
東端近くで木道は終わる(4枚目)。
4枚目:画面右下は木道を出たところにある休憩所。
撮影時には気付かなかったが,休憩所に白いヘルメットをかぶりオレンジ色の服を着た人が休んでいるのが写っている。
この人物とは,この後,私が大仁郷湿原を出て須川温泉へ戻る際にも遭遇した。地元の人だろうが,何をしていたのだろう?
5枚目:湿原の右端には浅く広がった水路がある。
注:あのT字路を右折すると,湿原を出て樹林帯の中へ入る。
途中で,西にある須川湖&キャンプ場へ向かうルートと,北にある「野鳥の森」へ向かうルートに分かれる。
これまでに二度(2005.7.24,
2007.6.24)あのT字路を左折して,
「野鳥の森」を目指したが,二度とも失敗している。
最初(2005.7.24)は,既述したように,途中で道を間違ってしまった。
そして,二度目(2007.6.24)は,途中の橋が壊れていたため,先に進むのを断念して引き返した。
秋田県道282号仁郷大湯線を西へ(東成瀬村),13:30
大仁郷湿原へ向かうには,前方(左の道路脇に立つ看板の斜め向い)を右折するが,
この時,前方からこちらへ向って歩いて来るヘルメットを冠った消防隊員らしき男性3人の姿が目に入った。
この道の先には須川湖があるが,さらにその先には秣岳の登山口がある。・・・。
これも既述したように,野鳥の森湿原に行く途中,そして湿原を散策している間中,秣岳の方向から,
長い間,ヘリコプターが飛ぶ音が聞こえていた。
この頃になると,ヘリコプターの音はしなくなっていた。
もしかすると,遭難者(ないし怪我人)の救助が終わり,救助にあたった消防隊員達が秣岳から戻ってきたのかも知れない。
右折するとこのような湿原へ降りて行く道がある(東成瀬村),13:31
1枚目:前回(2枚目)は左側にあった「熊に注意」の看板がない。前に落ちているのがそれ?
右端にあった「車両乗入禁止,秋田県」の看板も支柱だけ残して消えていた。
2枚目:前回の様子(2010.08.10,13:08撮影)。
坂を下るとその先で湿原を周回する遊歩道にぶつかる,ここは左へ(東成瀬村),13:32
周回路に出たところで左前右をパノラマ撮影(東成瀬村),13:32
前に見えているのは,湿原の南側にある乾燥した草地。
1枚目:湿原の入口は左前方にある(右からも入れるが)。
左の遊歩道を歩いて湿原の入口へ向かう。
前回の様子(2010.08.10,13:10撮影)。
この時,四阿は姿を消していた。
前々回の様子(2007.6.24,09:25撮影)。
この時は,右に四阿があった。
大仁郷湿原へ(東成瀬村),13:33
遊歩道の近くにあったコバギボウシ(Hosta albo-marginata)。
ここは日当たりが良いせいか,さきほどいた野鳥の森湿原ではまだ花が咲いていたが,
ここではすでに実に変わっている。
大仁郷湿原へ(東成瀬村),13:33
花が終わった直後のものもあった。
大仁郷湿原,木道が現れた,ここからが湿原地帯だ(東成瀬村),13:34
前回の様子(2010.08.10,13:11撮影)。
大仁郷湿原,木道入口近くの様子,以前と変わらずに水がある(東成瀬村),13:34
前回の様子(2010.08.10,13:11撮影)。
大仁郷湿原,入口近くの木道脇の様子(東成瀬村),13:34
前回(下段)多少ドロリとしていたので採集してみたが,原生生物はあまりいなかった。
今回は,水は澄み,水底の白い砂がくっきり見えた。
コケらしきものはあるが,原生生物はいそうにないので,ここはパス。
前回の様子(2010.08.10,13:12-13:14撮影)。
大仁郷湿原,少し進んだところで木道にしゃがんで撮影(東成瀬村),13:35
2枚目:若干位置は違うが,前回の様子(2010.08.10,13:14撮影)。
3枚目:前々回の様子(2007.06.24,09:32撮影)。
大仁郷湿原(東成瀬村),13:35-13:36
1枚目:この辺の水底は一部にコケが繁茂し,それ以外は白い砂が露出しているが,
全体を黒々した水垢のようなものが覆っていた。
2枚目:一部,白い部分をピペットで削ると,下にはやや緑色がかったモヤモヤしたものもあった。
3枚目:黒々した部分と緑色がかったモヤモヤを
採集(大仁郷湿原-1)。
翌日の観察の結果,これらは糸状藻類の
ミクロスポラ(Microspora)
が大量発生したものだった。黒々した部分はすでに死滅したミクロスポラの塊で,
やや緑色がかったモヤモヤはまだ死んでいないミクロスポラだった。
ミクロスポラがこれほど大量に発生するのは珍しい。
また,何故,死んで黒く変色したのだろう。普通は細胞壁だけが残るので白く(=透明)見えるのだが,,。
不思議だ。水に硫黄成分でも含まれているのだろうか?
ただし,他の原生生物はほとんどいない。
観察された生物:
ミクロスポラ(Microspora)多数,
ワムシ,
大仁郷湿原(東成瀬村),13:36
1〜3枚目:上とほぼ同じ位置で周囲をパノラマ撮影。
大仁郷湿原(東成瀬村),13:37
木道の右側では,白い砂礫が露出している。
大仁郷湿原(東成瀬村),13:37-13:38
水底に灰色がかった緑色のヘドロがある場所もある。
これはアオコかな?と思って採集してみたが
(大仁郷湿原-2),予想と違っていた。
ヘドロの大部分は,昆虫か何か動物の糞塊だった。小さな糞塊が大量に堆積していたのだった。
これもなんとも不思議だ。ここも,原生生物はごくわずか。
観察された生物:
ミドリムシ(Euglena mutabilis),
ペラネマ(Peranema),
小型太陽虫,
ナベカムリ(Arcella sp.),
小型繊毛虫数種,
珪藻各種,
ミクロスポラ(Microspora),
ワムシ,
イタチムシ,
Part XII: | 大仁郷湿原(2) 2011.08.20, 13:38 - 13:46 |