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2011.08.20, Part XII

大仁郷湿原(2)

大仁郷湿原(東成瀬村),13:38
やや湿原らしい雰囲気の場所が現れた。


前回の様子(2010.08.10,13:15撮影)。

大仁郷湿原(東成瀬村),13:38
木道脇の様子。前回と比べると,ここも水は澄んでいる。 前回は多少ともドロリとして水垢らしいものもあったので採集したが,今回はパス。


前回の様子(2010.08.10,13:15-13:16撮影)。

大仁郷湿原,さらに進むとより湿原らしくなる(東成瀬村),13:39

前回の様子(2010.08.10,13:20撮影)。

大仁郷湿原(東成瀬村),13:40
ここで採集(大仁郷湿原-3)。 これまで同様,原生生物はわずか。
観察された生物: 珪藻各種, ミクロスポラ(Microspora), ミクロキスティス(Microcystis), ワムシ, イタチムシ,

大仁郷湿原,さらに進む(東成瀬村),13:41

前回の様子(2010.08.10,13:21撮影)。

大仁郷湿原(東成瀬村),13:42
ここで採集(大仁郷湿原-4)。 若干だが数が増えた。
観察された生物: ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ(Closterium idiosporum), ツヅミモ( Cosmarium oblongum ?), タテブエモ(Penium polymorphum), ハタヒモ( Netrium digitusN. oblongum多数), Bambusina brebissonii

大仁郷湿原,木道の分岐まで到達した(東成瀬村),13:43

前回の様子(2010.08.10,13:22-13:23撮影)。

大仁郷湿原(東成瀬村),13:43
既述したように,左へ行くとその先に野鳥の森があるのだが,,ここは右へ。

大仁郷湿原,木道を東へ(東成瀬村),13:43
この辺は木道の右に小さな池塘が点在する。 前回は木道脇で採集したが原生生物はあまりいなかった記憶があるので,今回はパス。


前回の様子(2010.08.10,13:23撮影)。

前々回の様子(2007.6.24,09:38-09:39撮影)。 この時は,木道の更新中で,この先は通行止めだった。

大仁郷湿原(東成瀬村),13:44

前回の様子(2010.08.10,13:25-13:26撮影)。

大仁郷湿原(東成瀬村),13:44
前回は,ここは水底の白い泥の表面が緑色をしていた(下段2枚目)。 近付くとそれは泡が混じった緑色の塊だった。これを採集して観察したところ, 緑色の正体は ミドリムシ(Euglena mutabilis) が大量増殖したものだった。 しかし,採集後2日目(8/12)にはほとんどのEuglena mutabilisは姿を消し,替りに, レプトファリンクス(Leptopharynx,注1) が大量増殖していた。Euglena mutabilisはこのどん欲な繊毛虫に皆食べられてしまったのだった。 今回もいるかと期待したが,あたりには緑色の苔らしきものはあるが,前回のような泡が混じった緑色の塊は見当たらなかった。 これまでの場所と同じで,前回のように水は淀んではおらず,澄んでいた。 最近は,大雨などの影響で,湿原を流れる水量が増し,多くの原生生物は洗い流されてしまったのだろう。


前回の様子(2010.08.10,13:26-13:28撮影)。

大仁郷湿原(東成瀬村),13:45
2枚目:前回の様子(2010.08.10,13:28撮影)。

大仁郷湿原(東成瀬村),13:45
ここは,前回(下段)は,水底全体を白い泥のようなものが覆っていたが,今回はきれいサッパリ無くなっていた。


前回の様子(2010.08.10,13:28撮影)。

大仁郷湿原,湿原の東側はやや乾燥している(東成瀬村),13:45-13:46
湿原の東端が近付くと,木道は右へカーブし南東へ向う。 この辺から先は,池塘はおろか,水たまりもない。

Part XIII: 大仁郷湿原〜須川温泉へ戻る
2011.08.20, 13:47 - 14:18