居谷里湿原,湿原東側の林道を北へ(大町市),12:24
1,2枚目:パノラマ撮影。
1枚目:右奥がこれまでここでもっともたくさん原生生物がいた場所。
その手前にこちらへ上がってくる小道がある。
これはさきほども出たハンノキ小径の出口。
そのハンノキ小径の途中に水たまりが見えたので,近付いてみることにした。
居谷里湿原,斜面を下って水たまりへ近付く(大町市),12:25
居谷里湿原,ハンノキ小径脇の水たまり(大町市),12:25
居谷里湿原,ハンノキ小径脇の水たまり(大町市),12:26
ここで採集(居谷里湿原-1)。
原生生物は少ない。一時的な水たまりのようだ。
観察された生物:
ナベカムリ(Arcella sp.),
フセツボカムリ(
Centropyxis aculeata),
ディフルギア(
Difflugia elegans),
ヒアロスフェニア(Hyalosphenia nobilis),
ディプロフリス(Diplophrys sp.),
珪藻各種,
そのまま斜面沿いを歩いて隣の採集ポイントへ行こうとしたが(大町市),12:27
2枚目:斜面ならそれほどぬかるんでいないだろうと思ったが,どこを歩いても深い泥状態。
このまま進むと,
先日(2011.4.24)のように,靴も自転車も泥だらけになる恐れが高い。
諦めて,いったん上の道路へ上がることにした。
わずかな距離だが林道を歩いて採集ポイントへ(大町市),12:28
2枚目:3年前の様子(2008.06.01,12:30撮影)。
ふたたび斜面を降りて水辺へ近付く(大町市),12:29
少ししか離れていないが,この辺の斜面は乾いていて靴に泥が着くことはない。
4年前の様子(2007.06.04,12:29撮影)。
居谷里湿原,林道脇の水たまり(大町市),12:29
1〜3枚目:パノラマ撮影。
左から4つまでがこれまでの採集ポイント。4番目の先にも水辺があるのだが,近付けそうにない。
3年前の様子(2008.06.01,12:31撮影)。
居谷里湿原,林道脇の水たまり(大町市),12:30
これまで同様,まずは一番左(南)と左から二番目の水たまりの間へ。
居谷里湿原,林道脇の水たまり(大町市),12:30
まずは一番左で採集(居谷里湿原-2)。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas ovata),
ウチワヒゲムシ(Phacus helikoides),
トラケロモナス(Trachelomonas caudata),
アスタシア(Astasia sp.),
カリキモナス(Calycimonas physaloides),
小型鞭毛虫数種,
小型アメーバ,
ナベカムリ(
Arcella gibbosa,
A. mitrata),
ディフルギア(
Difflugia pyriformis),
ディプロフリス(Diplophrys sp.),
アスピディスカ(Aspidisca),
ウロトリカ(Urotricha),
ツリガネムシ(Vorticella),
シヌラ(Synura),
マルロモナス(
Mallomonas mesolepis,
Mallomonas),
バキュオラリア(Vacuolaria virescens),
グロエオモナス(Gloeomonas tecta),
ミクロスポラ(Microspora),
ゲミネルラ(Geminella),
グロエオチロプシス(Gloeotilopsis),
ヒザオリ2種(Mougeotia),
アオミドロ(Spirogyra),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium trabecula),
ミカヅキモ(
Closterium intermedium,
C. kuetzingii,
C. lunula,
C. striolatum),
ミジンコ,
ケンミジンコ,
居谷里湿原,林道脇の水たまり(大町市),12:31-12:32
次はその隣の水たまりで採集(居谷里湿原-3)。
観察された生物:
クリプトモナス3種(Cryptomonas sp.),
ミドリムシ(
Euglena oxyuris,
Euglena sp.),
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
コアノキスチス(Choanocystis),
ナベカムリ(Arcella vulgaris,
ディフルギア(
Difflugia 棘が3つ,2本が両横1本が頂点
初観察),
共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus),
リトノタス(Litonotus小型),
ウロトリカ(Urotricha platystoma),
ホロフリア(Holophrya),
ウロレプタス(Uroleptus),
ストケシア(Stokesia sp.),
ディセマトストマ(
Disematostoma bütschlii,
Disematostoma minor),
ヒスチオバランティウム(Histiobalantium natans),
キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum),
棘毛類繊毛虫,
シヌラ(Synura),
マルロモナス2種(Mallomonas),
サヤツナギ(Dinobryon sertularia),
バキュオラリア(Vacuolaria virescens),
グロエオモナス(Gloeomonas tecta),
ツルギミドロ(Draparnaldia glomerata),
ミカヅキモ(
C. kuetzingii,
C. wallichii?),
ユレモ(Oscillatoria),
ワムシ,
元へ戻る(大町市),12:32
2枚目:途中に火を燃やした跡があった。
居谷里湿原,今度は右側の2つの水たまりへ(大町市),12:33
左が3番目,右が4番目の水たまり。
居谷里湿原,林道脇の水たまり(大町市),12:33
1,2枚目:パノラマ撮影。
今回はやや水が多い。木の根付近の乾いた部分(1枚目)を探して奥へ。
居谷里湿原,林道脇の水たまり(大町市),12:34
(左から)3番目の水辺で採集(居谷里湿原-4)。
観察された生物:
クリプトモナス(
Cryptomonas ovata,
C. platyuris,
Cryptomonas sp.),
ミドリムシ(Euglena sp.),
ウチワヒゲムシ(Phacus longicauda),
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
アカントキスチス(Acanthocystis penardi),
小型太陽虫,
ナベカムリ(
Arcella gibbosa,
Arcella vulgaris),
プラギオフリス(Plagioprys sp.),
トリネマ(Trinema sp.),
共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus),
コレプス(Coleps incurvus),
ウロトリカ(Urotricha),
ヒスチオバランティウム(Histiobalantium natans),
キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum),
小型繊毛虫数種,
シヌラ(Synura),
マルロモナス(
Mallomonas mesolepis),
珪藻各種,
ミクロスポラ(Microspora),
ツルギミドロ(Draparnaldia glomerata),
ヒザオリ(Mougeotia),
ミカヅキモ(
Closterium intermedium,
C. kuetzingii),
ユレモ(Oscillatoria),
センチュウ,
居谷里湿原,林道脇の水たまり(大町市),12:35
(左から)4番目の水辺で採集(居谷里湿原-5)。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas ovata),
ミドリムシ(Euglena sp.),
ウチワヒゲムシ(Phacus longicauda),
レポキンクリス(Lepocinclis ovum),
トラケロモナス(Trachelomonas caudata),
アカントキスチス(Acanthocystis penardi),
ナベカムリ(
Arcella gibbosa,
Arcella sp.),
ディフルギア(
Difflugia mammilaris),
クアドルレラ(Quadrulella symmetrica),
ウロトリカ(
Urotricha platystoma,
Urotricha),
アスピディスカ(Aspidisca),
フロントニア(Frontonia細長い),
ディセマトストマ(Disematostoma minor),
ロクソケファルス(Loxocephalus sp.),
マルロモナス(
Mallomonas papillosa,
Mallomonas),
バキュオラリア(Vacuolaria virescens),
珪藻各種,
グロエオモナス(Gloeomonas tecta),
ミクロタムニオン(Microthamnion strictissimum),
ヒザオリ(Mougeotia),
ミカヅキモ(Closterium kuetzingii),
ユレモ(Oscillatoria),
ワムシ,
居谷里湿原,採集を終えて林道へ上がる(大町市),12:38
2枚目:すぐ近くにある「居谷里一番水」。
4年前(2007.06.04)に比べると水量がかなり多い。
前回より3週間弱前になるので,まだ雪解け水が多い,ということ?
4年前の様子(2007.06.04,12:38-12:39撮影)。
Part X: | 居谷里湿原〜稲尾沢川沿いを西へ〜木崎湖南端へ 2011.05.15, 12:40 - 12:57 |