途中に湖岸に近付ける場所がある(中津川市),12:24
2015年05月の様子(2015.05.30,12:08-12:09撮影)。
まずは湖岸へ(中津川市),12:24
前方から人声がした。この画像では木の影になっているが,ボートに乗って釣りをしている人がいた。
このため,湖岸でパノラマ撮影したかったが止めた。代わりに前回の写真を以下に示す。
この後,乗馬の一団がやってきて,その人達との話し声が聞こえてきた(後出)。
どうやらブラックバスを釣っているらしい。
2015年05月の様子(2015.05.30,12:09撮影)。
湖岸を左(東側)へ移動(中津川市),12:25-12:26
1枚目:前回は干上がっていた場所だが,今回は樹木の近くまで水があった。
この写真を撮るすこし前,左側にある遊歩道を乗馬の一団がこちらへ向ってきた。
しばらくすると,さきほど降りてきた湖岸へやってきて,上記のように,ボートで釣りをしていたグループと話し始めた。
どうやら馬に水を飲ませるためにやってきたようだ。
やがてボートは,湖岸から離れていった。
2枚目:水垢が結構あったので,
採集(保古の湖北岸-01)。
3枚目:導電率は 23μS/cm(27.2℃)。
さきほど測定した西岸と同じだ。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
ウロレプタス(Uroleptus),
レンバディオン(Lembadion lucens),
ツリガネムシ(Vorticella cylindrica),
珪藻各種,
ブルボケーテ(Bulbochaete),
ヒザオリ(Mougeotia),
アオミドロ(Spirogyra),
小型ツヅミモ(Cosmarium sp.),
小型ハタヒモ(Netrium digitus),
ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens var. tatrica),
ユレモ(Oscillatoria sp.),
ワムシ,
2015年05月の様子(2015.05.30,12:10撮影)。
保古の湖北岸(中津川市),12:27
1枚目:なにやら丸いものが浮いていた。
2枚目:これは?繊維状のものが固まっている。
馬の糞?にしてはかなり細い草の固まりだが,,,。
保古の湖北岸からの眺め(中津川市),12:27-12:28
4枚目:この時は,先頭の馬がやってきて,ボートに乗った人達と話していた。
この後,後からやってきた馬も湖岸へ近付き,水を飲み始めた。
急に賑やかになった。
保古の湖(中津川市),12:29
1枚目:さらに東側へ移動して
採集(保古の湖北岸-02)。
2枚目:導電率は 22μS/cm(26.5℃)。
観察された生物:
フセツボカムリ(
Centropyxis ecornis),
コレプス(Coleps),
ウロトリカ(Urotricha platystoma),
レンバディオン(Lembadion lucens),
珪藻各種,
ミカヅキモ(
Closterium dianae),
ツリガネムシ(
Vorticella cylindrica,
Vorticella sp.),
アオミドロ(Spirogyra),
ホシガタモ(
Staurastrum connatum),
ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens var. tatrica),
イタチムシ,
保古の湖北岸,道路へ戻る(中津川市),12:29-12:30
1枚目:上記のように,この頃になると湖岸には数頭の馬がいて水を飲んでいた。
ボートの姿はすでにない。
乗馬の一団には指導員らしき男性がいて,他の乗馬した人達を案内してきたようだ。
後で調べると,ここから7, 8 km南に乗馬クラブがあった。
そこからここまで馬で来たのかは不明。やや遠すぎる気がするが,,,。
2〜4枚目:湖岸沿いに赤い花があった。
これは前回は根の上湖側で見た花だ(下段)。この後も何度か遭遇した(後出)。
前回は
チチブドウダン(Enkianthus cernuus var. matsudae,ツツジ科 ドウダンツツジ属)
かと思ったが,,。今回調べると
ベニドウダン(Enkianthus cernuus f. rubens,ツツジ科 ドウダンツツジ属)
というのがより似ていることに気づいた(注)。
ベニサラサドウダン(Enkianthus campanulatus var. palibinii,ツツジ科 ドウダンツツジ属)
というのもあるが,これとベニドウダンは別らしい。
サラサドウダン(Enkianthus campanulatus,ツツジ科 ドウダンツツジ属)
は花に赤い縦筋(更紗)が入っている他に,花の形が釣鐘状で先端がやや外へ開いている。花柱が花冠から突き出ないというのも特徴らしい。
ベニドウダンは花柱が花冠から突き出ている。
ドウダンツツジ(Enkianthus perulatus,ツツジ科 ドウダンツツジ属)
というのもあるし,なかなかややこしい。
注:チチブドウダンの方が花の赤味が強く,西日本に分布するのに対して,
ベニドウダンはやや赤味が薄く,東日本に分布するとされるが,
チチブドウダンとベニドウダンを同一とする見方もある。
2015年05月の様子(2015.05.30,12:48撮影)。
このまま車道へ出るつもりだったが(中津川市),12:31
手前右に展望用の短い遊歩道(周回路の一部)がある。前回もそこを通ったので,今回も通ることにした。
保古の湖(中津川市),12:32
こうして比較すると,前回はだいぶ水位が下がっていたのがわかる。
保古の湖は農業用の溜池だそうだが(注),前回は今回より8日後なので,農業用水として使われて減った分もあるだろう。
ただし,昨年は今年より降水量(→貯水量)が少なかったのかも知れないが。
注:乗車したタクシーの運転手によると,根の上湖は溜池だと話していた。
しかし,地形的にみて,溜池ができる以前からこの辺(両湖とその周辺)は窪地になっているので,池や湿地があったと推察できる。
とすれば,古くからある水辺なので原生生物もそれなりにいるのでは,と期待しているのだが,,,。
10年以上前だが,宮城県にある
化女沼
という大きな溜池を訪れたことがある(2003.11.3, 2006.10.29)。ここは農業用の溜池になる以前から沼があったことが知られていた。
そのため,見た目は人造の溜池だが,岸辺近くには結構な数(種数)の原生生物がいた。
2015年05月の様子(2015.05.30,12:12撮影)。
ふたたび保古の湖の北岸沿いを東へ進む(中津川市),12:33
保古の湖の北岸沿いを東へ(中津川市),12:36-12:37
歩道と車道の間で
キュウリグサ(Trigonotis peduncularis,ムラサキ科 キュウリグサ属)
が開花していた。
ここで車道と周回路が別れる,右へ(中津川市),12:37
1,2枚目:パノラマ撮影。
当初は右の先にある四阿からの景色を撮影した後,左の車道へ戻り,舗装道を通って根の上湖へ向う予定だった。
というのは,前回は,ここから根の上湖までは右の周回路を通ったのだが,そこは景色は良いのだが,とくに採集ポイントは無かったからだ。
左の舗装道はまだ通ったことがない。そのうえ,根の上湖にある湿地へ向うには左を通った方が近道だし,
途中に採集ポイントがあるかも知れない。
ということで,とりあえず右の先にある四阿まで行った後は,ここまで戻ろうとしたのだが,,,。
右に入り坂を下ると前方に保古の湖が見えてくる(中津川市),12:38
Part VIII: | 保古の湖見晴台〜保古の湖東端〜根の上湖へ 2016.05.22, 12:39 - 12:51 |