保古の湖の西側を北へ進む(中津川市),11:40
1枚目:傾斜がややきつくなったためか,階段が現れた。
2枚目:iPad mini で現在地を確認。
木製橋を渡る(中津川市),11:41-11:42
1枚目:かなり新しそうな橋だ。
最初の木製階段も新しそうだった。両者とも,ごく最近,整備(というか更新?)されたのだろう(注)。
木製階段があったのは恵那市,この辺は中津川市だ。
ということは,この根の上高原は共同で維持管理されている?
注:後出する「保古の湖案内図」には,
「保古の湖周辺は,県営農村環境整備事業(水環境整備型)保古の湖地区で整備を行いました。(農林水産省補助事業)」
と書かれていた。県営農村環境整備事業というのはなつかしい言葉だ。
栃木県の田川サイクリングロード沿いにある
県営水環境整備事業神主地区(上三川町)
をこれまで何度も訪れているからだ。
表現は若干異なるが,「環境との調和に配慮した農業農村整備事業」の一つだろう。
橋の下は・・・(中津川市),11:42
ほぼ干上がっていた。
すぐ先にも2つの木製橋があった(中津川市),11:42
このように橋が多い=沢が多い,ということは,近くに湿地があってもおかしくない,ということだが,,。
間もなく樹林帯をぬける(中津川市),11:43
1〜3枚目:やや広々してきた。前方が明るい。
4枚目:iPad mini で現在地を確認。
左がおそらく「湿地D」だろう(中津川市),11:44
1枚目:ロープ柵の脇は薮になっているが,その奥に開けた場所があった。
2枚目:望遠撮影。どうやら湿地になっているようだ。
何の案内もないが,おそらくあそこが「湿地D」だろう。
どこかに湿地に近付ける観察デッキのような場所はないかと探しつつ,期待しつつ歩いたが,結局無かった。
左の湿地を再度,望遠撮影(中津川市),11:45
1枚目:湿地の北側には,浅い水たまりが広がっているようだ。
おそらく南西にある保古山から流れてきた水路があそこで広がって池のようになっているのだろう。
みるからに原生生物が色々いそうな場所だ。近付けないのは,惜しい。
2枚目:iPad mini で現在地を確認。
ここは,予想した位置とおおよそ一致している。
橋の先になにやら案内板のようなものが見えた(中津川市),11:46
2枚目:iPad mini で現在地を確認。
保古の湖側(中津川市),11:46
湖に流れ込む沢があった。近付こうかと付近を調べたが,薮が多くて近付けそうにない。諦めた。
案内板のある場所に到着(中津川市),11:47
1〜3枚目:案内板の手前で周囲をパノラマ撮影。
1枚目:遊歩道は前方で左に折れている。その角に案内板が立っていた。
3枚目:保古の湖側には,湖へ降りていけそうな場所があった。
「保古の湖案内図」(中津川市),11:47
案内図の右下が現在地だが,その脇に「保古の湖湿地」という名称がある(注)。
さきほど見たロープ柵の奥にある湿地(湿地D,一部水たまりになっている場所もあった)
がそれだろう。
また,この時は気づかなかったが,左下の説明には
「胞山(えなさん)県立自然公園」という名前がある。
胞山というのは,現在の恵那山の古名らしい。
注:既述したが,案内図の右下には,
「保古の湖周辺は,県営農村環境整備事業(水環境整備型)保古の湖地区で整備を行いました。(農林水産省補助事業)」
と書かれている。県営農村環境整備事業というのはなつかしい言葉だ。
栃木県の田川サイクリングロード沿いにある
県営水環境整備事業神主地区(上三川町)
をこれまで何度も訪れているからだ。
保古の湖(中津川市),11:48
1枚目:水位が下がっているのだろう。普段は水中にあるため草木の生えていない場所が広がっていた。
2枚目:左を見ると,湖に向って流れる浅い水路があった。
保古の湖(中津川市),11:48-11:49
1〜3枚目:水路の全景をパノラマ撮影。
1枚目:水路の先はどうなっているか確認できなかったが,
一部はさきほどの湿地から流れ出た水が含まれているかも知れない。
保古の湖(中津川市),11:49-11:50
1枚目:水量は少ないがわずかな流れがある。
水の流れが少ないためだろうが,大量の水垢がたまっていた。
一部腐っているようにも見えた。
2枚目:その水垢を
採集(保古の湖-01)。
翌日(2015.05.31)の観察では,大型の接合藻がたくさんいた。
普通,こういった場所(水流のある場所)では見られないものばかりだ。
おそらく,さきほどの湿地(湿地D)から流れ出た原生生物がここに滞留しているのだろう(注)。
湿地で採集できなかったので,助かった。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas sp.),
小型鞭毛虫数種,
マヨレラ(Mayorella),
フセツボカムリ(
Centropyxis)?,
ディフルギア(
Difflugia elegans,
Difflugia sp.),
レンバディオン(Lembadion lucens),
未同定の繊毛虫(外見はフロントニアだが,先端が曲る),
珪藻各種,
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
ヒザオリ(Mougeotia),
ミカヅキモ(
Closterium abruptum,
C. cynthia,
C. dianae,
C. gracile,
C. intermedium,
C. kuetzingii,
C. ralfsii,
C. toxon),
ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens),
ミジンコ,
注:似た経験をかつて(2005.5.8,
2006.04.29),
小田貫湿原(静岡県)で経験した。
Part V: | 保古の湖北岸沿いを東へ 2015.05.30, 11:51 - 12:03 |