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2012.09.22, Part IV

黒谷地湿原(2)

黒谷地湿原,笹薮と潅木の間を通る(八幡平市),11:58
2枚目:2011年06月の様子(2011.06.12,10:10撮影)。 この時は残雪に覆われていて,笹薮すら姿が見えなかった。 3枚目:2010年10月の様子(2010.10.02,11:48撮影)。 4枚目:2007年08月の様子(2007.08.23,11:49撮影)。

黒谷地湿原,やや視界が広がる(八幡平市),11:59

木道の間には溝ができている(八幡平市),11:59
1枚目:2年前(2枚目)は水が流れていたのだが,,今回はただの窪み(かつての踏跡?)になっている。 2枚目:2010年10月の様子(2010.10.02,11:49撮影)。

黒谷地湿原(八幡平市),11:59
やや広々した湿原が現れた。

黒谷地湿原(八幡平市),12:00
1〜3枚目:ここは木道の右側にいくつかの池塘がある。 2枚目:右の細長い池塘は,今回は水位が下がっているので水際が遠のいてしまった。 しかし,2010年10月と比べると,面積はほぼ同じか,むしろ広がっているくらいだ。 入口近くの池塘は水位が下がったことで干上がっているものが目立ったが,この辺はあまり関係ない?


2011年06月の様子(2011.06.12,10:13撮影)。

2010年10月の様子(2010.10.02,11:50撮影)。

黒谷地湿原,茂みに入る手前にもやや小さな池塘がある(八幡平市),12:00

2011年06月の様子(2011.06.12,10:15撮影)。
この時はサンプルを途中で失ってしまい観察できなかった。

1枚目:2010年10月の様子(2010.10.02,11:50撮影)。 2枚目:2007年08月の様子(2007.08.23,11:51撮影)。

黒谷地湿原(八幡平市),12:01
ここは前回は上記の理由で不明だが,2010年,2007年ともに 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis), が観察できた。今回はどうだろう?ということでカップ付き指示棒を使って 採集(黒谷地湿原-04) 今回もしっかりいた。
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas sp.), ディフルギア( Difflugia oblonga), アミカムリ(Nebela carinata), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis), 珪藻各種, エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), カメガシラモ( Tetmemorus granulatusT. laevis), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum = Haplotaenium minutum), sミカヅキモ( Closterium abruptum)S, ツヅミモ( Cosmarium globosumC. quadrifarium), C. subtumidum, ホシガタモ( Staurastrum hystrixS. wandaeStaurastrum sp.), イボマタモ( Euastrum crassumE. cuneatum), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), ハタヒモ( Netrium digitus), タテブエモ(Penium sp.), クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), シネココッカス(Synechococcus), メリスモペディア3種(Merismopedia), ユレモ(Oscillatoria sp.), Hapalosiphon, ワムシ, ミジンコ, ケンミジンコ,

黒谷地湿原(八幡平市),12:02
1枚目:ふたたび水路(沢?)を渡るが,,。 2枚目:ここにはしっかり水があった。ただし,あまり流れているようには見えない。 いずれにせよ,さきほどの池塘の様子からも,この辺では例年通り水位が保たれているようだ。 とすると,入口付近の水位の低下が何故起きたかが気になる。 3枚目:水底を見ると,丸くなり泥をかぶった カワモヅク(Batrachospermum) がいた。

黒谷地湿原(八幡平市),12:03
ふたたび水路を渡ったが,ここは水が無かった。

熊の泉(八幡平市),12:03
2枚目:3本ある水の出口を見ると右の1本からチョロチョロと流れ出ているだけ。他は止まっていた。 2年前のこの時期(正確には10日後,2010.10.02,下々段)は勢いよく水が出ていた。 やはり水位が下がっている?


2011年06月の様子(2011.06.12,10:18-10:19撮影)。

2010年10月の様子(2010.10.02,11:54撮影)。

2007年08月の様子(2007.8.23,11:55撮影)。

木道沿いの水路(八幡平市),12:03
1枚目:水底に藻塊がたくさんある。これもおそらく カワモヅク(Batrachospermum) だろうと思い, 2枚目:カメラを近付けてマクロ撮影。 撮影時は気づかなかったが,よく見ると画像の中央上に2つの球がくっついた形の緑色のゼリー状の物体があった。 これは共生藻を持つオフリディウム(Ophrydium) の群体だ。 一昨年(下段)は,この後訪れる八幡沼湿原で観察した(今回はいなかったが)。


2010年10月の様子(2010.10.02,12:52-12:53撮影)。

木道を北へ(八幡平市),12:03

ふたたび小湿原が広がった(八幡平市),12:04
ただし,ここには池塘がない。

黒谷地湿原(八幡平市),12:04
ここは木道の左側が裸地化している。 2枚目:2010年10月の様子(2010.10.02,11:54撮影)。

ふたたび潅木地帯へ入る(八幡平市),12:04

水路を越えるが・・・(八幡平市),12:05
ここも干上がっていた。

若干だが岩場を通る(八幡平市),12:05

ふたたび木道が現れると,前方に展望所が見え出す(八幡平市),12:05

木道を北へ(八幡平市),12:06

展望所の手前が八幡平頂上・茶臼岳分岐(八幡平市),12:06
2枚目:2011年06月の様子(2011.06.12,10:23撮影)。

Part V: 源太森東尾根〜安比湿原分岐
2012.09.22, 12:07 - 12:28