山ノ内町 志賀高原
四十八池湿原
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採集日:2007.06.17 ウオッちず で位置確認

四十八池湿原に到着(山ノ内町),11:39
2枚目:前方に四阿が見えてきた。 3枚目:四阿が近付くと,四阿とその周辺は大勢の訪問客で溢れていた。 まもなく昼になるため,皆ここで昼食をとる準備をしているところだった。

四十八池湿原(標高 1890m,山ノ内町),11:40
人の間を通り木道入口近くで湿原方向をパノラマ撮影。 画面には二人だけ写ってしまったが,この後ろには大勢の人が座って休んでいた。

四十八池湿原(山ノ内町),11:40
木道に入る前に再度撮影。

四十八池湿原(山ノ内町),11:41
前々回(2006.6.1)に比べると,さすがに ミズバショウLysichitum camtschatcense)が育っていたが, 数はそれほど多くない。花も小振りのものが多く,整った形のものが少ない。 2枚目:コバイケイソウVerantrum stamineum)。これもそれほど多くない。

四十八池湿原(山ノ内町),11:41-11:42
1枚目:木道の周囲にある池塘というか水たまり。 この辺は全体にゆるい水の流れがあるようで,これまでのサンプリング結果では原生生物はあまりいない。 2枚目:今回はどうだろうか,と思いつつ採集(四十八池湿原ー1)
観察された生物: 繊毛虫の一種, マルロモナス(Mallomonas), 珪藻各種, ケンミジンコ, ワムシ,

四十八池湿原(山ノ内町),11:42
ここでも採集(四十八池湿原ー2)
観察された生物: 珪藻各種, Coenochloris?, ミクロスポラ(Microspora), イボマタモ( Euastrum cuneatum), ダルマオトシ(Hyalotheca),

四十八池湿原(山ノ内町),11:44-11:45
1枚目:大きな水たまりを過ぎてから, 2枚目:木道脇の小さな浅い水たまりで採集(四十八池湿原ー3)
観察された生物: 珪藻各種, ハタヒモ(Netrium digitus), フタボシモ(Cylindrocystis),

四十八池湿原(山ノ内町),11:46
さらに少し先で採集(四十八池湿原ー4)。 丸太の柱の周囲にわずかだが藻塊らしきものが見える。これは分解しかかったカワモヅクだった。 ここでカワモヅクを見たのは始めて(?)。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ディフルギア( Difflugia oblonga), ユーグリファ(Euglypha tuberculata?), トリネマ(Trinema), 共生藻を持つキルトロフォシス(Cyrtolophosis), サヤツナギ(Dinobryon sertularia), 珪藻各種, サヤミドロ(Oedogonium), ゲミネルラ(Geminella), ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), カメガシラモ(Tetmemorus granulatus), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. pronum), ツヅミモ( Cosmarium globosum), ホシガタモ( Staurastrum brachiatumS. hystrixS. polymorphumS. simonyiStaurastrum sp.2種), イボマタモ( Euastrum crassumE. humerosum or E. affine ?), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), ハタヒモ(Netrium digitusN. oblongum), フタボシモ(Cylindrocystis brebissonii), メソテニウム(Mesotaenium macrococcum), Bambusina, カワモズク(Batrachospermum), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), Hapalosiphon, ワムシ, ケンミジンコ,

四十八池湿原(山ノ内町),11:46-11:48
1枚目:画面左端に木道の終点にある休憩所が見えてきた。 2枚目:その近く,潅木地帯が迫っている場所で採集(四十八池湿原ー5)。しかし水が少なくヘドロ状。 3枚目:すぐ先に多少水の多いところがあったので,その場所から水を吸い取って加えた。
1枚目: 前回(2006.10.9), この辺から先の木道は片側のみ改修が終わっていた。今回は画面のように,すでに両側とも改修が済んでいた。
観察された生物: ディフルギア( Difflugia bacillariarumDifflugia sp.), 共生藻を持つプラチオフリア(Platyophrya similis), 珪藻各種, ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ3種(Mougeotia), ハタヒモ(Netrium digitus), フタボシモ(Cylindrocystis brebissonii),

四十八池湿原(山ノ内町),11:49
木道脇に咲いていた花。 変わった形の花だが,これはミツバオウレンCoptis trifolia

四十八池湿原(山ノ内町),11:49-11:50
同じく,木道周辺に咲いていたヒメシャクナゲAndromeda polifolia)と 開花前のコバイケイソウVerantrum stamineum

四十八池湿原(山ノ内町),11:50-11:51
木道の中間点付近から湿原方向(南〜東〜北)をパノラマ撮影。 1枚目:元来た方向。2,3枚目:木道の東側に広がる湿原。池塘というよりは大きな池のようになっている。 4枚目:手前が階段になっているが,これでわかるように木道の終点付近は湿原よりも一段高い位置にある。 前方には林が広がるが,やや古い地図等をみると,現在ある湿原の東端を南北に移動する木道の他に, 湿原の北側に沿って東西に敷設された木道が描かれている。 おそらく,かつては画面の林の付近を通って西へ伸びる木道があったようだ。 階段部分はその名残りかも知れない(?)。

四十八池湿原(山ノ内町),11:53-11:54
1枚目:木道の終点にある休憩所。 2,3枚目:その先にある志賀山登山道の入口には志賀山神社の鳥居がある。

四十八池湿原(山ノ内町),11:54
鳥居の手前から湿原方向を撮影。 1枚目:左側には大沼へ向う遊歩道がある。 2枚目:右側は今歩いてきた湿原へ続く木道。

四十八池湿原(山ノ内町),11:55
休憩所から湿原入口方向を撮影。これから元来た道を戻る。

渋池へ戻る(山ノ内町),11:58
3分ほどで湿原入口まで戻る。ここから山道を辿って渋池まで戻る。 その後,ひょうたん池へ行き,さらに時間があれば山道を下って木戸池まで行くつもりなので, この後は写真撮影もせずにひたすら歩く。途中,4,5組の訪問客を追い越して先を急いだ。

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