飯山市 関田峠
古池湿原
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観察された原生生物名一覧(現在 9種)

採集日:2008.10.19 ウオッちず で位置確認

関田峠に到着(飯山市),11:30
30分弱で峠に着いた。料金は5200円ほど。 1枚目:峠の駐車場で自転車を組み立てる。前方に「←黒倉山登山道. 頂上」という案内が立っている。 これから向う古池湿原・茶屋池はその登山道から少し下がった所にある。 2枚目:駐車場の向いにある各種案内板(信越トレイルと関田峠道路改修碑文)。 3枚目:峠から見た長野県側。 手前の道標には「関田トレイル(信越トレイル)関田峠」と書いてある模様。 その先の道標は読み取れない。信越トレイルの道標には違いないはずだが。。

関田峠(飯山市),11:30
1枚目:「信越トレイル」案内板。 これは斑尾高原にある(沼の原湿原) へ行った際に各所で目にしたものだ。 2枚目:「関田峠道路改修碑文」。 3枚目:ちなみにこれが2年前,斑尾高原にある 「沼の原湿原(原生花園)」を訪れた際 (2006.6.17)に撮影した「信越トレイル」案内板。 レイアウト等は異なっている。

信越トレイルへ入る(飯山市),11:36-11:38
1枚目:駐車場の脇に上記の黒倉山へ向う登山道の入口があった。 2枚目:入口脇に立つ道標。ここには「関田峠,←鍋倉山 2.8 km」,「林野庁,NPO法人 信越トレイルクラブ」とある。 鍋倉山(標高 1288.8m)は黒倉山(標高 1242m)から稜線を少し南へ下ったところにある。 3,4枚目:この後,稜線から外れて茶屋池まで下っていくが,また峠に戻ってくるわけにはいかないので自転車と一緒に秋色に染まる登山道を進む(注)。

注:稜線の道は多少アップダウンはあるが自転車を押して歩ける程度。 しかし,この後,茶屋池へ降りていく遊歩道に入ると,何本もの倒木が道を遮り,急な傾斜の階段道などもあり, 自転車を抱えて歩かざるをえなかった。ややきつい。

信越トレイルを南西へ(飯山市),11:38-11:40

ここで左折(飯山市),11:41-11:42
1枚目:5分ほど歩くと前方に道標が見えてきた。 2枚目:その道標「←茶屋池 0.3 km」。ここは峠から 300 m地点。

茶屋池へ向けて降りて行く(飯山市),11:42-11:43
1枚目:最初は普通だったが, 2,3枚目:途中から倒れかけた木や倒木が道を遮っていた。この辺から自転車を抱えて歩かざるをえなくなる。

茶屋池へ向けて降りて行く(飯山市),11:43-11:44
やや見なれないシダが生えていた。 これはヘビノネゴザ(カナヤマシダ,Athyrium yokoscense)?

二股に分かれた遊歩道?,左へ(飯山市),11:45
茶屋池へ向う途中に古池湿原という場所があるらしいのだが,,。 と考えつつ歩いていると,突然Y字路が現れた。 枯葉で覆われているため画像ではそれらしく見えないが,よくよく見ると左右に踏跡が分かれている。 道標らしきものもないが,ここがおそらく古池湿原だろうと考え,左へ進んでみた。

茶屋池へ向う遊歩道の途中にある古池湿原(飯山市),11:46
するとほどなく前方に草原が見えてきた。ここが古池湿原らしい。 1〜3枚目:湿原に入る直前の位置から湿原方向(東)をパノラマ撮影。

古池湿原(飯山市),11:46
1〜3枚目:薮を出たところで再度,湿原方向(東)をパノラマ撮影。 一面枯れ草ばかりで,ここから池塘らしきものは見えない。 足下の地面も乾いていてちょっと見ただけではここが湿原とは思えないほど。

古池湿原,??(飯山市),11:47
右脇にかつての水たまり?らしき場所があった。若干湿り気もあるのでやはりここは湿原なのだろう。

古池湿原,踏跡を辿っていくと・・・(飯山市),11:47
遊歩道に戻ろうとしたが,踏跡が続いていたので,それを辿って少し進んでみた。 すると前方に小さな水たまりらしき場所が見えた。

古池湿原,池塘?それにしては四角い(飯山市),11:47-11:48
1枚目:やはり水たまりだった。が,何故か正方形をしている。 自然にできたものではないかも・・・。 2,3枚目:近付いてパノラマ撮影。水中はたくさんの水草(種類は??)でびっしりと埋め尽くされている。
周囲はほぼ乾燥しているのに,ここだけ深く落ち込んでいるというのは不自然。 なにより正方形をしているのが変だ。偶然こうなった可能性は否定できないが,やはり人手によるものだろう。。。

古池湿原,ひとまず採集(飯山市),11:48-11:49
1枚目:とりあえず採集(古池湿原)。 2枚目:水中の様子。 3枚目:水草を実体顕微鏡で観察してみた。 遠目にはカナダモの仲間かと思ったが,葉が輪生していない。 これは??)。
翌日の観察の結果は以下のとおり。もし,ここが池塘とするならば他に比べて非常に少ない。 また,接合藻類はヒザオリのみ。池塘に多くみられるミカヅキモ,ツヅミモ類がいない。 原生生物相は平地の池等とほとんど同じ。 この水たまりは池塘ではなく人工的なものである可能性が高い。
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas), ナベカムリ(Arcella), ディフルギア( Difflugia bacillariarum), バンピレラ(Vampyrella), ウロトリカ(Urotricha), サヤミドロ(Oedogonium), ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), ハタヒモ(Netrium digitus), ミジンコ, ケンミジンコ, イタチムシ,

古池湿原,入口近くの泥も採集(飯山市),11:51
湿原を出る途中で,さきほどの干上がった?場所で土(腐食土)を採集。 多少湿り気がある。

古池湿原(飯山市),11:52-11:53
入口付近にあった青々とした実。 これはサワフタギSymplocos chinensis var. leucocarpa f. pilosa)??

茶屋池へ(飯山市),11:54
1枚目:遊歩道から湿原方向を撮影。 2枚目:再び倒木が道を遮る。

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