瀬戸市/海上の森
篠田砂防池
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採集日:2013.05.12 ウオッちず で位置確認

篠田砂防池に到着(瀬戸市),12:34
道の先に小さな広場あった。そこでパノラマ撮影。
1枚目:池の北西端。堰堤が見える。ここも人造の池? あるいは,もとからあった池に堰堤を造って水位を上げてダム湖にしたのかも知れない。 3,4枚目:池の南東側。さきほど道側から眺めた葦原が広がっている。

篠田砂防池(瀬戸市),12:34
広場の北西側。 遠浅になっていて,水面には藻塊が浮かんでいる。

篠田砂防池(瀬戸市),12:35-12:36
1枚目:水際の様子。カメラを近付けて撮影。 2枚目:ここで採集(海上の森,篠田砂防池-01)。 人造池だと原生生物はあまり期待できないが,予想に反してたくさんの原生生物がいた。 ここは昔から池,ないしは,湿地があったのだろう。
観察された生物: エントシフォン(Entosiphon), 小型鞭毛虫数種, ナベカムリ( Arcella vulgarisArcella sp.), ディフルギア( Difflugia sp.), ユーグリファ(Euglypha sp.), ラクリマリア(Lacrymaria sp.), ウロレプタス(Uroleptus), スティコトリカ(Stichotricha), 共生藻を持つスティコトリカ(Stichotricha), ハルテリア(Halteria), コレプス(Coleps hirtus), ディセマトストマ(Disematostoma bütschlii), キルトロフォシス(Cyrtolophosis), ツリガネムシ(Vorticella), 棘毛類繊毛虫, 小型繊毛虫数種, サヤツナギ(Dinobryon sertularia), マルロモナス(Mallomonas sp.), オーキスチス2種(Oocystis), ヒザオリ(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), ホシミドロ(Zygnema)多数, ミカヅキモ( Closterium cynthiaC. dianaeC. intermediumC. toxonC. venusClosterium sp.), ツヅミモ( Cosmarium furcatospermumC. hammeriC. pandriforme), ホシガタモ( Staurastrum connatumS. forficulatumS. muticum), ハタヒモ(Netrium digitus v. lamellosum), タテブエモ( Penium margaritaceumPenium sp.), メソテニウム(Mesotaenium sp.), 未同定の糸状藻, ワムシ, ミジンコ, ケンミジンコ,

篠田砂防池(瀬戸市),12:36-12:37
今度は葦原のある南東側へ。
3枚目:案内板の脇に踏跡が続いていた。

篠田砂防池(瀬戸市),12:37
タイトルは「生物多様性観察ポイント,3c,篠田砂防池の湿性草原」。 「砂防えん堤で篠田川がせき止められてできた池です。上流部の水田跡地には広い湿地が形成され, 湿地のまわりの草原には・・・」と説明がある。 さきほど歩いた屋戸川沿いが湿地になっていたことからすると, ここも水田以前から川沿いに湿地が広がっていたと思われる。 湿地→水田→湿地ということだろう。 この後,訪れる予定の 樫原湿原 (佐賀県)と状況がよく似ている。

篠田砂防池(瀬戸市),12:37
踏跡を辿って池の南東へ。 前方に丸太が置いてあるが,その周囲が非常にぬかるんでいる。丸太の上に足を置いて先に進む。 不安定なので危うく転倒しそうになった。

篠田砂防池(瀬戸市),12:38
少し進んだところで,池の南東側をパノラマ撮影。

篠田砂防池(瀬戸市),12:39
赤茶色の水垢があった。期待して 採集(海上の森,篠田砂防池-02)。 翌日の観察では,期待したほど原生生物はいなかった。
観察された生物: クリプトモナス(Cryptomonas sp.), レポキンクリス(Lepocinclis ovum), トラケロモナス(Trachelomonas cylindrica), 小型鞭毛虫数種, ミクロトラクス(Microthorax simulans), ツリガネムシ(Vorticella), カンパネルラ(Campanella), 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, ミクロスポラ(Microspora), ツヅミモ( Cosmarium pandriforme), ケンミジンコ, センチュウ,

篠田砂防池(瀬戸市),12:39-12:40
少し戻って,青々した草の近くで 採集(海上の森,篠田砂防池-03)。 ここにも水垢があった。これまでの経験だと葦原にはあまり原生生物がいないのだが, 意外にもたくさんの原生生物がいた。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, クリプトモナス(Cryptomonas rostratiformis), スポンゴモナス(Spongomonas intestinum), リピドデンドロン(Rhipidodendron), 小型鞭毛虫数種, ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.), ナベカムリ(Arcella sp.), ディフルギア( Difflugia sp.), アミカムリ(Nebela sp.), トリネマ(Trinema sp.), アスピディスカ(Aspidisca costata), バラディナ(Balladyna), ウロトリカ(Urotricha platystoma), レンバディオン( Lembadion bullinumL. lucens), フロントニア(Frontonia depressa), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, クロロモナス(Chloromonas), サヤミドロ2種(Oedogonium), ゲミネルラ(Geminella ellipsoidea), ヒザオリモドキ(Mougeotiopsis), ヒザオリ(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), ホシミドロ(Zygnema), ハタヒモ(Netrium digitus v. lamellosum), フタボシモ(Cylindrocystis), ワムシ, ケンミジンコ,

篠田砂防池(瀬戸市),12:40
戻る途中で池の北西方向をパノラマ撮影。

篠田砂防池(瀬戸市),12:41
上と同じ位置で,再度,池の南東方向をパノラマ撮影。

左の丸太に足を置いてぬかるみを越える(瀬戸市),12:41

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