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2015.10.05, Part III

田代平湿原 (2)

田代平湿原(青森市),08:51
1,2枚目:パノラマ撮影。
木道は大きな池塘の先でやや右に折れる。

田代平湿原(青森市),08:52-08:53
その近くで 採集(田代平湿原-04)
観察された生物: ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.), 共生藻を持つスファエラストルム(Sphaerastrum), 小型アメーバ, ナベカムリ(Arcella sp.), フセツボカムリ( Centropyxis aerophila), ディフルギア( Difflugia sp.), Lesquereusia, アミカムリ( Nebela carinataN. collarisNebela sp.), ユーグリファ( Euglypha filiferaEuglypha sp.), フレンゼリナ(Frenzelina), ウロトリカ(Urotricha), フロントニア(Frontonia), 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, クレブソルミディウム(Klebsormidium sp.), ホシミドロ(Zygnema), ホシガタモ( Staurastrum johnsonii), クロオコッカス(Chroococcus sp.), ワムシ, ミジンコ, カイミジンコ, センチュウ,

田代平湿原(青森市),08:53, 08:54, 08:55, 08:55
1枚目:その先は,遠目には池塘がないように見えるが,
2枚目:近付くと,木道際に小さな水たまりが点在している。 ここでも 採集(田代平湿原-05)
今回の採集では,ここが一番,観察された原生生物の種数が多かった。
3,4枚目:iPad mini で現在地を確認。 3枚目:地図には何も描かれていないが, 4枚目:航空写真だと小さな水たまりがたくさんあるのがわかる。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ディフルギア( Difflugia bacillariarumD. claviformisDifflugia sp.1Difflugia sp.2), Lesquereusia, ユーグリファ( Euglypha sp.), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus), ウロトリカ( Urotricha platystomaUrotricha), ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria), 共生藻を持つコスルニア(Cothurnia imberbis), 共生藻を持つスキフィディア(Scyphidia constricta), 棘毛類繊毛虫, 珪藻各種, ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica), クレブソルミディウム(Klebsormidium sp.), サヤミドロ(Oedogonium), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum = Haplotaenium minutum), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. dianae), ツヅミモ( Cosmarium contractumC. depressum v. minorC. granulatumC. pachydermum), 小型ツヅミモ(Cosmarium sp.) ホシガタモ( Staurastrum brachiatumS. iotanumS. pseudosebaldi var. simpliciumS. simonyi), イボマタモ( Euastrum ansatumE. pinnatum), アワセオオギ(Micrasterias truncata), Bambusina brebissonii, ワムシ, イタチムシ,

途中に何ケ所かある休憩所を通過(青森市),08:55
そろそろ戻らなければ,と思いつつ先に進んだ。 駐車場をスタートしたのが08:32だったので,すでに23分が経過している。 40分で戻ると約束したので,残りはあと17分。復路は往路ほど時間はかからないとしても,そろそろ戻らないと・・・。

田代平湿原,あと少し・・・(青森市),08:55, 08:56, 08:56, 08:57
1枚目:休憩所の少し先。 2枚目:木道わきで 採集(田代平湿原-06)。 3枚目:水中を見ると,なにやら見なれない植物があった。すでに枯れつつあるが, これは何だろう? 調べた結果,これは イヌタヌキモUtricularia australis,タヌキモ科 タヌキモ属) ,もしくはその仲間らしい。 先端にある球形ないし楕円体のものは,殖芽(越冬芽)というらしい。
4枚目:iPad mini で現在地を確認。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, クリプトモナス(Cryptomonas ovata), リピドデンドロン(Rhipidodendron), ポリカオス(Polychaos dubium), サッカメーバ(Saccamoeba), バネラ(Vannella), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis), ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria), 小型繊毛虫数種, サヤツナギ(Dinobryon sertularia), マルロモナス(Mallomonas sp.), クリソステファノスファエラ( Chrysostephanosphaera globlifera), 珪藻各種, ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum = Haplotaenium minutum), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( Closterium baillyanumC. dianaeC. idiosporumC. intermediumClosterium lunula), ホシガタモ( Staurastrum simonyi), イボマタモ( Euastrum ampullaceum), アワセオオギ(Micrasterias denticulata), ハタヒモ(Netrium digitus), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ワムシ, センチュウ,

Uターン(青森市),08:58
1〜3枚目:180°向きを変えてパノラマ撮影。

案内板のある北側ルートと中央&南側ルートの分岐まで戻った(青森市),09:01
1,2枚目:パノラマ撮影。
このまま駐車場へ戻ろうと考えていたが,右の北側ルートに入ってすぐの所にもやや大きめの池塘(というか水たまり)があるので, ちょっとそこだけ見ていくことにした。


2006年09月の様子(2006.09.13,08:11撮影)。

北側ルートに入ってすぐのところにある池塘?(青森市),09:01
木道は前方で右に折れている。 左に大きな池塘があるが,木道のわきにも小さな水たまりがあった。

田代平湿原(青森市),09:02
木道の両側にある水たまり。

田代平湿原(青森市),09:02
その先で右に折れている木道。

田代平湿原(青森市),09:02
1枚目:ここの池塘の様子はさきほどまでいた中央ルート沿いの池塘とはだいぶ様子が異なる。 中央ルート沿いの池塘は,水が澄んでいて水垢も少なめだった。 しかし,ここは,水深が浅いせいか,水底はドロリとした水垢というか,腐った藻塊らしきもので埋め尽くされていた。
2枚目:ここで 採集(田代平湿原-07)。 田代平湿原はこれが最後。急いで駐車場に戻る。 駐車場をスタート(08:32)してから,すでに30分が経過している。あと10分。
観察された生物: アミカムリ(Nebela collaris), 珪藻各種, カメガシラモ(Tetmemorus laevis), 未同定のツヅミモ(Cosmarium sp. 細長い筒状,小型), ハタヒモ(Netrium digitus),

田代平湿原を出た(青森市),09:03

龍神沼の前を通過(青森市),09:07

空川にかかる橋へ(青森市),09:08

空川にかかる橋を渡る(青森市),09:08
橋の下を滔々と水が流れていた。

駐車場に戻った(青森市),09:09-09:10
予定していた40分より2分ほど早めに戻れた(これならもう少し湿原を探索してもよかったかも)。
2枚目:即,前方のタクシーに乗車して,次の目的地である蔦温泉へ向った。

Part IV: 県道40号〜国道394号〜国道103号〜蔦温泉
2015.10.05, 09:12 - 09:51