八甲田山の北東にある湿原（標高 550-580m，田代平高原の一部）。 池塘も多く原生生物相は豊か（注１）。 問題は，この近くへ来る公共交通手段がないこと。 そのため，これまでに3度（注２）訪れているが，いずれも青森駅からタクシーでここまで移動した。 到着後，タクシーには30分（１，２回目），または45分（３回目）ほど待ってもらい，その間に湿原まで往復した。 注１：この湿原の形成開始時期は今から13000年前という。古くからある湿原のようだ。 なお，地図等には田代平湿原と記されている場合が多いが，最近ネットで検索すると「八甲田山田代湿原」， あるいは，たんに「田代湿原」と記してあるwebpageが多くなっている。 学術論文でも「八甲田山田代湿原」としているものがある。 元から田代平湿原と田代湿原が混在して使用されてきたのか，あるいは， 田代湿原は日本各地にあるので，本来は田代平湿原であるのに田代湿原と勘違いして使用しているのかは不明。 注２：最初に訪れたのは2005.7.17。この時はデジカメで撮影しなかったので画像記録はない。 今回・前回の結果を合わせると ここで観察された原生生物は計 109 種になる。 2015.10.05 の採集で新たに 53 種が追加され 56 → 109 種となった。