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2014.09.15, Part I

浦佐駅〜小出駅〜ネズモチ平駐車場〜桜曽根登山口へ

北朝霞駅→大宮駅→浦佐駅へ(朝霞市/さいたま市//),05:35, 06:16, 07:34
1枚目:今回は午前3時に起床。北朝霞駅から05:39発の南船橋駅行きに乗車した。 この後,武蔵浦和駅で埼京線に乗換えて大宮駅へ。
2枚目:大宮駅の新幹線ホーム(たしか18番線)にて。 昨日大学から帰宅する途中,市ヶ谷駅で購入した切符。 往路はいつものように指定席券を購入したが,復路は小出駅からいつ乗車できるかわからなかったので,切符は購入しかなった(注)。
これから乗車するのは,06:34発の「とき301号」。浦佐には07:37に着く予定。 往路は空いていたので窓際の席が取れた。
3枚目:まもなく浦佐駅。 1週間〜数日前までの天気予報では今日(9/15)は快晴のはずだったが,一昨日(9/13)になると,9/14は,それまで曇りの予報だったのが実際には快晴となり, 替りに,この月曜日は「曇り時々晴れ」に変わってしまった。 デッキから東の山々を撮影。 雲が低くたなびいている。太陽は薄い雲に隠れている。う〜む。少しは晴れるだろうか?

注:これが災いした。今日は三連休の最後の日ということで東北・北陸方面から帰る人が大勢いたようだ。 復路,小出駅に戻って駅の窓口で切符を購入しようとしたところ,グリーンを含めて指定はすべて満席だった。 やむなく自由席車に乗ったところ,座席はすでに満席。デッキに立ったまま大宮へ向った(詳しくは後述)。

浦佐駅で上越線に乗り換える(南魚沼市),07:37, 07:39, 07:45
1枚目:定刻通り,浦佐駅に到着。 2枚目:在来線のホームへ。 3枚目:上越線の長岡行きが入線。 この列車は自力でドアを開ける方式。 最近はボタンを押して開ける列車に乗ることが多いので,ややうろたえた。

浦佐駅で下車(魚沼市),07:55
1枚目:浦佐駅に到着。 当初はこの後,JR只見線に乗換えて大白川駅まで行き,そこからタクシーに乗車して浅草岳の登山口へ向うつもりだった。 しかし,大白川駅からタクシーを利用すると,往路はよいのだが,只見線の本数が少ない(=乗継ぎが悪い)ので,復路がかなり遅くなる。 明日から秋学期(後期)が始まるし,なにより,早く戻って今日撮影した画像の処理を始めたい。 少しでも早く戻るには,金は余分にかかるが,この小出駅からタクシーに乗車した方が圧倒的に有利。 ということで,この後,昨日予約を入れた駅近くのタクシー会社に向った。 2枚目:駅を離れる前に駅舎を撮影。 曇っているうえに逆光だったので,あまり熱心に撮影する気になれなかった。

駅前通りを進んで前方を右折(魚沼市),07:56

駅近くのタクシー会社からタクシーに乗車(魚沼市),07:56
1,2枚目:パノラマ撮影。右折すると右手(2枚目)にタクシー会社があった。 ここで予約した車に乗り,一路,浅草岳の登山口近くにある「ネズモチ平駐車場」へ。 かなり長くなるので料金がやや心配だったが, 結果,往路・復路とも12000円前後(往路の方がやや安かった)で, 先々週(2014.09.03) ,タクシーで大館駅近くから田代岳の荒沢登山口(近くの駐車場)まで タクシーに乗車した時の料金とさほど変わらなかった。

ネズモチ平駐車場へ(魚沼市),08:13, 08:32
1枚目:小出駅からは国道252号を一路,入広瀬方面へ向う。 2枚目:JR只見線の大白川駅の少し先を左折。 国道252号を離れ,破間(あぶるま)川沿いの県道を東北東へ向う。

右沢沿いを東へ(魚沼市),08:46, 08:48
タクシーは破間川ダムの西岸沿いを進んだ後,ダム湖の北端にかかる浅草大橋(写真撮影忘れた)を渡り, 破間川の右岸沿いを進む。 その後,破間川の支流(左沢)の支流である右沢沿いを遡上する。
タクシー運転手(注1)の話によると,右沢沿いの道の途中にある 浅草山麓エコミュージアムから先は,3,4年前の豪雨で道路のあちこちが崩れたという。 その結果,しばらくは通行不可だったので,今はどうなっているか・・・,とやや心配なことを話した(注2)。
とりあえず行けるところまで行ってください,ということで不安な気持ちのままここまでやってきた。
1枚目:右沢には大きな岩がゴロゴロ。 しかし,幸い路肩が崩れた跡や,補修中の場所はあったものの,通行止めにはなってはいなかった。 2枚目:ネズモチ平駐車場が近付くと,車一台がやっと通れるくらいの幅の狭い未舗装道となる。

注1:運転手は70歳を越えていると思われたが, 地元出身の方で,子供(中学生)の頃は同学年全員で浅草岳登山を行った,という。 コースは今よりずっと長く (当然ながら現在のネズモチ平駐車場はなかったので,登山コースよりも,その登山口まで歩く距離の方が長かったそうだ), それでも全員が登山できたので,子供でも登山できるのだから,それほど険しい山ではない,とのことだったが・・・。
注2:帰宅後,調べたところ,豪雨災害が起きたのは2011年7月末だった。 これによりエコミュージアムから先で土砂崩れが起きて通行止めになったが, 同年の9月末には復旧して通れるようになったそうだ。

駅からおよそ1時間弱でネズモチ平駐車場に到着(魚沼市),08:54
既述したが,ここまでの料金は11000円強(復路は12000円を若干越えてしまった)。
途中では他の車とは遭遇しなかったが,駐車場に着くと結構たくさんの車が停まっていた。 この画像だけでも,約20台が確認できる。
1枚目:左前方が登山口へ向うルートの入口。車止めがある(一般車通行止め)。 2枚目:画面左に停まっているのが乗車してきたタクシー。 3枚目:結構な数の車が停まっている。 4枚目:管理棟兼トイレ。

休憩舎トイレ(魚沼市),08:54-08:55
1枚目:建物を正面から撮影。 左が管理人室らしいが人影はない。 右がトイレ。中には結構きれいな水洗トイレがあった。利用させてもらった(注1)。 2枚目:建物の右に張ってある 「浅草岳登山案内図」。
これによると,ここからネズモチ平登山口(注2)までが10分。 ネズモチ平登山口→桜ゾネ登山口が25分。 桜ゾネ登山口→嘉与平(かよへ)ボッチが80分。 嘉与平ボッチ→前岳が20分。 前岳→浅草岳が10分。 ということで合計145分で,およそ2時間半で山頂に着くらしいが,,,。
後述するように,私の場合,スタートしたのが 08:58で,山頂直下の湿原(注3)に着いたのが11:54だった。 3時間弱かかった(注3)。

注1:昨年(2013)9月の時点で,この辺では災害復旧工事が行われていて,このトイレは使えなかったそうだ(仮設トイレあり)。 きれいだったのは,最近復旧したばかりだった,からかも知れない。
注2:ネズモチ平コースは浅草岳に最短距離で到達できるが,その分,傾斜がきびしく登るのが大変という情報が多くあるので, 桜ゾネ(桜曽根)登山口から登ることにした。
注3:当初の予定では山頂の東側にある湿原まで行こうと考えていたが, 山頂に着くのが予定より遅れたので,東側の湿原まで行くと, 先々週(2014.09.03) 訪れた大館市の田代岳同様,約束した復路のタクシーの時間(16:00)に間に合わなくなる恐れがあった。 そこで,今回は山頂西側の湿原までで引き返すことにした(山頂まであとわずかだが,山頂にも上がらずに戻ることにした)。 結果,今回は約束した時間より早めに駐車場に戻ることができた。
注3:往路は標準?よりやや遅かったが,復路はさらにひどかった。 この案内図だと95分(10-10-50-20-5),およそ1時間半余となっているが, 私が山頂直下の湿原をスタートしたのが12:17で駐車場に戻ったのが15:25だった。 すなわち,これもおよそ3時間かかったことになる。標準タイムの倍だ。 いつものことではあるが,登りと下りの時間がほぼ同じになる。
なお,今回は予想よりも傾斜が急な場所が多かったのと,嘉与平ボッチの前あたりから 狭い尾根沿いを通るのだが,途中に崩れかけた急斜面沿いを通る場所が数カ所あり,そこを通る際,極度に緊張しながら通った(後述)。 などが原因と思われるが,帰宅後,両足のふくらはぎが筋肉痛になった。 膝は痛まなかったが,膝と足首の間にかなりのダメージを受けてしまった。

登山カードに記入して,ゲートを通る(魚沼市),08:56, 08:58
1枚目:前方に70歳前後の夫婦と思われる男女(注1)が写っているが,この直前,登山カードを書いていたらしい。 それにならって,私も登山カードに記入した。登山カードに記入したのは今回が初めて(のはず)。 2枚目:ゲートを通って先に進む(注2)。

注1:この二人には,この先にある「浅草の鐘」で追いつき,追い越したが,後はほぼ同じペースで上がった。 しかし,復路(下山時)は,私が先に降りたのだが(その頃,彼らは山頂に上がっていった), 後から降りてきた二人に浅草の鐘の手前で追い越されてしまった。
山頂直下の湿原で,後からやってきたこの二人のうちの男性と話しをしたが, この男性が以前(おそらく数十年前?)浅草岳を訪れた際は,山頂直下の湿原にはたくさんの池塘があったそうだ。 また,草丈も今ほどではなく,いかにも湿原らしい景色が広がっていたらしい。 しかし,現在は池塘もほとんどなく(1つだけ残っていた),草丈も高いものばかりで, 湿原というより草原になってしまったと嘆いていた。 実際,わずかに残った池塘で採集した(今回は実質,この1サンプルのみ)が,後出するように, 観察できた原生生物はごくわずか。 この浅草岳の湿原はいまや消滅しかかっている,ようだ。
注2:この先にあるネズモチ平登山口,および,桜曽根登山口には,狭い駐車スペースがある(後出)。 現在の駐車場ができる前は,そこまで車で行けたようだ。 車でやってくる人が増えたので, 現在の広い駐車場を作り,替りにそこから先には車で上がれないようにしたのだろう。

林道を歩いて桜曽根登山口へ(魚沼市),08:58-08:59
道端にはたくさんの草花があった。花が咲いているものも多い。 これは キンミズヒキAgrimonia pilosa var. japonica,バラ科 キンミズヒキ属)

桜曽根登山口へ(魚沼市),08:59
コンクリートで舗装されたゆるい坂を上がる。

桜曽根登山口へ(魚沼市),09:00
1枚目:この頃,頻繁に目にする ゲンノショウコGeranium thunbergii,フウロソウ科 フウロソウ属) と 2,3枚目: ノコンギクAster ageratoides var. ovatus,キク科 シオン属) ノコンギクにしては花弁が白い?付け根付近が狭まっている。

桜曽根登山口へ(魚沼市),09:01
セキヤノアキチョウジPlectranthus effusus,シソ科 ヤマハッカ属) ではなく アキチョウジPlectranthus longitubus,シソ科 ヤマハッカ属) ?

桜曽根登山口へ(魚沼市),09:03
途中でクマ避けの鈴を装着。 今回は登山者の多いコースなので,鈴をつけなくてもいいかとも思ったが,一応,着けることにした(注)。
なお,画像でわかるように,今回は,従来の30リットルのザックではなく, 今年購入した容量40リットルのザックを持参した。 これは,この後,須川高原にある硫黄ヶ原に向う予定なのだが,そのためにあえて購入したものだ。
硫黄ヶ原を目指すには,途中で三途の川という沢を遡上しなければならない。 しかし,沢沿いには道がなく,川岸は濃い茂みなので,沢の中を歩くしかない。 それ用の長靴などの装備が必要なのだが, 先日(2014.06.21) は,長靴がなかったため,硫黄ヶ原へ行くのを途中で断念せざるをえなかった。 その後,沢を歩くための長靴を購入したのだが,これで新幹線に乗車する訳にもいかないので, 沢の手前で履き替えようと考えている。 となると,荷物が増えるので,従来より容量の大きなザックが必要になる。そこで,この40リットルのザックを購入したのだ。 今回はそれほど荷物は多くないので,40リットルのザックでなくてもよいのだが,使いごこちを確認するために,あえて持参した。

注:画像の位置だと,鈴がザックに触れてしまい,あまり大きく鳴らない。 よってこの後,鈴の取り付け位置を下に移動させた。

桜曽根登山口へ(魚沼市),09:03
え〜とこれは ホシダThelypteris acuminata,ヒメシダ科 ヒメシダ属) ?

Part II: 林道を歩いて桜曽根登山口へ
2014.09.15, 09:06 - 09:19