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2014.06.15, Part VIII

いろは沼の北東にある湿原〜観松平分岐へ

いろは沼北東の湿原(上山市),12:52
さらに離れた位置にもひからびつつある ヒキガエルBufo japonicus japonicus,ヒキガエル科 ヒキガエル属) の卵塊があった。

いろは沼北東の湿原,南側にある小さな池塘-04(上山市),12:53

2013年06月の様子(2013.06.16,13:51撮影)。

いろは沼北東の湿原(上山市),12:53
1枚目:ここで 採集(池塘-04)。 昨年(2枚目)と比べると,あきらかに水位が上がっているのがわかる。
2枚目:2013年06月の様子(2013.06.16,13:52撮影)。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, キロモナス(Chilomonas paramecium), フセツボカムリ( Centropyxis ecornis), Lesquereusia, アミカムリ(Nebela carinata), ディアフォロドン(Diaphoropodon), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus), ウロレプタス(Uroleptus), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), サヤミドロ(Oedogonium), ゲミネルラ(Geminella), ヒザオリ(Mougeotia), コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), ミカヅキモ( Closterium intermediumC. rostratum), ツヅミモ( Cosmarium caelatum var. spectabile 初観察C. contractumC. moniliforme), ホシガタモ( Staurastrum forficulatum), イボマタモ( Euastrum affineE. binale, ハタヒモ(Netrium digitus), フタボシモ(Cylindrocystis), ネジモ(Spirotaenia condensata), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), ユレモ(Oscillatoria sp.), Achromatium oxaliferum, ワムシ, ミジンコ, ケンミジンコ, イタチムシ, クマムシ, 共生藻を持つ渦虫類,

池塘-02の脇を通って元へ戻る(上山市),12:55

いろは沼北東の湿原,今度は東へ向って進む(上山市),12:56
1枚目:前方に見えるのは地蔵岳(標高 xxxxm)。

いろは沼北東の湿原(上山市),12:56 湿原の中央付近にある縦長の池塘(池塘-05)。

2013年06月の様子(2013.06.16,13:58-13:59撮影)。

いろは沼北東の湿原,池塘-05(上山市),12:57
1〜3枚目:池塘-05を北側からパノラマ撮影。 下段が昨年の様子。ここもあきらかに水位が上がっている。
水底を見ると,わずかだが白い卵塊がある。


2013年06月の様子(2013.06.16,13:59撮影)。
1枚目:こちらは池塘-06。今回は撮影しなかった。

いろは沼北東の湿原,池塘-05(上山市),12:58
カワモヅク(Batrachospermum) らしき藻塊があった。 ただし,これまで見てきたものと若干違う気がする。

いろは沼北東の湿原,池塘-05(上山市),12:59
ここで採集(池塘-05)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, フセツボカムリ( Centropyxis aculeata), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor fuliginosus)多数, ウロトリカ(Urotricha), レンバディオン(Lembadion lucens), ストロンギリディウム(Strongylidium), ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria), 未同定の繊毛虫, ヒカリモ(Chromulina), 珪藻各種, サヤミドロ(Oedogonium), ゲミネルラ(Geminella), ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium intermediumC. rostratum), カワモズク(Batrachospermum), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ワムシ, クマムシ,

湿原の東端近くにある池塘-07(上山市),13:00

いろは沼北東の湿原,池塘-07(上山市),13:01
1枚目:1枚目:南側から全体像を撮影。 2枚目:水底には孵化したばかりのオタマジャクシがたくさんいた。 3枚目:水際で一部が露出している ヒキガエルBufo japonicus japonicus,ヒキガエル科 ヒキガエル属) の卵塊もあった。こちらはまもなく干上がってしまうだろう。
下段は昨年の様子。 昨年はオタマジャクシがかなり大きくなっていた。 また,今回の卵塊との関係から,これらのオタマジャクシはおそらくヒキガエルだと思われる。


2013年06月の様子(2013.06.16,14:02撮影)。

いろは沼北東の湿原(上山市),13:01
ここで採集(池塘-06)
観察された生物: トラケロモナス(Trachelomonas lacustris), 未同定の鞭毛虫, 小型太陽虫, フセツボカムリ( Centropyxis aculeataC. ecornis), Lesquereusia, アミカムリ(Nebela collaris), スフェノデリア(Sphenoderia), 共生藻を持つオフリディウム(Ophrydium), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), Chlorobotrys, 珪藻各種, エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), アステロコッカス(Asterococcus sp.), ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica), ミクロスポラ(Microspora), サヤミドロ(Oedogonium), ミカヅキモ( Closterium intermedium), イボマタモ( Euastrum affine), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), タテブエモ(Penium polymorphum), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), Hapalosiphon, スティゴネマ(Stigonema), ミジンコ, イタチムシ,

いろは沼北東の湿原,ここが東端(上山市),13:02
2枚目:2013年06月の様子(2013.06.16,14:04撮影)。

いろは沼北東の湿原,東端からの眺め(上山市),13:02

2013年06月の様子(2013.06.16,14:05撮影)。

いろは沼北東の湿原(上山市),13:03
ワタスゲEriophorum vaginatumカヤツリグサ科 ワタスゲ属)

入ってきた場所から湿原を出る(上山市),13:05
今回この湿原での滞在時間は22分(12:43-13:05)。 前回(2013.06.16)は30分(13:37-14:07)。8分短い。

遊歩道に戻り,湿原を離れる(上山市),13:07
1枚目:遊歩道に戻ると,すぐ先で左へ折れる。


2013年06月の様子(2013.06.16,14:09撮影)。

いろは沼北東の湿原からリフト乗り場へ(上山市),13:07, 13:12, 13:24
このルートも足下には枯枝がたくさんあり(1枚目), 両側からササが迫り出して道を塞ぎつつ有った(2枚目)。 ここでもササを折ながら進んだが,,,。 3枚目:ピンぼけだが,以前に誰かが折ったと思われるササの折れた位置から新芽が育ちつつあった。 中間くらいで折ってもすぐにこうなってしまうようだ。 やはり根元から切断しないと効果はないのかも知れない。

いろは沼の北側を通る遊歩道へ出た(上山市),13:36
1枚目:前方のT字路を右折。 2枚目:2013年06月の様子(2013.06.16,14:15撮影)。 3枚目:2011年06月の様子(2011.06.04,11:38撮影)。


前回は,湿原を出てからここまで来るのにわずか6分(14:09-14:15)しかかからなかったが, 今回は途中で枯枝を片付けたり,ササを折ながら進んだので31分(13:05-13:36)もかかってしまった。 湿原へ向う遊歩道の入口からここまでくる時間も,前回は約1時間(13:16-14:15)だったが, 今回は1時間20分(12:06-13:36)かかっている。 まとめると,
年月日 入口 → 湿原 湿原 湿原 → 出口 合計
2014.06.15 27分
12:06-12:43
22分
12:43-13:05
31分
13:05-13:36
80分
2013.06.16 21分(*)
13:16-13:37
30分
13:37-14:07
08分
14:07-14:15
59分
*: 2013は,往路(入口 → 湿原)で途中にある別の小湿原も訪れている。 要した時間は約3分(13:24-13:27)。
 これを差し引くと往路の移動時間は18分になる。

Part IX: 観松平分岐〜ユートピア夏山リフト〜蔵王ロープウェイ山麓線〜蔵王橋
2014.06.15, 13:36 - 14:35