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2013.09.10, Part IV

八幡平北西尾根を下る(藤助森東を北西へ-その1-)

八幡平北西尾根を下る(八幡平市),09:44

涸沢に角材が置かれていた(八幡平市),09:47

第2湿原が見えてきた(八幡平市),09:48
ここは西にある小ピークである藤助森(標高 1604m)の東側の斜面に沿って広がる湿原だ。 1枚目:第1湿原と同様,暫定的に第2湿原と呼ぶことにする。 この第2湿原は南北に細長く,途中で登山道が横切っている。 国土地理院の地図にも湿原としてしっかり描かれている(上段2枚目)。
2枚目:2012年09月の様子(2012.09.22,13:36撮影)。

八幡平北西尾根,第2湿原(八幡平市),09:49

2012年09月の様子(2012.09.22,13:37撮影)。

2010年10月の様子(2010.10.02,13:29撮影)。

ここにも涸沢に木橋がかけられていた(八幡平市),09:49
昨年はなかった。ごく最近設置されたようだ。 後になって気付いたが,どうやらこれらは昨年,解体した八幡平頂上展望台の部材を再利用したもののようだ。 下段は昨年,八幡平北西尾根の登山道に入った際,道路の脇に置いてあった解体した後の部材だ。 この後出てくる他の橋や木道を見ると,下段にあったものとよく似たものがあった(後述)。


2012年09月の様子(2012.09.22,13:20撮影)。

八幡平北西尾根,道沿いに置かれた道標(八幡平市),09:50
これは以前からある。

八幡平北西尾根,第2湿原(八幡平市),09:50
1〜3枚目:やや左後を振り返ってパノラマ撮影。
1枚目:左上あたりが藤助森(標高 1604m)のはず。


2012年09月の様子(2012.09.22,13:38撮影)。

2010年10月の様子(2010.10.02,13:30撮影)。

2007年08月の様子(2007.08.23,13:39-13:40撮影)。

八幡平北西尾根,第2湿原(八幡平市),09:50
実をつけた コバイケイソウVeratrum stamineum,ユリ科 シュロソウ属) があちこちで群生していた。

八幡平北西尾根,第2湿原(八幡平市),09:51
登山道からは見えないが,少し斜面を上がるとこのような縦長の池塘がある。 これは前回(2012.09.22)気付いた。 初回(2007.08.23)と2回目(2010.10.02)は気付かずに通り過ぎてしまった。


2012年09月の様子(2012.09.22,13:38撮影)。

八幡平北西尾根,第2湿原(八幡平市),09:52
ここで 採集(八幡平北西尾根,第2湿原-1)
観察された生物: フセツボカムリ( Centropyxis ecornis), ディフルギア( Difflugia oblonga), アミカムリ(Nebela collaris), ディアフォロドン(Diaphoropodon), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis)多数, カメガシラモ(Tetmemorus brebissonii), イボマタモ( Euastrum crassumE. cuneatum), ハタヒモ(Netrium digitus)多数, タテブエモ(Penium polymorphum), Bambusina brebissonii, クロオコッカス( Chroococcus turgidus), ユレモ(Oscillatoria sp.), Cylindrospermum, ワムシ, ミジンコ, センチュウ,

八幡平北西尾根を下る(八幡平市),09:53
1枚目:第2湿原の西縁に沿って北北西へ進む。 2枚目:iPad mini で現在地を確認。

八幡平北西尾根,第2湿原(八幡平市),09:54
ここは南北に細長い第2湿原の北端近く(正確には湿原の北端近くを登山道が横切っている)。 登山道のすぐ近くに池塘がある。


2012年09月の様子(2012.09.22,13:44撮影)。

2010年10月の様子(2010.10.02,13:31撮影)。

2007年08月の様子(2007.8.23,14:10撮影)。

八幡平北西尾根,第2湿原(八幡平市),09:54-09:55
2枚目:ここで 採集(八幡平北西尾根,第2湿原-2)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, カリキモナス(Calycimonas physaloides), フセツボカムリ( Centropyxis ecornis), アミカムリ(Nebela collaris), イカダモ(Scenedesmus), スファエロキスティス(Sphaerocystis sp.), エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica), ブルボケーテ(Bulbochaete), サヤミドロ(Oedogonium), カメガシラモ(Tetmemorus granulatus), イボマタモ( Euastrum crassumE. cuneatumE. humerosum), ハタヒモ( Netrium digitusN. oblongum), タテブエモ(Penium polymorphum), クロオコッカス( Chroococcus pallidusC. turgidus), シネココッカス(Synechococcus), メリスモペディア(Merismopedia), イタチムシ, ケンミジンコ,

ふたたび沢に架かる木橋を渡る(八幡平市),09:56
昨年歩いた際には,このような木橋(ないし角材)はどこにも設置されていなかった。 すべて新しい。

八幡平北西尾根,第2湿原(八幡平市),09:57
ここからは右(東)側に湿原が広がる。登山道で分断された第2湿原の続きだ。 2枚目: コバギボウシHosta sieboldii,ユリ科 ギボウシ属)。 多くは花がしぼんでいて実をつけているものもあったが,これはまだ咲いていた。

八幡平北西尾根を下る(八幡平市),09:58
1〜3枚目:パノラマ撮影。 この辺から徐々に湿原から笹原に変化していく。

八幡平北西尾根を下る(八幡平市),10:00
笹原と湿地が混在した地帯を進む。 徐々に笹原が増えて笹薮になる。

八幡平北西尾根を下る(八幡平市),10:00
1枚目:前方(上段1枚目右上)を望遠撮影,あそこは・・・。 あそこはどうやらこの後訪れる「草の湯分かれ」のようだ。 2枚目:これはこの後,その「草の湯分かれ」で撮影した画像(本日 10:46撮影)。

Part V: 八幡平北西尾根を下る(藤助森東を北西へ-その2-)
2013.09.10, 10:01 - 10:15