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2013.04.13, Part III

厳美渓(天工橋の下流側)〜天工橋

厳美渓,右へ移動して,大雨の際水路となる窪地を撮影(一関市),10:35-10:36
前回,前々回と比較すると,今回は水がかなり減っているのがわかる。


2012年10月の様子(2013.10.07,09:36撮影)。

2012年07月の様子(2012.07.28,09:35撮影)。

厳美渓,一段高い位置にある楕円形の水たまり(一関市),10:36-10:37
1枚目:既述したが,ここは高い位置にあるので増水した際に泥水をかぶる恐れはないが,代りに乾燥しやすい。 そのため,これまでの観察では原生生物は少なめの場所だ。 2枚目:ここで採集(厳美渓-03)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, メソディニウム(Mesodinium), ウロトリカ(Urotricha), レンバディオン(Lembadion lucens), ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria), ツリガネムシ(Vorticella elongata), カンパネルラ(Campanella), モナス(Monas sp.), シヌラ(Synura), イカダモ(Scenedesmus ecornis v. disciformis), クルキゲニア(Crucigenia sp. ?), サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), ホシガタモ( Staurastrum forficulatumS. lunatum),


1枚目:2012年10月の様子(2012.10.07,09:36撮影)。 2枚目:2012年07月の様子(2012.07.28,09:36撮影)。 3枚目:2012年06月の様子(2012.06.03,11:32撮影)。 この時は乾き切っていたので採集せず。 4枚目:2011年10月の様子(2011.10.20,09:33撮影)。

立ち上がると下流側に御覧場橋(吊り橋)が見えた(一関市),10:38

厳美渓(一関市),10:38
岩盤の高い位置から水路になっている場所を撮影。 2枚目:斜面の途中にある小さな甌穴(おうけつ,ポットホール)。ここもいつもの採集ポイントだ。


2012年10月の様子(2012.10.07,09:37撮影)。
手前の窪みは,雨が降ると磐井川へ落ちる水路になる。 この時は,大雨の直後だったので道路側から流れこんだ泥水がたまっていた。

2012年07月の様子(2012.07.28,09:37-09:38撮影)。

厳美渓,斜面の途中にある小さなポットホール(一関市),10:38-10:40
1枚目:斜面の上側から撮影。 2枚目:下へ降りて反対側から撮影。ここで 採集(厳美渓-04)
観察された生物: ミドリムシ(Euglena spirogyra)多数, 小型鞭毛虫数種, ディフルギア( D. lobostomaD. penardi), ククルビテレラ(Cucurbitella mesopiliformis), Lesquereusia, エピスティリス(Epistylis), 未同定の繊毛虫, コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), ミカヅキモ( Closterium lunula), ツヅミモ( Cosmarium obsoletum), イボマタモ( Euastrum oblongum), ケンミジンコ, カイミジンコ, ソコミジンコ, イタチムシ, センチュウ,


1枚目:2012年10月の様子(2012.10.07,09:39撮影)。 2枚目:2012年07月の様子(2012.07.28,09:38撮影)。 この時は穴の中にザリガニの死体があった。 3枚目:2012年06月の様子(2012.06.03,11:35撮影)。

ポットホールの下にある窪地の様子(一関市),10:40-10:41
1〜3枚目:カメラを横に移動させてパノラマ撮影。 上記のように,ここは雨が降ると水路になるので水垢はあまりたまっていない。 昨年(2012.10.07)あった白い(薄茶色?)泥もほとんど流されて,きれいになっていた。 ここは原生生物が期待できないので,採集せず。

厳美渓,ポットホールの向かい側にある2つの水たまり(一関市),10:41
1,2枚目:パノラマ撮影。 2枚目:左はやや小さいが水は澄んでいる。右は大きいが深く落ち込んいるし,水が濁っている。

厳美渓,ポットホールの向かい側にある水たまり(一関市),10:42
原生生物が期待できそうな左の水たまりで 採集(厳美渓-05)
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium), 小型鞭毛虫数種, ウロトリカ(Urotricha), スチロニキア(Stylonychia), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), 小型繊毛虫数種, モナス(Monas sp.), マルロモナス(Mallomonas sp.), テトラバエナ(Tetrabaena socialis) イカダモ(Scenedesmus quadricauda), ヒザオリ2種(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium lunula), イボマタモ( Euastrum oblongum), アルスロデスムス( Arthrodesmus extensus), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), スティゴネマ(Stigonema), ワムシ, ケンミジンコ, センチュウ,

厳美渓,右側の水たまり(一関市),10:43
1枚目:上記のように,ここは深く落ち込んでいる。 2枚目:水際を見ると,水は濁っているし,水底には白い泥がたまっている。 ここはやや高い位置にあるので,昨年の大雨の際に入り込んだ泥が,その後の雨で洗い流されることなくたまり続けているのだろう。

最初の大きな水たまりへ戻り,その右手を撮影(一関市),10:43
1枚目:最初に採集した大きな水たまりの右側。 2,3枚目:そこから磐井川に近いやや高い位置に浅い小さな水たまりがいくつかある(あった)。 今回は目についたのは1つだけ(2枚目)。 ロープ際の窪みにかつては水がたまっていたが,今回は干上がっていた(3枚目)。


2012年10月の様子(2012.10.07,09:40撮影)。

厳美渓,大きな水たまりの右隣の水たまり(一関市),10:45
ここで採集(厳美渓-06)
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium), 渦鞭毛虫の一種, 小型鞭毛虫数種, ディフルギア( Difflugia claviformis), ラクリマリア(Lacrymaria sp.), アスピディスカ(Aspidisca), ハルテリア(Halteria), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), 小型繊毛虫数種, ヒザオリ(Mougeotia), ツヅミモ( Cosmarium obsoletumC. quadrifarium), ダルマオトシ( Hyalotheca dissiliens var. dissiliensH. dissiliens var. tatrica),

立去る前に磐井川の様子を撮影(一関市),10:46

磐井川の水面を望遠で撮影(一関市),10:46
今回はいままでになく水流が激しい。雪解け水ということだろう。

車道に戻る(一関市),10:46

天工橋へ(一関市),10:48

天工橋渡る(一関市),10:49

天工橋から磐井川の下流方向を眺める(一関市),10:49
2枚目:前方に御覧場橋が見える。この後,あの橋を渡ることになる。


2012年10月の様子(2012.10.07,09:48撮影)。

Part IV: 天工橋〜厳美渓(天工橋の上流側)
2013.04.13, 10:50 - 11:00