「万燈流し場」の脇を通過中(佐世保市),14:53
1枚目:ここが「万燈流し場」(万燈流し=精霊流し)。
流路が屈曲しているため,波立っている。
2枚目:案内図によると,この先の岩盤に多数のポットホールがあるらしいのだが・・・。
3枚目:岩盤の右側には延々とコンクリートで護岸された池というか水路らしき場所が続いている。
この辺まで来ると,コンクリートに埋め込まれた岩の表面は乾いている場所が多くなった。
滑らないので歩きやすくなった。
ポットホール公園(佐世保市),14:54
前方の川岸にアオサギがいた。望遠撮影。
「万燈流し場」を過ぎた所で振り返って撮影(佐世保市),14:55
1〜3枚目:パノラマ撮影。
1,2枚目:川が屈曲しているのがよくわかる。
手前にはコンクリートの通路が川岸へ向って降りている。
おそらくあそこで万燈流し(精霊流し)を行うのだろう。
ポットホール公園(佐世保市),14:55
川へ降りていく通路の脇を見ると,岩の窪みに水がたまっているが,その内外に丸い窪みが何個箇所かある。
ポットホール(甌穴,おうけつ)だ。
水垢はなさそうなのでここはパス。
通路沿いに水たまりが何ケ所か続いている(佐世保市),14:55-14:56
1〜3枚目:パノラマ撮影。
2枚目:水たまりの先に四角いコンクリートがあり,その上から水が噴出している。
案内図によれば,あそこが「自然噴水」のようだ。
ポットホール公園(佐世保市),14:56
1〜3枚目:通路側から左〜前〜右とカメラを横移動させて3つの水たまりを撮影。
ポットホール公園(佐世保市),14:58
まずは一番左(手前)の水たまりで
採集(ポットホール公園-06)。
観察された生物:
未同定の裸性アメーバ,
ナベカムリ(Arcella sp.),
ディフルギア(
Difflugia sp.),
Lesquereusia,
ハルテリア(Halteria),
小型繊毛虫数種,
コウガイチリモ(
Pleurotaenium trabecula),
ミカヅキモ(
Closterium turgidum),
ホシガタモ(
Staurastrum coarctatum),
アワセオオギ(Micrasterias apiculata),
ワムシ,
ミジンコ,
ケンミジンコ,
ポットホール公園(佐世保市),14:59
続いて中央の水たまりで
採集(ポットホール公園-07)。
ここには結構いた。
また他では見たことのないEuastrumや,
やや珍しいキリンドロカプサもいた。
観察された生物:
トラケロモナス(
Trachelomonas intermedia,
T. superba,
T. volvocina),
エントシフォン(Entosiphon),
ディフルギア(
Difflugia elegans),
Lesquereusia,
ユーグリファ(Euglypha sp.),
スティコトリカ(Stichotricha),
メソディニウム(Mesodinium pulex),
珪藻各種,
クンショウモ(Pediastrum tetras),
イカダモ(
Scenedesmus sp.),
コエラストルム(Coelastrum morus),
キルクネリエラ(
Kirchneriella obesa),
グロエオキスティス(Gloeocystis sp.),
キリンドロカプサ(Cylindrocapsa),
サヤミドロ(Oedogonium),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium trabecula),
ミカヅキモ(
Closterium venus),
ツヅミモ(
Cosmarium abbreviatum,
C. connatum,
C. margaritatum,
C. sexangulare,
C. turgidum),
ホシガタモ(
Staurastrum muticum,
S. orbiculare,
S. pseudosebaldi?),
イボマタモ(Euastrum sp.
初観察,同定中),
ミジンコ,
ミジンコ(Sida sp.),
イタチムシ,
ポットホール公園,中央の水たまり(佐世保市),14:59-15:00
これはサンカクイ(Schoenoplectus triqueter or Scirpus triqueter,カヤツリグサ科 ホタルイ属),のはず。
ポットホール公園,中央の水たまり(佐世保市),15:00-15:01
1枚目:サンカクイを撮影していると,トンボのつがいがやってきた。
2,3枚目:こちらは単独の個体。これは
シオカラトンボ(Orthetrum albistylum speciosum,トンボ科 シオカラトンボ属)?
ポットホール公園,右の水たまり(佐世保市),15:01
こちらにはたくさんの糸状藻類(多くは死んでいるが)があった。
ポットホール公園,右の水たまり(佐世保市),15:02
まずは表面近くの藻塊を
採集(ポットホール公園-08)。
非常に細長い
Closterium acerosum
がいた。これまで見たC. acerosumの中では一番長いはず。
観察された生物:
トラケロモナス(Trachelomonas abrupta),
アスタシア(Astasia sp.),
カリキモナス(Calycimonas physaloides),
Marsupiogaster sp.,
アカントキスチス(Acanthocystis turfacea),
ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.),
ナベカムリ(Arcella gibbosa),
ディフルギア(
Difflugia acuminata,
D. elegans,
Difflugia sp.),
Lesquereusia,
メソディニウム(Mesodinium pulex),
ディセマトストマ(Disematostoma),
フロントニア(Frontonia),
ツリガネムシ(Vorticella microstoma),
珪藻各種,
イカダモ(
Scenedesmus microspina),
未同定の糸状藻,
アオミドロ2種(Spirogyra),
ミカヅキモ(
Closterium acerosum),
小型ツヅミモ(Cosmarium sp.),
ワムシ,
ポットホール公園,右の水たまり(佐世保市),15:03
ピペットを少し深く入れると真っ黒なヘドロが入ってきた。
これも採集(ポットホール公園-09)。
観察された生物:
ナベカムリ(
Arcella sp.),
ディフルギア(
Difflugia sp.),
小型繊毛虫数種,
珪藻各種,
イカダモ(
Scenedesmus quadricauda),
コエラストルム(Coelastrum morus),
マキノエラ(Makinoella sp., 細胞はOocystis marsoniiに似る),
未同定の糸状藻,
アオミドロ(Spirogyra),
イタチムシ,
ポットホール公園,自然噴水(佐世保市),15:04-15:05
1枚目:噴水の左側に浅いポットホールがある。
2枚目:水の噴出口近くにもたくさんの藻塊があった。これらをピペットを使って掻き採った
(ポットホール公園-10)。
いたのはユレモばかり。原生生物はほとんどいない。
観察された生物:
リトノタス(Litonotus),
小型繊毛虫数種,
ユレモ(Oscillatoria sp.),
ワムシ,
センチュウ,
ポットホール公園,自然噴水脇のポットホール(佐世保市),15:06
ここもたくさんの藻塊が浮かんでいる。これらを含めて
採集(ポットホール公園-11)。
ここにも非常に細長い
Closterium acerosum
がいた。
また,これまで1,2度?しか観察したことのない
グロエオテニウム(Gloeotaenium loitelbergerianum)
もいた。
キリンドロカプサ(Cylindrocapsa)
もやや珍しい。
観察された生物:
コレプス(Coleps hirtus),
アスピディスカ(Aspidisca costata),
未同定の糸状藻,
グロエオテニウム(Gloeotaenium loitelbergerianum),
キリンドロカプサ(Cylindrocapsa),
アオミドロ(Spirogyra),
ミカヅキモ(
Closterium acerosum)かなり長い,
ツヅミモ(
Cosmarium turgidum),
ユレモ(Oscillatoria sp.),
ワムシ,
ケンミジンコ,
Part VI: | ポットホール公園(3:〜観音の滝,千枚屏風岩〜) 2012.09.14, 15:07 - 15:21 |