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2012.07.28, Part X

国道342号を南下し須川温泉へ戻る

野鳥の森・出入口まで戻った(東成瀬村),13:09
前方の赤川を渡渉し,その先を左折して国道342号へ上がる。

国道342号へ戻った(東成瀬村),13:10-13:11
1,2枚目:国道へ出たところでパノラマ撮影。 3枚目:GPSを確認。この少し北の道路の右側にも小さな湿原がある。池塘も描いてある。 須川温泉に戻る前に,少し北へ進んでどの辺か確認してみることにした。・・・が。

国道342号を北へ(東成瀬村),13:11-13:12
少し進むと右側にこの辺は「入山禁止地帯」だとする案内板があった。 これを見て,そういえば 2年前(2010.08.10) にも「国道342号東側の湿原」を目指してここを歩き, 到達不可能と判断して戻ったことがあった。それを思い出して早々に引き上げた。


2010年08月の様子(2010.08.10,12:37撮影)。

国道342号を南へ(東成瀬村),13:14
今日はかなり日射しがきつい。 こんな時は,タオルをミネラルウォターで湿らせて頭に乗せると気分が良い。 ただし,風が強かったので,ときおりタオルが飛ばされそうになった。。。

国道342号を南へ,傾斜は緩いが長い坂を上がる(東成瀬村),13:15

国道342号を南へ(東成瀬村),13:16-13:17
道端にヒカゲノカズラLycopodium clavatum)が迫り出していた。 ここでは昨年(2011.08.20)も撮影している。厳密に同じ場所かはわからないが,,。


2011年08月の様子(2011.08.20,13:09-13:10撮影)。

国道342号を南へ(東成瀬村),13:17
ゆるく右・左とカーブすると・・・。

国道342号を南へ(東成瀬村),13:22
1枚目:前方に栗駒山が見えてきた。 2枚目:望遠撮影。 一番奥のなだらかな山稜が栗駒山だ。頂上(標高 1627.4 m)は左端。 手前に見える鋭く切り立った山は「剣岳」(標高 1397 m)。 剣岳の奥右側に昭和湖がある。 5年前(2007.06.24)にあそこまで上がったことがある。 また,左(西)側(画面の右端付近)には「龍泉ヶ原」という大きな湿原がある。 池塘もたくさんあり,なかなか良さそうな湿原なのだが・・・。
国土地理院の地図を見るかぎり,龍泉ヶ原へ到達できる遊歩道は描かれていない。 そのため,これまでは龍泉ヶ原を訪れるのを諦めていた。 がしかし,今回,たまたま須川高原温泉のお土産売り場で 「栗駒山の自然を訪ねて」(「一関の自然」刊行委員会編集,(株)一関プリント社出版部,175頁,平成10年刊,平成24年改訂版第4刷) というハンドブックを購入したところ,そこには昭和湖から龍泉ヶ原へと続く遊歩道がしっかり描いてあった。
これはどういうことだろう?地元で発刊した本だから間違いはないはずだが, なぜ国土地理院の地図には(そして市販の地図にも)描かれていないのだろう? 等高線を見ると,途中に標高差50mほどのやや急な斜面はあるが,それほどきついコースのようには思えない。 本にはしっかり龍泉ヶ原に到達してから撮影した湿原の景色が掲載されている。 ただ,ネットにはほとんど龍泉ヶ原の情報はなく(注),わずかにある情報によると,現地は踏跡だけで木道は整備されていないらしい。
はたして現在はどうなっているのだろう? 国土地理院の地図よりも「栗駒山の自然を訪ねて」にある情報の方が,あきらかに新しいし, なにより現地の人が調べて書いた本なので,こちらの方が信頼できるはずだ。 上記のように,昭和湖は5年前(2007.06.24) に訪れたことがあるが,その時は,とくにめぼしい採集ポイントは無かったので (また龍泉ヶ原へ到達できることは知らなかったので)そのまま引き返している。 今度は龍泉ヶ原へも行ってみたい。 ただし,最近は日帰りだと須川高原に滞在できる時間が短い(今回は3時間26分)ので,往復するだけでギリギリかも知れない。が。

注:昭和湖から龍泉ヶ原へ向かう登山道は結構距離があるが, 龍泉ヶ原で行き止まりなので昭和湖まで引き返さなければならない。 そのため,龍泉ヶ原を訪れる登山者は少ないのかも。

国道342号を南へ(東成瀬村),13:23
右に階段状の湿原がある。ここは往路でも撮影したが,こちら側からだと湿原にある池塘,ないし, 水路のような場所があるのがわかる。

国道342号を南へ(東成瀬村),13:24
池塘,ないし,水路のような場所を望遠撮影。 やや傾斜しているので,おそらく水路だろうが,モウセンゴケなども生えているので, さほど急な流れの場所ではなさそうだ。 もしかすと原生生物も期待できるかも知れない。 あそこなら道路沿いの赤川を渡渉すればすぐだ。 次回は近付いて採集してみよう。

国道342号を南へ,まっすぐな緩い坂を上がる(東成瀬村),13:24
3枚目:右(西)に見える秣岳を入れてパノラマ撮影しようとしたが, 2枚目と3枚目がうまく繋がらなかった。残念。 とにかく3枚目の方向に秣岳(標高 1424.0 m)がある。

国道342号を南へ(東成瀬村),13:26
1枚目:左前方に栗駒山荘の建物が見えてきた。 前出の本によると,平成10年の夏に新装オープンしたらしい。 どうりで新しそうに見えるはずだ。 2枚目:栗駒山荘と剣岳,栗駒山を入れて望遠撮影。

国道342号を南へ(東成瀬村),13:27
栗駒山荘と剣岳,栗駒山(1枚目),そして,西にある秣岳(標高 1424.0 m,2枚目)を入れてパノラマ撮影。 今度はうまくいった。

国道342号を南へ,前方のT字路を左折,やや傾斜のきつい坂を上がる(東成瀬村),13:30

T字路の手前,道路の左側で咲いていたヨツバヒヨドリ(東成瀬村),13:30-13:31
往路では,反対側の道路際でもヨツバヒヨドリEupatorium chinense subsp. sachalinense)を撮影した(下段)が, 皆まだ白かった。ほぼ同じ場所だが,こちらはしっかり色付いている。 この違いは何によるのだろう?


本日,11:43-11:44撮影。

国道342号はT字路で左に折れる(東成瀬村),13:32
1枚目:反対側の斜面を流れ下った水が道路の下を通って流れ出している。

左折した後は,そのまま大きく左カーブしてやや急な坂を上がる(国道342号,東成瀬村),13:33

Part XI: 須川温泉〜一関駅
2012.07.28, 13:36 - 16:59