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2010.08.10, Part XII

国道342号東側の湿原は到達不可〜大仁郷湿原(イワカガミ湿原)

国道342号へ戻る,反対側にも湿原があるはずだが,,(東成瀬村),12:35-12:36
1枚目:舗装道を上がって国道へ出る。 2枚目:さて問題はここから。事前に国土地理院の地図を調べると, この野鳥の森東口の向い側にも湿地がありその中に大きな池塘らしきものが描いてある。 道路からさほど離れてはいないのでもしかしたら近付けるのではないかと期待した。 また,これだけの大きさの池が道路際にあれば,すでに多くの人が訪れていて,それによってできた踏跡があるはずだ。 往路で訪れた342号脇の小湿原にも道路際から湿原までの踏跡があったが, それと同じようなものがあるのでは,と期待した。が,しかし・・・。

反対側の湿原への入口を探して国道342号をさらに北へ歩いたが,しかし,(東成瀬村),12:36

反対側は立入禁止だった(東成瀬村),12:37
1枚目:位置的にはこの辺の右奥のはずだが,どこを見ても右に入っていけそうな道はなかった。 2枚目:それどころか,このような案内板が。 「この森(竹林)は毎年遭難者が多発する危険な森・・・」ということでこれではどうやっても無理だ。

とりあえず入口があるか探してみる(東成瀬村),12:38-12:39
案内板だけで判断するのもこれまた問題で,もしかすると最近になってルートが開けたかも知れない, と淡い期待を持ちつつもう少し先まで歩いてみることにした。

どうやらなさそうだ,ここでUターン(東成瀬村),12:39

国道342号を南へ向う,ここからはゆるい上り坂(東成瀬村),12:39

国道342号を南へ向う,右に入る道があったが行き先不明(東成瀬村),12:41
追記(2012.08.01):この時は道だと思ったが, 2012.07.28をここを通った際, 右に入ってみたがその先は狭い広場のようになっているだけで,道ではなかった。

左(上段の1枚目)の笹原の部分に道らしい場所があった,が,とても進入できそうにない(東成瀬村),12:42
この画像ではわかりにくいが,笹の下に人が歩いて踏み固められたらしい平坦な場所があった。 薮を取り払えば踏跡の道があるはずだ。 しかし,この状態ではおそらく途中で薮漕ぎになり,道に迷うだろう。本当に遭難しかねない。

野鳥の森の入口向いにも立入禁止の看板があった(東成瀬村),12:42-12:43

栗駒山(須川岳)を望遠撮影(東成瀬村),12:43

この辺からやや傾斜がきつくなる(東成瀬村),12:45-12:46

右に往路で立寄った小湿原群を見ながら南へ(東成瀬村),12:52-12:59

県道282号の分岐まで戻った(東成瀬村),13:00
この後どうするか? 復路のバスの発車時刻が15:00なので,後2時間しかない。 野鳥の森で予想以上に時間を費やしたので, 当初予定していた 大仁郷湿原 名残ケ原の両方を訪れるのは時間的に無理になった(注1)。 最初は原生生物があまり期待できない大仁郷湿原を諦め,名残ヶ原だけにしようかとも考えた(注2)。 しかし,名残ヶ原はここからだとかなり距離があるので,時間的にやや無理がある(注3)。 そこで,名残ケ原は諦め,近くにある大仁郷湿原に立寄ってから,最後に須川高原温泉で食事をできればすることにした。 ただし,須川高原温泉の軽食堂は,昼の営業時間が限られていたはず(注3)。 何時までだったかハッキリ覚えていない。最悪,営業時間を過ぎてしまうかも知れないが, 今日は予備としてパンを持参してきたので問題ない。まずは採集優先。

注1:「無理になった」というよりも初めから無理だった。 というのは,後になって気付いたのだが,既述したように,前回(2007.6.24)の須川高原での滞在時間は7時間36分(09:04-16:40)だったが, 今回はわずか4時間26分(10:34-15:00)しかなかったからだ。 前回と同じ時間感覚で予定を組んでいたので,初めから時間的に無理があった。
注2: 名残ケ原は傾斜していて池塘もないので原生生物は少ないが,隣接する イワカガミ群生地に池塘が数カ所ある。 そこには結構原生生物がいた。 一方, 大仁郷湿原は湿原全体に水の流れがあるので原生生物はあまりいない。 ということで,二者択一の場合,多少とも有望な名残ヶ原(正確には隣接する隣接するイワカガミ群生地)にしたかった。
注3:後日,前回の記録を詳しく調べたところ, 県道282号分岐〜須川温泉9分(11:19-11:28), 往路(登山口〜名残ヶ原)28分(11:47-12:15), 復路(名残ヶ原・イワカガミ群生地〜須川温泉)41分(13:31-14:12), ということで,ここから名残ヶ原へ行って須川温泉に戻るまでにかかった時間は計78分だった。 なので,(昼食時間を抜きにすれば)十分間に合うことがわかった。 前回は名残ヶ原の後,登山道をさらに上がり昭和湖まで往復した。 それに1時間16分(12:15-13:31)かかったので,所要時間をやや混同してしまったようだ。
注4:後出するように,昼の営業時間は午後2時までだった。 幸いにギリギリ間に合った。食堂に着いたのは終了5分前。 汗まみれのまま,従来と同様,カレーライスを食べた。

ということでここで右折(東成瀬村),13:01

T字路の中央に立つ各種案内(東成瀬村),13:01

道路情報を掲示するための差替え式の案内板(東成瀬村),13:02

県道282号 仁郷大湯線を西へ,右前方に大仁郷湿原の駐車場入口があるが(東成瀬村),13:03

県道282号 仁郷大湯線を西へ(東成瀬村),13:04-13:05

右(北)に大仁郷湿原が見えてきた(東成瀬村),13:06

駐車場から続く遊歩道はここで車道から離れて行くが,このまま県道282号を歩く(東成瀬村),13:07

Part XIII: 大仁郷湿原(イワカガミ湿原)その1
2010.08.10, 13:08 - 13:22