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2008.09.08, Part XI

豊後森駅とその周辺

九重町保健福祉センターに立ち寄る(九重町),16:03-16:04
1枚目:坂を上がって保健福祉センターへ向かう。 1,2枚目:高台には保健福祉センターに隣接するここのえ温泉館「見晴らしの湯」が見える。 3枚目:保健福祉センターの入口脇にバス停があった。残念ながら乗客なし(注)。

注:復路では,長者原の登山口バス停からは私と夫婦1組が乗車したが,夫婦は途中の温泉街で下車。 その後,途中のバス停で数名乗車したが,その人々は豊後中村駅かその手前で全員降りてしまった。 よって中村駅から森駅までの乗客は私一人。

国道210号に戻る(九重町),16:05
坂を降りて国道210号へ。町役場は坂の下にある模様。 坂下の駐車場にたくさん車が見えるが,あれは役場に来た人(ないし職員?)のものだろう。

国道210号を北西へ(九重町),16:08
国道側から温泉館と九重町役場を撮影。 役場の奥に見えるのは,おそらく「小倉岳」(標高 770.1m)。

県道409・678号を通って豊後森駅へ(久大本線沿い,九重町→玖珠町,くすまち),16:11-16:19
やがてバスは国道210号を離れて,久大本線沿いの県道409号へ入る。 1枚目:線路を二三度跨ぎながら線路沿いを北上する。 3枚目:線路の西側には玖珠川が流れている。 やがて道路と線路は北から北西に向きを変える。

豊後森駅に到着(玖珠町),16:22
終点の森駅に付いた。駅前には大きな桃太郎の像が駅舎を向いて立っている。 豊後森駅のある玖珠町は「童話の里」として売り出しているらしい。

駅北側の県道678号線(玖珠町),16:33
さて既述したように,予定を変更したため,この豊後森駅での乗継ぎ列車の待ち時間は1時間以上ある。 1,2枚目:そこで駅の南にある水田地帯へ入れる脇道を探しつつ県道678号線沿いを東に向かって歩いてみた。 この画像はその脇道の前で県道678号線の西方向(1枚目)と東方向(2枚目)を撮影したもの。

右折すると前方に踏切があった(玖珠町),16:33
ここがその脇道。前方に踏切があるので,その先にある水田地帯へ行けそうだ。

踏切を渡る(玖珠町),16:34
渡る途中で東側を撮影。

踏切の先は豊後森機関庫だった(玖珠町),16:34
踏切を渡り終えるとその先に道路が続くかと思いきや,画面のように,門がありその先に何やら広場があった。 ここがどこかわからないまま,とくに進入禁止になっているようでもないので,そのまま中へ入ってみた。

豊後森機関庫の入口近くに立つ案内板(玖珠町),16:34
中へ入ってわかったが,ここはかつての機関庫があった場所のようだ。 調べると,ここは九州で唯一現存する蒸気機関車の点検・格納庫が残っている場所らしい。 当然ながらすでに使われてはいないが,2006年に玖珠町がJRが買い取って町の遺産として保存しているとのこと。 将来はここに鉄道記念館が立てられる計画もあるらしい。。。 偶然,観光名所?に来てしまったようだ。 3枚目:「豊後森機関庫と周辺の鉄道史」の案内板。

豊後森機関庫(玖珠町),16:35
門を入って左(東)にあるのがその機関庫らしい。窓ガラスが割れ,一見すると廃虚のようだ。 この後,建物からカメラを抱えた男性が出て来て踏切を越えて去っていった。 おそらく機関庫を撮影に来たのだろう。

反対側に隣接する水田地帯への出口があった(玖珠町),16:38
機関庫の近くからは隣の水田へ出られたなかったが,反対側(西)に水田地帯へ出る通路があった。

機関庫を出たところでパノラマ撮影(玖珠町),16:38

水田の縁で採集(玖珠町),16:39-16:40
1,2枚目:畦の両側に水があったので, 3枚目:両側で採集(豊後森機関庫近くの水田)。 水田なのであまり原生生物はいないかと思ったが,意外や意外。 ここにはたくさんの原生生物がいた。しかも,これまで水田ではあまり見かけたことのないチリモ類が結構いた。 何故ここの原生生物相が豊かなのかは不明。 いずれにしても,九重ではほとんど何も採集できなかったが, ここでサンプリングしたことで今日一日が無駄にならずに済んだ。やれやれ。
観察された生物: トラケロモナス2種(Trachelomonas sp.), Lesquereusia sp., スチロニキア(Stylonychia), アスピディスカ(Aspidisca), キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum), ラクリマリア(Lacrymaria), 珪藻少々, エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), コウガイチリモ( Pleurotaenium repandumP. trabeculaPleurotaenium sp. 巨大 初観察), ツヅミモ( Cosmarium binumC. quadrumC. subtumidum?, Cosmarium sp.1Cosmarium sp.2), ホシガタモ( Staurastrum orbiculare, イボマタモ( Euastrum ansatum?, E. binale?, E. spinulosumE. substellatum or E. egregium  初観察E. verrucosum), アワセオオギ(Micrasterias apiculata), チリモ(Desmidium swartzii), ケンミジンコ,
9/15追加分: エントシフォン(Entosiphon), キロドネラ(Chilodonella sp.),

豊後森駅近くの水田(玖珠町),16:42
これはトノサマガエルRana nigromaculata)?

豊後森駅へ戻る(玖珠町),16:56
さきほどバスの到着時に背面から撮った桃太郎像を正面から撮影。
さて,この後,乗継ぎのJR特急ゆふいんの森6号(17:35)が到着するまで30分近くあるが, 他にすることもないので駅舎内の椅子に座って待つことにした。

大分駅での謎?が判明(玖珠町),17:18
フと改札の方を見ると,このような案内があった。 「大分駅 豊肥本線・久大本線,高架開業のお知らせ」とあり, 「8月24日(日)大分駅の豊肥本線・久大本線が高架部での運転を開始いたします。」とのこと。 これで今朝,大分駅に入った際,出発ホームまで長い距離を歩かされた理由がわかった。 現在,大分駅では,少しずつ,すべての線路を高架にする改修工事が進んでいるようだ。

Part XII: 豊後森駅〜唐津へ
2008.09.08, 17:19 - 21:08