那須塩原駅で在来線に乗り換え(那須塩原市),08:55
那須塩原駅の在来線ホームへ移動し,黒磯行きの電車を待つ。
乗り換えは那須塩原発 09:08発,終点 黒磯 09:13着の普通電車。
1枚目:宇都宮方面。2枚目:白河方面。
黒磯駅前(那須塩原市),09:16
定刻通り黒磯駅に到着。駅前のバス停付近から駅舎を撮影。
この後,画面右に停車しているタクシーに乗車した。
駅からは板室温泉行きのバスも出ているが,既述したように,事前の調査で板室温泉でタクシーを探すのは難しいことに気づいた(注)。
そのため,駅からタクシーでダイレクトに沼原湿原(ぬまっぱらしつげん)駐車場へ向うことにした。
注:これも既述したが,乗車したタクシーの運転手によると,以前は板室温泉にもタクシー会社の営業所があったが,
利用者が減ったため現在は廃止されているとのこと。
なお,運転手は60歳代半ばの男性,かつては観光バスの運転手をしていたそうで,車中で当時の色々な話をしてくれた。
また,山登りが趣味とのことで近隣の山の情報も教えてもらった。ご本人はとくに山スキーが好きで,現在も近くの山や
八甲田山の方までひとりでスキーをしに行くとのこと,これにはビックリ。
間もなく沼原湿原駐車場(那須塩原市),09:58
黒磯駅から板室温泉付近を通る間,空は厚い雲に覆われていたが,沼原湿原駐車場が近付くと急に青空が広がってきた。
ほぼ予報通り。嬉しい。これまでは雨ないし濃霧の中での採集が多かったため,あまりよい写真が撮れなかった。
今回は久しぶりにまともな写真が撮れそうだ(注)。
注:しかし,これも既述したが,この後,那須ロープウェイ手前の斜面で転倒し,カメラの液晶を壊してしまった。
幸い,レンズ系は壊れなかったので撮影は続けられたが・・・。
沼原湿原駐車場(標高 1275m,那須塩原市),10:00
予想通り約40分で駐車場に到着。
タクシーを降りた後,駐車場の入口付近まで戻って駐車場方向をパノラマ撮影。
1枚目:入口前の未舗装道路。
2〜4枚目:同じ位置から駐車場方向へカメラを回しながら撮影。
4枚目:画面左に写っているのが乗車してきたタクシー。右端にある建物はトイレ。
画面中央付近の奥に湿原へ向う遊歩道(下り,注)の入口がある。
注:湿原駐車場の標高は1275m,沼原湿原は標高 約1230mなので,約45mほどを降りることになる。
湿原入口へ(那須塩原市),10:01-10:02
2枚目:ちょうどマイカーで到着した何人かの人々が遊歩道へ向うのと一緒になってしまった。
最初は後ろから途中で少しずつ追い越させてもらった。
3枚目:遊歩道入口脇には道標(三斗小屋温泉 (麦飯坂経由),沼原湿原 1 KM,深山ダム 7 KM)の他,
「熊出没注意,那須塩原市」の案内板が立っていた(注)。
注:上記のタクシー運転手によると,この近くで山に入ると,よく熊に出会うとのこと。最短 1m!
湿原入口へ(那須塩原市),10:03
1枚目:最初は平坦な山道だが,途中から下り始める。ここにも「熊出没注意」の立て看板が。
2枚目:下り始める付近にあった登山者向けの案内板。途中に不安定な仮設の橋があるので注意という内容だが,
今回は「麦飯坂経由 三斗小屋宿跡方面」(注)には行かないのでとりあえず問題なし。
注:私の父の話では,かつては三斗小屋付近には人が生活していて「小学校の分校の分校」もあったとのこと。
今となっては想像もできないくらいだが。
湿原入口へ(那須塩原市),10:03-10:10
1枚目:この辺は若干傾斜している程度。
2枚目:次第に傾斜してくる。
4枚目:途中,傾斜が急なところには石段がある。
当初は大きな石と石の隙間を小石や土で埋めてあったのだろうが,現在はそれらが流れてなくなっているので歩きにくい。
そのため,階段脇を通って降りる人が多い。
5枚目:前方が少し明るくなってきた。まもなく湿原入口。
湿原入口が近付いた(那須塩原市),10:10
前方に湿原の案内板が見えてきた。あそこを左折すると湿原入口がある。
湿原入口近くのT字路,ないし四叉路?(那須塩原市),10:11
案内板の前で左前右を撮影。
1枚目:左側。これからこちらへ進む。
2枚目:案内板。「日光国立公園沼原園地」とある。
3枚目:右側。後で出てくるがこのすぐ先はY字路になっている。
1本は湿原の脇を通って戻ってくる木道で,
その隣に,後で歩くことになる茶臼岳・三斗小屋温泉分岐へ向う遊歩道がある。
左折して湿原入口へ(那須塩原市),10:11
1枚目:左折するとこのような景色。少し先に柵があるが,その右手に湿原入口がある。
2枚目:柵の手前には木道があるが,そこまではこのようなぬかるみ。
柵の向こうは沼原調整池(那須塩原市),10:12
1枚目:柵の奥にあるのは沼原調整池の護岸。その手前で右折する。
2枚目:柵の右側。ここからも木道の一部(木製の支柱とロープ)が見える。
駐車場を降り始めたのが10:02なので,ここまで10分(道標によれば移動距離 1 KM,のはず)。
平地を歩くよりやや早い。下りでまだ元気なうちは,どうしても早足になる。
この後,柵の脇(湿原入口前)で採集道具をセット。
日光国立公園
沼原湿原入口(那須塩原市),10:14
1,2枚目:湿原入口の角に咲いていたキンミズヒキ(Agrimonia pilosa var. japonica)?,
3枚目:沼原湿原入口。「日光国立公園 沼原湿原,環境省」とある(注)。
注:手元のガイドブック(湿原を歩く,関東周辺,水尾一郎著,実業之日本社,2000年)では,
この入口の標柱の左隣に展望デッキ・深山ダムへ向かうと思われる踏跡が写っている(p.66)。
しかし,この画像では標柱の左には木柵があり進入できない。
替りに,以下のように,入口を入ったすぐ先に展望デッキ・深山ダム方面へ向かう木道が敷設されていた。
入口のすぐ近くにある展望デッキ・深山ダム分岐(那須塩原市),10:14
少し入った所で前方をパノラマ撮影。
1枚目:木道の左側。沼原調整池の柵に沿って展望デッキ・深山ダムへ向う木道が見える。
2枚目:湿原へ向う木道。少し先でその展望デッキ・深山ダムへ向う木道が分岐しているのがわかる。
展望デッキ・深山ダム方面を覗いてみる(那須塩原市),10:15
今回はここから眺めるだけ(注)。
注:ちなみに,国土地理院の地図にはここから先のルートは描かれていない。
黒磯観光協会のHPにある
沼原湿原のパンフレットには,ここから沼原調整池の西岸沿いを南下して,
沼原調整池の西にある深山湖へ水を送るパイプ沿い(=途中にある鬼が面山,標高 1262.1mの北東&西の尾根沿い)を歩いた後,
沼原発電所(&森の発電おはなし館)へ向かう林道を辿って深山湖の東岸へ続くルートが描かれてある。
展望デッキへのルートは描かれていないが,おそらく,西ボッチの南東尾根を通ってその頂上へ到達するルートがあるのだろう。
ちなみに沼原発電所は揚水式発電所で,東にある沼原調整池(標高 約1200m)と西の深山湖(標高 700m弱)の標高差(517m)を利用して発電するシステム。
夜間の余剰電力を使って深山湖に下った水を沼原調整池へ戻しているらしい。
Part II: | 沼原湿原(1) 2007.09.03, 10:15 - 10:24 |