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2007.06.24, Part XIII

名残ケ原〜イワカガミ群生地〜須川温泉駐車場へ

名残ケ原南端の分岐(一関市),13:31
ここから昭和湖へ向ったのが 12:16 だったので,昭和湖-名残ケ原間の往復に1時間15分かかったことになる (途中多少寄り道もしたが)。

名残ケ原南縁を西へ(一関市),13:31-13:33
1枚目:分岐を左折し名残ケ原を西へ。 2枚目:ここは湿原の南端に近い場所で,すぐに木道は終わり林の中へ入って行く。 3枚目:木道の下に水があるが赤味がかった石が露出していて採集には不適。

名残ケ原南縁を西へ(一関市),13:34-13:37
1枚目:林の中へ入る。 2枚目:昇り坂で,かなりぬかるんでいる。前回来た時(2005.7.24)も同様だった。 3枚目:林床にはマイヅルソウMaianthemum dilatatum)が群生していた。 4枚目:数分で林を抜ける。

イワカガミ群生地?(一関市),13:38
1枚目:林を抜けた先に起伏のある湿原が広がる。が,面積はさほどない。 2枚目:ふたたび木道に入ったすぐのところに池塘がある。前回もここで採集した。 ふたたび採集(イワカガミ群生地-1)
観察された生物: トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), ディフルギア( Difflugia bacilliferaDifflugia sp.), シヌラ(Synura), 珪藻少々, ハタヒモ(Netrium digitus), フタボシモ(Cylindrocystis brebissonii), クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ワムシ, ケンミジンコ,

イワカガミ群生地?(一関市),13:40-13:41
1枚目:すぐ先,木道の右側にも小さな池塘がある。 2枚目:ここでも採集(イワカガミ群生地-2)
観察された生物: トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), カリキモナス(Calycimonas physaloides), ラブドモナス(Rhabdomonas incurva), キロモナス(Chilomonas), ナベカムリ(Arcella), ディフルギア( Difflugia bacilliferaDifflugia sp.), アミカムリ(Nebela collarisN. dentistomaN. penardiana), ユーグリファ(Euglypha filifera), プロロドン(Prorodon), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), 棘毛類繊毛虫, シヌラ(Synura), Chlorobotrys ?, エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), ツヅミモ( Cosmarium oblongum?), ホシガタモ( Staurastrum pilosum?, Staurastrum sp.), ハタヒモ(Netrium digitus), タテブエモ(Penium polymorphum), フタボシモ(Cylindrocystis brebissonii), Bambusina, クロオコッカス(Chroococcus turgidus), ワムシ, イタチムシ,

ここは直進(一関市),13:41-13:42
1枚目:湿原はすぐに終わり,その先は潅木が所々にあり,さらにその先には岩肌が露出した景色が広がる。 2枚目:T字路。ここを右折しても須川高原温泉へ戻ることができるが,今回はまだ時間に余裕があるので, もう少し先まで行くことにした。

西側のルートを辿って須川温泉へ戻る(一関市),13:44-13:46
1,2枚目:最初は木道があったが, 3,4枚目:途中から木道がこれから作られるような,ないしは一部撤去した跡のような道が続く。 歩きづらい。この辺一帯が「賽の磧」(さいのかわら,注)。

注:ここにはたしかに「賽の磧」と書いてあるが,名残ケ原へ向かう途中にある道標には 「賽の碩(Sainoseki)」と書いてある。 色々調べると,「碩」と「磧」はほぼ同じ意味として使われている模様。 同じ場所を異なる漢字で,かつ異なる読み方で表記しているようだ。紛らわしい。

西側のルートを辿って須川温泉へ戻る(一関市),13:47-13:48
1枚目:「賽の磧」の案内板の後はこのような景色が続く。火山ガスの臭いが若干した。 2枚目:前方で右に折れると・・・。

西側のルートを辿って須川温泉へ戻る(一関市),13:49-13:51
1枚目:ゆるい下り坂となり,徐々に緑が目につくようになる。 2〜4枚目:道端に咲いていた イワカガミScizocodon soldanelloides

西側のルートを辿って須川温泉へ戻る(一関市),13:51-13:52
同じく道端に咲いていた ツマトリソウTrientalis europaea)と アカモノGaultheria adenothrix

西側のルートを辿って須川温泉へ戻る(一関市),13:56
1枚目:所々林の中を通る。 2,3枚目:ここにもツマトリソウTrientalis europaea)の群生が。

西側のルートを辿って須川温泉へ戻る(一関市),13:58
昭和湖へ向う途中でも見かけた何かの病気? ??

西側のルートを辿って須川温泉へ戻る(一関市),13:59-14:01
1枚目:やや急な傾斜の下り坂となる。 2枚目:前方が開けてきた。

Part XIV: 須川温泉駐車場〜須川ビジターセンター〜須川温泉バス停
2007.06.24, 14:01 - 16:25