採集の記録：沼の原湿原（原生花園） Part II

2006.06.17, Part III

沼の原湿原（原生花園） Part II

沼の原湿原　南東側の湿原，10:13-10:14
１枚目：右に曲った後，木道は林の中の遊歩道へ続く。２枚目：途中にある休憩所と案内板。３枚目：その案内板，「湿原の野鳥たち」。この日鳴いていたのは，ウグイス，カッコウ，ヒヨドリ（？），，。他にもいたかも（注）。４枚目：これは葉っぱの形からして，花が終わった後のリュウキンカ（Caltha palustris var. nipponica）のはず。
注：後で出てくるが，今回は動画撮影機能を利用して音の記録を試みた（モリアオガエル，エゾハルゼミ）。動画はメモリをかなり消費するので，これまで控えてきた（12秒程度の録画で静止画10枚分程度のメモリを消費した）。今回の動画そのものにはあまり記録する意味がないので，音声のみを抜き出して公開してある。周囲が静かなため，デジカメでも結構きれいに録音できたと思う。ここでも録画（録音？）しておけばよかった。。。

沼の原湿原　いったん林へ入る，10:15-10:16

沼の原湿原　出口近くに咲いていた花，10:16-10:17
ミヤマツボスミレ（Viola verecunda var. fibrillosa）？

沼の原湿原　遊歩道の十字路へ戻る，10:17-10:18

沼の原湿原　今度は北東側の湿原へ，10:19-10:20
ここで採集（沼の原湿原北西側 No. 1）
観察された生物（6/18)：ミドリムシ（E. mutabilis），棘毛類繊毛虫，珪藻各種，ミカヅキモ（ C. intermedium， C. ralfsii），ユレモ（Oscillatoria），

沼の原湿原　北東側の湿原を北へ，10:20-10:21
ここで採集（沼の原湿原北西側 No. 2）
観察された生物（6/18)： Gymnodinium，クリプトモナス（Cryptomonas），カリキモナス（Calycimonas physaloides），太陽虫の一種，コクリオポディウム（Cochliopodium），ユーグリファ（Euglypha）?，ラッパムシ２種（white & green Stentor），キネトキルム（Cinetochilum），チラキディウム（Thylakidium），シヌラ（Synura），ヌサガタケイソウ２種（Tabellaria），ハリケイソウ（Synedra），他の珪藻各種，ヒザオリ３種（Mougeotia），ミカヅキモ（ C. dianae， C. cynthia， C. striolatum or intermedium ?， C. ralfsii），ハタヒモ（Netrium digitus），ユレモ（Oscillatoria），

沼の原湿原　北東側の湿原を北へ，10:22-10:23
２枚目：この周辺には，草や枯枝の周囲に緑色のゲル状のものが大量にまとわりついていた。気になったので採集（沼の原湿原北西側 No. 3）してみたところ，これらはホシガタモ（S. punctulatum v. punctulatum），が大発生したものであることがわかった。ホシガタモの仲間がこれほど大量に増えているのを見たのは初めて。
観察された生物（6/18)：バラディナ（Balladyna） ?，ハリケイソウ（Synedra），他の珪藻各種，ツルギミドロ（Draparnaldia glomerata），ミカヅキモ（ C. pronum， C. dianae， C. ralfsii），ツヅミモ（ C. subtumidum ?， C. punctulatum），ホシガタモ（ S. punctulatum， S. pilosum），メソテニウム（Mesotaenium），ダルマオトシ（Hyalotheca dissiliens var. tatrica），

沼の原湿原　北東側の湿原を北へ，10:24

沼の原湿原　湿原出口から湿原西トレイルへ，10:25-10:26
１，２枚目：木道を降りて土道を歩く。３枚目：右へ行くとその先でさらに二股に分かれ，湿原入口へ向う道（右）と赤池ぶな林トレイル（左）へ向う。ここは左折して湿原西トレイルへ入る。４枚目：湿原西トレイル。ここを（南西へ）進むと，県道97号へ出るが，その先（西）に万坂峠がある。