郡山駅〜会津若松駅〜蓋沼森林公園管理事務所〜多目的広場〜オートキャンプ場〜蓋沼〜白鷺遊歩道〜三角池〜大久保池の北側〜古潟沼外周コース〜蓋沼分岐〜どじょう沼〜オートキャンプ場〜管理事務所〜会津若松駅〜郡山駅 (09:16 - 18:03)
Part I: | 郡山駅〜磐越西線で会津若松駅へ(郡山市/猪苗代町/磐梯町) 2015.07.19, 09:16 - 10:34 |
Part II: | 〜会津若松駅〜蓋沼森林公園管理事務所(磐梯町/会津若松市/会津美里町) 2015.07.19, 10:39 - 11:35 |
Part III: | 管理事務所〜多目的広場〜オートキャンプ場へ(会津美里町) 2015.07.19, 11:36 - 11:45 |
Part IV: | オートキャンプ場〜蓋沼へ(会津美里町) 2015.07.19, 11:47 - 11:55 トリアシショウマ? |
Part V: | 古潟沼外周コース分岐〜蓋沼外周コースを時計廻りに進む(会津美里町) 2015.07.19, 11:56 - 12:08 ゼンマイ?, ?? |
Part VI: | 蓋沼東端(会津美里町) 2015.07.19, 12:09 - 12:18 シシガシラ, チゴユリ(実)? |
Part VII: | 蓋沼外周コース起点・古潟沼堰堤〜白鷺遊歩道(会津美里町) 2015.07.19, 12:18 - 12:26 ヤマウルシ, ヤマユリ |
Part VIII: | 白鷺遊歩道〜三角池(会津美里町) 2015.07.19, 12:26 - 12:35 ヤマユリ, ?? |
Part IX: | 三角池〜大久保池の北側を西へ(会津美里町) 2015.07.19, 12:36 - 12:46 |
Part X: | 大久保池北西側の林道?(会津美里町) 2015.07.19, 12:46 - 12:58 クルミの実, ウツボグサ,オカトラノオ,ネジバナ,ドクダミ |
Part XI: | 古潟沼南側湿地の西縁を北へ(会津美里町) 2015.07.19, 13:00 - 13:12 |
Part XII: | 古潟沼外周コースを時計廻りに進む(会津美里町) 2015.07.19, 13:15 - 13:27 ヤマユリ |
Part XIII: | 古潟沼外周コース〜蓋沼分岐〜どじょう沼(会津美里町) 2015.07.19, 13:28 - 13:46 ヤマユリ, アオキ,?? |
Part XIV: | オートキャンプ場〜管理事務所周辺を探索(会津美里町) 2015.07.19, 13:47 - 14:31 ウツボグサ, トリアシショウマ,?? |
Part XV: | 蓋沼森林公園管理事務所〜会津若松駅〜郡山駅(会津美里町/会津若松市/郡山市) 2015.07.19, 14:32 - 18:03 |
追加: | 採集したサンプルの観察(千代田区) 2015.07.20-07.22 |
今回訪れたのは浮島で知られる蓋沼とその周辺にある池沼だ。
蓋沼の名前は以前から知っていたが,浮島以外,あまり情報がなかったので,
これまで訪れようと計画したことがなかった。
久しぶりに蓋沼の名前で検索したところ,「蓋沼森林公園」として周辺が公園化されていることを知った。 これなら訪れるのは容易だろうということで計画を練った。 蓋沼森林公園に一番近いのは只見線の会津高田駅なのだが,路線情報を調べると, 会津高田駅まで乗車すると,途中の乗継ぎに時間がかかってしまい日帰りするのが難しくなることが判明。 そこで,会津若松駅まで乗車して,そこからタクシーで往復することにした。 訪れた蓋沼森林公園には,たくさんの池沼があるものの,自然のままの場所は蓋沼だけで,他は人造の溜池だった(注)。 ただし,もともと山あいの窪地を利用しているのと,できてからかなり時間がたっているので, おおよそ自然に溶け込んでいた(いくつかはすでに池ではなくなり,湿地化していた)。 残念ながらサンプルを採集できたのは蓋沼の1ケ所だけで,他の池沼ではまったく採集できなかった (他は,古い道にある水たまりで採集した1サンプルのみ)。 今回は台風が日本中部を横断して日本海に出てからふたたび北日本に接近しつつあるという状況だった。 そのためか,これまで以上に天気予報がめまぐるしく変わった。 週の前半の予報では,今回は全国的に天気が悪いが,福島を除く南東北(山形,宮城)と長野県付近だけは日中晴れるとなっていた。 そこで,当初は,これまで訪れたことがない小海線沿いにある松原湖とその周辺を訪れようと色々調べて計画を練った。 しかし,週末が近付くと長野県の予報は,晴れから曇りに変わってしまった。 それなら南東北ということで,当初は山形の 蔵王いろは沼 へ行こうかと考えたが,蔵王へ行くためには かなり早起きしなければならない。あいにく,土曜日は何かと忙しく帰宅が遅くなることがわかっていたので, 日曜日に早起きするのは難しかった。 そこで,終日曇りではあるものの近県が晴れる予報がでている福島なら,それほど早起きしなくても日帰りできるので, 今回は蓋沼を目指すことにした。 実際の天気はどうなったか,というと,残念ながら,ときおり日射しはあるものの,昼すぎまで予報通りの曇り空が続いた。 そして,タクシーで会津若松駅に戻る頃になると,予報に反して晴れ間が広がったのだった。 注:浮島があるのと,周囲に溜池が多い点では,山形県県民の森にある 琵琶沼 と同じだ。 琵琶沼にはたくさんの原生生物がいるので,ここもそうだろうと期待して訪れた,のだが。。 原生生物は期待したほど多くなかった。 考えられる理由は,沼岸が深く落ち込んでいて,全体に日当たりが悪い点だ。 東端に一ケ所だけ沼岸に近付ける場所があるが,岸辺に草が生えていない。 水中には落ち葉がたくさんあったものの,藻塊や水垢は比較的少なめだった。 今回のサンプルを観察したかぎりでは,なぜか藻類がほとんど見当たらなかった。 藻類がいないということは,日当たりが悪いか,あるいは水質になにか問題があるのかも知れない。 ちょっと残念。 この他浮島があるとはいえ,浮島は草だけでできていた。 琵琶沼や 大峰沼 (みなかみ町)のように,草以外に潅木が育ってはいない。 この点では,浮島のある池としては歴史が浅いのかも知れない。 沼岸にあった案内を見るかぎり, 泥炭層の調査などは行われていないようなので,歴史がどれくらあるかわからないが, 琵琶沼(泥炭層の厚さは11m以上)や大峰沼(泥炭層の厚さは約8.6m) よりはかなり若い沼であることは確かだ(注の注)。 注の注:Wikipediaには,蓋沼の浮島ができたのは850年ほど前といわれている,と書かれている。 ただし,出典がハッキリしないので確認できない。 もし本当に850年前なら琵琶沼や大峰沼の数万年前に比べると,相当若いということになる。 |