鶴岡駅前〜羽黒山山頂・出羽三山神社〜月山公園線〜月山八合目駐車場〜弥陀ヶ原〜御浜池へ向う遊歩道〜弥陀ヶ原〜月山八合目駐車場〜月山旧参道〜弥陀ヶ原〜月山八合目駐車場〜月山公園線〜羽黒山山頂〜鶴岡駅 (07:02 - 16:13)
Part I: | 鶴岡駅前〜羽黒山山頂・出羽三山神社(鶴岡市) 2012.08.22, 07:02 - 07:54 |
Part II: | 羽黒山山頂・出羽三山神社〜月山公園線を南へ(鶴岡市/庄内町) 2012.08.22, 07:55 - 08:34 |
Part III: | 月山公園線を南へ〜月山八合目駐車場(庄内町) 2012.08.22, 08:36 - 08:55 ナンブタカネアザミ?, ヤマハハコ,ウツボグサ, |
Part IV: | 弥陀ヶ原:入口〜御田原参篭所へ(庄内町) 2012.08.22, 08:55 - 09:06 ハクサンフウロ,キンコウカ,イワショウブ,ウメバチソウ, ニッコウキスゲ,コバギボウシ?,シロバナトウウチソウ,ミヤマホタルイ |
Part V: | 弥陀ヶ原:〜御田原参篭所〜御浜池へ向う遊歩道(庄内町) 2012.08.22, 09:07 - 09:14 コバギボウシ?, ミヤマセンキュウ?,ミヤマシシウド?, ニッコウキスゲ,チングルマ |
Part VI: | 御浜池へ向う遊歩道を北東へ(庄内町) 2012.08.22, 09:14 - 09:29 ミヤマリンドウ, キンコウカ,イワイチョウ |
Part VII: | 御浜池へ向う遊歩道沿いに点在する湿原(往路)(庄内町) 2012.08.22, 09:29 - 09:43 |
Part VIII: | 御浜池へ向う遊歩道沿いに点在する湿原(復路)(庄内町) 2012.08.22, 09:44 - 09:56 ミズバショウ |
Part IX: | 弥陀ヶ原:北側の木道を東へ(庄内町) 2012.08.22, 09:57 - 10:08 コバギボウシ?, ウメバチソウ |
Part X: | 弥陀ヶ原:北側の木道〜東端の池塘へ向う木道(庄内町) 2012.08.22, 10:11 - 10:22 バッタの幼生, イワイチョウ,オゼコウホネ,ミツガシワ |
Part XI: | 弥陀ヶ原:東端の池塘〜東側の木道(庄内町) 2012.08.22, 10:22 - 10:33 オゼコウホネ, ヒメギス?,ミヤマホタルイ,ホソバウキミクリ |
Part XII: | 弥陀ヶ原:東〜南側の木道(庄内町) 2012.08.22, 10:33 - 10:45 ニッコウキスゲ, キンコウカ,ミツガシワ,ミヤマホタルイ |
Part XIII: | 南側の木道〜西側の木道(庄内町/鶴岡市) 2012.08.22, 10:45 - 10:56 エゾシオガマ |
Part XIV: | 弥ケ原西側の木道〜月山八合目駐車場〜旧参道を上がる(庄内町/鶴岡市) 2012.08.22, 10:57 - 11:35 |
Part XV: | 月山旧参道沿いに点在する湿原(鶴岡市/庄内町) 2012.08.22, 11:35 - 11:53 コバギボウシ?, ニッコウキスゲ,ツリガネニンジン? |
Part XVI: | 月山旧参道沿いに点在する湿原〜弥陀ヶ原〜月山八合目駐車場へ(庄内町/鶴岡市) 2012.08.22, 11:54 - 12:19 ミツガシワ, ミズバショウ,ナンブタカネアザミ? |
Part XVII: | 月山八合目駐車場〜月山公園線を北へ(鶴岡市/庄内町) 2012.08.22, 12:19 - 13:25 ハクサンフウロ, キオン,ツリガネニンジン? |
Part XVIII: | 〜羽黒山山頂〜鶴岡駅(鶴岡市) 2012.08.22, 13:31 - 16:13 |
追加: | 採集したサンプルの観察(千代田区) 2012.08.23, 08.25 |
前日(2012.08.21)訪れた
蔵王 いろは沼
から路線バス→高速バスと乗継いで鶴岡へ移動。
翌朝,いつもの羽黒山山頂&月山八合目行きのバスに乗車した。
今回は木道が敷かれた「 弥陀ヶ原」の他に, 前回(2011.07.18) 課題となった御浜池へ向う遊歩道の途中にある湿原 (昨年検討した内容), および,月山旧参道沿いにある湿原 (昨年検討した内容) を訪れることができた。 御浜池へ向う遊歩道の入口は,これまで何度か探したが見つからなかった。 しかし,昨年ネット上でその入口を紹介したwebpageを発見し,おかげでやっと遊歩道沿いにある湿原を訪れることができた。 ただし,湿原の先にある御浜池は,途中が険しい(鎖場や鉄梯子などがあるらしい)ので,遠望しただけで引き返した。 一方,月山旧参道沿いにある湿原については,当初は弥陀ヶ原側から下っていくコースを考えていたが, 途中の様子がわからないので躊躇していた(注1)。しかし,弥陀ヶ原から戻って月山レストハウス内で食事をしている間に, GPSの地図を見て車道側から旧参道を上がった方が近道であることに気づいた(注2)。 そこでいったん車道を下って途中にある旧参道の入口から湿原を目指した。 しかし,旧参道沿いは,かつて月山登拝で多くの人が歩いたためだろうが, 道の両側には潅木が高く生い茂り周囲を見渡すことができなかった(注3)。 GPSを頼りに湿原(狙いは池塘)のありそうな場所で潅木地帯に分け入ると,めざす湿原(というか池塘)があった。 池塘の周辺は湿地というよりほぼ草原状態(硬いゴワゴワした草が多かった)で,容易に池塘に近付くことができた。 また,最初は踏跡らしきものはまったく見えなかったが,池塘から戻る際,潅木地帯の下に深く抉れた道があった。 かつては多くの人が行き来して踏跡ができたのだろうが,最近はほとんど人が通らないために潅木が育って踏跡を覆い隠してしまったようだ。 潅木に混じる笹薮にもかつての踏跡があった。 なお,羽黒山に着いた頃はほぼ快晴だったが,バスが月山に近付くにつれ徐々に雲が増えだした。 御浜池へ向う遊歩道から戻り,弥陀ヶ原を一周する頃になると,月山山頂は雲の中に隠れてしまった。 やがて弥陀ヶ原にもガスが降りてきたが,幸い,雨にはならなかった。 レストハウスで休んでいる間にやや晴れ間が戻ったこともあり,上記のように,旧参道を上がることができた。 画像について:今回は湿気が多いせいだろうが,青空があってもくっきりした青色ではなかった。 そのため全体に赤味のある写真が多くなってしまった。 月山行きの路線バスは実際はもっと明るい黄色なのだが,写真だとオレンジ色に近い黄色になっている。 注1:御田原参篭所の手前に旧参道の入口があるが, 昨年(2011.07.18) 復活した「←至 月山旧参道,七合目 合清水小屋跡」と書かれた道標がふたたび無くなっていた。 これも弥陀ヶ原側から下っていくのを躊躇した理由。 注2:近道ではあるが,車道から湿原までの上りのルートは苔むした岩だらけの道だった。 湿っていて滑りやすかったので,かなり歩きづらかった。 注3:旧参道の路面と両側の湿原との段差は50 cm以上,場所によっては1 m近かった。 足下はすべて岩だらけ。 月山登拝は,おそらく1000年以上前から続いていたはずで, 当初は月山の北尾根にできた湿原を歩いて登ったのだろう。 それが踏跡となり,同じ場所を大勢の人が行き来したため,徐々に泥炭層が流出して月山の岩肌が露出したものと思われる。 その泥炭層の厚さが50 cm〜1 m前後あるということだ。 参道との境界面は乾燥するにでそこに潅木が育って参道の両側を覆い隠してしまったのだろう。 |