上長瀞駅〜荒川左岸河川敷〜遊歩道〜岩畳〜長瀞駅 (13:15 - 15:03)
Part I: | 上長瀞駅〜荒川左岸河川敷〜遊歩道(長瀞町) 2012.08.16, 13:15 - 13:25 ?? |
Part II: | 遊歩道〜岩畳南端(長瀞町) 2012.08.16, 13:26 - 13:40 ??, ??,??,?? |
Part III: | 岩畳南端(長瀞町) 2012.08.16, 13:40 - 13:55 ヒメホタルイ?, ??,コガマ |
Part IV: | 岩畳南端〜中央部(長瀞町) 2012.08.16, 13:55 - 14:06 |
Part V: | 岩畳中央部(1)(長瀞町) 2012.08.16, 14:06 - 14:17 スミレ, キショウブ |
Part VI: | 岩畳中央部(2)(長瀞町) 2012.08.16, 14:17 - 14:26 ミゾハギ, カワシジミ?,幼魚 |
Part VII: | 岩畳中央部〜北端へ(長瀞町) 2012.08.16, 14:28 - 14:39 コガマ |
Part VIII: | 岩畳北端〜長瀞駅(長瀞町) 2012.08.16, 14:39 - 15:03 |
追加: | 採集したサンプルの観察(千代田区) 2012.08.17-08.18 |
ふたたび
長瀞の岩畳
で採集を行った。今年から始めて今回ですでに7回目だ。
できれば東北へ行きたかったが,お盆の最終日で東北新幹線はかなり混んでいるはず,と考えて止めた。 長野・群馬方面ならばということで色々(新規として玉原湿原,草津白根山にある富貴原の池,あるいは,既に何度か訪れている 稚児池湿原 など)検討してみたがどれも今ひとつ。 尾瀬( 横田代, アヤメ平, 富士見田代)へ行くことも検討した。 一昨年はこの時期(2010.08.15)に尾瀬を 訪れているが,花の時期を過ぎていたためか,さほど混んでいなかった。なので時期的には問題ないし, 新幹線(大宮駅〜上毛高原駅)の座席にもまだ余裕があった。 しかし,どうにも早起きをする気力が湧かず,行くのを断念。 結局,現時点でもっとも行く価値があるというか,データ生産性の高い場所として長瀞の岩畳を選んだ。 ここは,なにしろ近いし(電車で片道1時間40分前後),今年の研究発表のテーマ(岩石段丘上の水たまりの原生生物叢)だし, 長瀞の岩畳は埼玉県内でもっとも原生生物がたくさんいる場所だからだ。 (現時点で観察できた原生生物は302種。 岩畳付近の標高は推定で 130〜140 m前後だが,このような平地に近い場所の中では,これまで調べた限りここが もっとも原生生物が多い )。 ただ,問題は今日の暑さだ。秩父地方の最高気温は36℃と予想され実際その通りだった。 先月(2012.07.28) 訪れた厳美渓(一関市)は, 朝方(午前9時頃)にも関わらず厳美渓の岩盤上はすでに焼けるような暑さで, 前屈みになって岩盤上の水たまりで採集をしていると,クラクラ目眩がし気分が悪くなるほどだった。 長瀞では,岩畳の上を1時間以上(厳美渓の倍以上)歩き続けることになるし,気温は厳美渓の時よりもさらに高い。 なのでどうなることかとやや心配だったが,例によって濡れタオルを頭に乗せて歩くことでなんとか暑さを凌ぐことができた。 (タオルを外すとすぐに頭がボーッとするほどの暑さだった。水たまりもお湯状態。当然ながら足下の岩盤は焼けるように熱かった) 岩盤上の水たまり(四十八沼,ないし,いろは沼)は水位が大幅に下がっていた。 小さな水たまりや多少流れのある水路はほとんどが干上がっていた。 一方,ある程度大きな水たまりは,水の減り方に違いがあり,岩盤に亀裂?があるためか激しく水が減っている場所もあれば, あまり減っていない場所もあった。 そんな中でも,ある水たまりにはカワシジミ(マシジミ?)や,小魚(ハゼの仲間?)が生きていた。 上記のように,半ばお湯のような温度でも生き延びているのにはやや驚かされた。 また,周囲には何種類ものトンボが飛び回っていた。 7月(2012.07.01) に訪れた時は動きが活発でないので写真撮影できたトンボもいたが,今回はどの個体も活発に飛び回っていて 写真撮影ができなかった。 |