HOME | 研究資料館 | 地域検索 | 採集の記録 | 2012 . 01 . 27 | お知らせ

2012.01.27, Part X

新戸口橋〜西脇橋〜中丸橋〜こはるが池

新戸口橋(戸口橋)の袂へ出て左折する(坂戸市戸口),14:39

2007年03月の様子(2007.03.18,13:30撮影)。
2枚目:橋の袂にしっかり「戸口橋」と書かれた銘板が設置してある。 ということで,既述したように,この橋の正式名称は「新戸口橋」ではなく「戸口橋」のようだ。 にもかかわらず,多くの新しい地図では「新戸口橋」になっている。これはどうしたことだろう?

やや急な坂を下る(坂戸市戸口),14:39
正面に見えるのは関越自動車道を斜めに跨ぐ町田橋。 最初にここを訪れた時は9年前(2003.12.14,写真無し)だが,その時,町田橋周辺はまだ工事中だった。 前回(2007.03.18)は工事は終わっていた。 右に見えるのが西脇橋。

前方で突き当って右折する(坂戸市戸口),14:40
1枚目:左前方は関越自動車道跨道橋の一つである町田橋。その手前でなにやら工事をしていた(注1)。左は通行止め。 画面中央,西脇橋の隣にある送電鉄塔は(おそらく)新古河線の15号(坂戸市戸口,注2)。 2枚目:2007年03月の様子(2007.03.18,13:31撮影)。

注1:坂戸市の平成23年度の主な事業の中に「関越自動車道跨道橋架替事業」がある。 その内容は,西脇橋の南にある2つの跨道橋(町田橋と戸口新田橋)を1つに架け替える,というものだ。 画面に写っている工事現場はそれに関連したものだろう。町田橋はできてからまだ間もないと思うのだが・・・。 架け替えの理由は「関越自動車道の付加車線設置」に伴うものだそうだ。 ということは,これから渡る西脇橋もいずれは架け替えられるのだろうか?
注2:この後訪れる葛川水門の近くに新古河線の19号鉄塔がある。 そこから4つ手前の送電鉄塔なので15号と推定した。

西脇橋へ(坂戸市戸口),14:41

西脇橋を渡る(坂戸市戸口),14:42
2枚目:2007年03月の様子(2007.03.18,13:34撮影)。

西脇橋を渡る(坂戸市戸口),14:42
下を通る関越自動車道を撮影。


2007年03月の様子(2007.03.18,13:34撮影)。

こはるが池へ(坂戸市戸口),14:43
1,2枚目:西脇橋を渡ると右前方に「こはるが池」(注)が見えてくる。 1枚目:左に見えるのは川崎陸送(株)。ここからは見えないが,その奥に「ぎょうざの満州本社・坂戸工場」があるらしい。 画面左端の煙突は坂戸市西清掃センター。 こはるが池の奥にあるのが凸版印刷坂戸工場。縦長の,かなり大きな工場だ。

注:この池の名前については,「こはるか池」と記述しているHPがいくつかある。 シティマップル埼玉県道路地図(1999年9月3版)では「こはるが池」になっているので, これまではこの名前を使用してきたのだが・・・。 どちらが正しいか,今のところ判然としない。

2007年03月の様子(2007.03.18,13:34-13:35撮影)。

葛川に架かる中丸橋を渡る(坂戸市戸口→沢木),14:43

こはるが池に到着(坂戸市沢木),14:44
1枚目:画面左端が「ぎょうざの満州本社・坂戸工場」。


2007年03月の様子(2007.03.18,13:36-13:37撮影)。

こはるが池,東縁沿いを北へ(坂戸市沢木),14:45

途中にある入口だった場所(坂戸市沢木),14:45
最初にここを訪れた時(2003.12.14)は,ここから自由に中に入ることができた。 その時も岸辺は草茫茫で水際に近付くのに難儀したのを覚えている。 次回(2007.03.18)には今と同様,立入禁止の看板が立っていたので中に入るのは断念した。 (画像には小さい看板しか写っていないが,ここ以外にも大きな立入禁止の看板がある。 初回には採集できたものの原生生物はほとんどいなかったので,ここの採集記録はない。

こはるが池,南縁に公園のような場所があった(坂戸市沢木),14:46
他に池端に近付けるところがないかと池の周囲を捜しまわった。 前回は池の南縁は確認しなかったが,このように「池に近付ける場所」があった。

こはるが池,芝生広場があるが,池際にはここも柵があった(坂戸市沢木),14:47

こはるが池,奥へ進むと水路があった(坂戸市沢木),14:48
1枚目:前方の一段高い位置にある建物は「入西ポンプ場」(Google mapより)。 入西ポンプ場だけでは何のことかわからない。 「入西ポンプ場」で検索すると,「坂戸,鶴ヶ島下水道組合」のHPがヒットした。 たしかにここには「入西ポンプ場」の写真が掲載されている。 しかし,何の説明もないので,下水道関係の施設だろうということ以外はわからない。
「こはるが池」(こはるか池?)が調節池(ないし調整池)らしいことは推測できる(注)。 そして,東を流れる葛川につながる水路が池の東にあるようだ(Google mapの航空写真より)。 もし,「入西ポンプ場」が排水ポンプだとすれば,現在のように池の西端ではなく,葛川に近い東端に配置されるはずだ。 そうでないということは「入西ポンプ場」は「こはるが池」にたまった水を排水するための施設ではない,ということになる。 となると,いったいポンプでどこからどこへ水を移動させるのだろう? 近くには工場や住宅が多いので,そこから出た排水をどこか(地下?)で浄化して,浄化処理した水をいったん「こはるが池」にためて, 少しずつ葛川に流している,のだろうか? 「入西ポンプ場」は地下の処理場から処理水を汲み上げるための設備だとか・・・。あくまで想像だが。

注:UR都市機構の「坂戸ニューシティにっさい」というタイトルのHPには, この池を含めて西に広がる住宅地や工場がニューシティの区域として表示されている。 また,Wikipediaにある「坂戸ニューシティにっさい」の説明では, この池(ここでは「こはるか池」となっている)は,ニューシティの造成時につくられた葛川の調整池(注の注),と記してある。
注の注:UR都市機構のHPの地図でもここを「調整池」としてある。 しかし最近は,かつて「調整池」だった場所が「調節池」に変わっていることが多い。 ここも,現在の流れからすると,調節池とした方が適切かも。 両者の区別が今一つハッキリしないのだが・・・。

こはるが池,わずかに水があったが藻塊はまったくない(坂戸市沢木),14:48
原生生物はとてもいそうにないので採集せず。

こはるが池,近くにハクセキレイがやってきた(坂戸市沢木),14:50-14:52
二羽のハクセキレイMotacilla alba lugens)がこちらに近付いてきた。 手前が雄,奥にいるのが雌のようだ。

Part XI: こはるが池〜葛川〜北坂戸橋〜高麗川左岸〜葛川水門
2012.01.27, 14:54 - 15:10