十日町駅〜津南駅〜大場林道ゲート〜林道歩きの途中で軽トラに乗車〜登山口〜小松原湿原(下屋敷・中屋敷・上屋敷)〜登山口〜大場林道ゲート〜津南役場前バス停〜本町3丁目バス停〜十日町駅〜越後湯沢駅 (05:54 - 16:31)
Part I: | 十日町駅〜津南駅(十日町市/津南町) 2010.07.04, 05:54 - 06:40 |
Part II: | 津南駅〜大場林道ゲート〜林道歩きの途中で軽トラに乗車(津南町/十日町市) 2010.07.04, 06:43 - 07:37 ウツボグサ |
Part III: | 軽トラで登山口〜小松原湿原 下屋敷(下ノ代)へ(十日町市) 2010.07.04, 07:38 - 07:57 ゴゼンタチバナ, マイヅルソウ,ウラジロヨウラク,イワカガミ,ガクウラジロヨウラク,ワタスゲ |
Part IV: | 小松原湿原 下屋敷(下ノ代)へ(十日町市) 2010.07.04, 07:57 - 08:13 マイヅルソウ, ヤマドリゼンマイ,オオシラビソ,ムシカリ,ショウジョウバカマ,ギンリョウソウ, ゴゼンタチバナ,?? |
Part V: | 小松原湿原 下屋敷(下ノ代)〜名称不明の分岐(十日町市) 2010.07.04, 08:15 - 08:38 ツマトリソウ |
Part VI: | 名称不明の分岐〜急傾斜の階段を上がる(十日町市) 2010.07.04, 08:39 - 09:11 ギンリョウソウ |
Part VII: | 〜小松原湿原 中屋敷(中ノ代)その1(十日町市) 2010.07.04, 09:13 - 09:34 ミネカエデ?, ワタスゲ,コバイケイソウ |
Part VIII: | 小松原湿原 中屋敷(中ノ代)その2(十日町市) 2010.07.04, 09:35 - 09:46 イワカガミ, ヒメシャクナゲ,イワカガミ,モウセンゴケ,コバイケイソウ |
Part IX: | 小松原湿原 中屋敷(中ノ代)その3(十日町市) 2010.07.04, 09:46 - 09:59 イワイチョウ, イワカガミ,ナナカマド?, |
Part X: | 小松原湿原 中屋敷(中ノ代)その4〜階段を上がる(十日町市) 2010.07.04, 09:59 - 10:18 ワタスゲ, キンコウカ?,??,??スゲ,イワイチョウ,?? |
Part XI: | 小松原湿原 上屋敷(上ノ代)その1(十日町市) 2010.07.04, 10:19 - 10:35 ムシカリ, ??,?? |
Part XII: | 小松原湿原 上屋敷(上ノ代)その2(十日町市) 2010.07.04, 10:36 - 10:51 ヒメシャクナゲ, モウセンゴケ |
Part XIII: | 小松原湿原〜登山口〜大場林道を下る(十日町市) 2010.07.04, 10:52 - 13:59 ヤチカワズスゲ?, イワイチョウ |
Part XIV: | 〜大場林道ゲート〜津南役場前バス停(十日町市/津南町) 2010.07.04, 14:05 - 15:43 ウツボグサ |
Part XV: | 〜本町3丁目バス停〜十日町駅(十日町市/) 2010.07.04, 15:47 - 16:31 |
追加: | 採集したサンプルの観察(千代田区) 2010.07.05-07.06 |
2,3年前から訪れてみたいと考えていた小松原湿原にやっと行くことができた。
今回は土日とも多くの地域で曇り,または雨の予報が出ていた。 当初は本州で唯一晴れの予報だった近畿地方にあるまだ訪れたことのない湿原へ行こうかと考えたが, 調べれば調べるほど到達するのが難しいか(八雲ヶ原湿原), 原生生物はあまりいそうにない(八丁平湿原)ことが判明。 どうしようかと迷っていたところ,十日町市に泊まって鉄道とバスで移動すれば, 念願だった小松原湿原を訪れることができるのを発見した。 (十日町までは上越新幹線とほくほく線を乗り継げば,わずかの時間で到達出来る) 小松原湿原へ行くには,途中で往復4時間の林道歩き(標高差 約465 m)をしなければならないが, その林道の入口(ゲート)へはタクシーを使わなければならない(路線バス無し,注1)。 問題はそれだけではない。 タクシーは津南町から乗車することになるが,津南町にはビジネスホテルがない (小さな旅館はあるが何かと不便)。 ゲート近くにはニュー・グーリンピア津南があるが,ここは諸々の理由で利用するのが難しい。 なにより最寄りの津南駅(JR飯山線)に停まる列車の本数が少ないので旅程を組みにくい。 等の理由でこれまで行くのをためらっていたのだが,今回,十日町市から出るバスを調べたところ, 津南との間を行き来する便が結構あり,これを利用すれば,かなり自由に旅程が組めることに気づいた。 そこで前日(7/3)の午後,十日町市へ移動。一泊後,朝一番の飯山線(06:17発)で津南駅へ向った。 駅からは,前日の夜に携帯電話で頼んでおいたタクシーに乗車して大場林道のゲート(標高 880 m)へ。 林道のゲートまでは予想以上に時間がかかった(約30分,06:43-07:12,これに比例してお金も)。 そこからは2時間かけて登山口(標高 約1345 m)まで林道を歩く(標高差 約465 m)つもりだったが, 幸運なことに作業に向おうと林道を上がってきた地元の方の車(軽トラ)に乗せてもらうことができた(注2)。 このため,約1時間半(あるいはそれ以上?)の時間と体力の節約ができた。 しかし,明け方,雨が降ったことで登山道は水浸し状態。予報では昼間は曇りで雨は降らないとなっていたので, そのうち乾くかと期待して登山道に入ったのだが,実際は逆だった。 小松原湿原の上屋敷(上ノ代とも云う,標高 1560〜1570 m)へ着くまでは 霧のような小さな雨粒がパラパラ落ちる程度だったが,復路になると,次第に雨足が強まってきた。 登山道は初めからぬかるんでいたが,ぬかるみは水たまりに変わり, 滑りやすい木道はますます滑りやすくなった。 途中には急な階段(下屋敷と中屋敷の間)もあり,往復路ともかなり緊張した状態で歩かざるを得なかった。 そのため,登山道の標高差はわずか(225 m, 1345〜1570 m)だったにも関わらず, かなり疲れたし,時間もかかった(予定では往復3時間と見積もったが,実際は5時間もかかってしまった)。 しかし,大場林道の往路は上記のように軽トラに乗せてもらったし(2時間→32分), 復路も予想よりも早く(2時間→1時間24分)歩いて下ることができた。 この結果,林道の往復が予想した4時間から2時間に短縮されたので, トータルの時間は予想とほぼ同じになった(7時間)。 予想よりも時間がかかる恐れもあったので,事前に購入した新幹線の切符は遅めにしておいたが (越後湯沢駅 18:30発 とき342号),津南から十日町駅までバスで戻り,即,切符を買い替えた結果, 予定より1時間半早い新幹線(越後湯沢駅 17:02発 とき336号)に乗車することができた。 (今回は切符を無駄にしなくて済んだ) 注1:復路もタクシーを呼んで津南町市街へ戻ったが, ゲートに戻る途中の林道から携帯電話でタクシー会社に電話したところ,途中で一時切れてしまった。 山なのと,天気も悪いので電波が弱かったようだ。 しかし,よくよく考えると,山では携帯が繋がらないことの方が多いので,これは幸いだった。 近くにニュー・グーリンピア津南があるので電波が届いたのだろう。 事前にはこのことはチェックしなかったが,もし,繋がらなかったら, 大場林道のゲートからさらに2,3時間歩かなければならなかったはずだ。 やれやれ。 注2:大場林道のゲートから先は,地元の人が仕事で入ることは認められているが, 一般車の進入は禁止されている。 |