迫間湿地(足利市迫間町),12:48
1,2枚目:遊歩道のT字路が迫ったところでパノラマ撮影。
1枚目:左側に湿原に敷設された木道の入口がある。
迫間湿地(足利市迫間町),12:49
1〜3枚目:T字路へ出たところで左前右をパノラマ撮影。
1枚目:湿原の北を通る車道へ出る通路。その先に足利フラワーパークがある。
木道の入口脇には,ここにも「工事につき,通り抜けできません。」の案内がある。
通り抜けできないだけで,途中までなら行けそうなので入ってみることにした。
2,3枚目:遊歩道の先には何やら蔓性の植物があるが,,,。
3枚目:この先は上り坂で,多田木山の展望台がある(はず。行ったことはないので確認していない)。
迫間湿地(足利市迫間町),12:49-12:50
1枚目:木道の入口から南を向いて撮影。
いつもは向い側から歩いてくるのだが,今回は逆向き。
2枚目:両側が水に浸かっていたが,
ひとまず右側で採集(迫間湿地-3)。
ここにも結構な数の原生生物がいたが,どれも平地でよく見られる種類ばかり。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
クリプトモナス(Cryptomonas),
ミドリムシ(
Euglena spirogyra,
Euglena sp.),
トラケロモナス(
Trachelomonas volvocina,
Trachelomonas sp.1,
Trachelomonas sp.2),
アニソネマ(Anisonema),
小型太陽虫,
サッカメーバ(Saccamoeba),
ユーグリファ(Euglypha),
ウロトリカ(Urotricha),
コレプス(Coleps hirtus),
レンバディオン(Lembadion lucens),
ヒカリモ(Chromulina),
サヤツナギ(Dinobryon sertularia),
珪藻少々,
スティゲオクロニウム(Stigeoclonium sp.),
ユレモ(Oscillatoria),
ケンミジンコ,
イタチムシ,
センチュウ,
迫間湿地(足利市迫間町),12:51
木道を南に向って進む。
今回はかなり水が多めだ。
前方に見えるのが展望台。
迫間湿地(足利市迫間町),12:52
1枚目:少し進んでまた採集(迫間湿地-4)。
この付近は迫間湿地の中でもっとも原生生物が多い場所。
今回は,今まで以上に色々な種類のミカヅキモがいた。
驚いたのは,これまで平地ではあまり見かけない種類のミカヅキモもいたこと。
観察された生物:
スファエラストルム(Sphaerastrum),
トラケロモナス(
Trachelomonas pulcherrima,
T. volvocina),
ペラネマ(Peranema),
ナベカムリ(Arcella vulgaris,
コレプス(Coleps hirtus),
ディステリア(Dysteria),
ヒカリモ(Chromulina),
サヤツナギ(Dinobryon),
トリボネマ(Tribonema sp.),
珪藻少々,
クロロモナス(Chloromonas),
ゲミネルラ(Geminella),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium minutum),
ミカヅキモ(
Closterium acerosum,
C. cynthia,
C. dianae,
C. intermedium,
C. lineatum,
C. moniliferum,
C. navicula),
迫間湿地(足利市迫間町),12:53-12:54
さらに少し進んでまた採集(迫間湿地-5a)。
ここにはさらに多くの原生生物がいた。
ミカヅキモだけでなく,ツヅミモやホシガタモ,そして,イボマタモなど平地ではほとんど見かけない比較的大型の接合藻もたくさんいた。
今回はよほど生育条件が良いのだろう。
ここは昔からある湿地だったことがますます確実になった。
もっとも,人がやってくる前は,こういった場所は平地のあちこちにあったのだろうが・・・。
ここは平地に残された非常に貴重な自然だ。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
クリプトモナス(Cryptomonas),
ミドリムシ(
Euglena spirogyra,
Euglena sp.),
ウチワヒゲムシ(Phacus torta),
トラケロモナス(
T. pulcherrima,
T. superba,
T. volvocina),
アニソネマ(Anisonema),
小型鞭毛虫数種,
アカントキスチス(
Acanthocystis turfacea),
スファエラストルム(Sphaerastrum),
ラフィディオフリス(Raphidiophrys capitata),
小型太陽虫,
サッカメーバ(Saccamoeba),
Glaeseria,
マヨレラ(Mayorella),
バネラ(Vannella),
ディフルギア(Difflugia claviformis),
Glaeseria,
アトポキロドン(Atopochilodon),
レンバディオン(Lembadion lucens),
ツリガネムシ(Vorticella),
モナス(Monas guttula),
シヌラ(Synura),
トリボネマ(Tribonema sp.),
珪藻各種,
グロエオモナス(Gloeomonas tecta),
パルモディクチオン(Palmodictyon varium),
サヤミドロ(Oedogonium),
ミカヅキモ(
Closterium acerosum,
C. cynthia,
C. dianae,
C. intermedium,
C. macilentum v. macilentum,
C. moniliferum,
C. navicula),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium minutum),
ツヅミモ(
Cosmarium quadratum,
Cosmarium sp.),
ホシガタモ(
Staurastrum alternans v. subalternans,
S. dispar,
イボマタモ(
Euastrum ozense
or E. ansatum var. pyxidatum ?),
ケンミジンコ,
ソコミジンコ,
迫間湿地(足利市迫間町),12:55
上と同じ位置で,向きを変え,木道の反対側で採集(迫間湿地-5b)。
ここにもたくさんいた。高地にある湿原とほとんど同じ状態だ。
これは非常に珍しい。
観察された生物:
アニソネマ(Anisonema),
サッカメーバ(Saccamoeba),
Lingulamoeba,
マヨレラ(Mayorella),
ナベカムリ(Arcella vulgaris,
フセツボカムリ(
Centropyxis ecornis),
ヌクレアリア(Nuclearia),
ユーグリファ(Euglypha tuberculata),
トリネマ(Trinema sp.),
ウロトリカ(Urotricha),
コレプス(Coleps hirtus),
ハルテリア(Halteria),
ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria),
ツリガネムシ(Vorticella),
ヒカリモ(Chromulina),
サヤツナギ(Dinobryon sertularia),
トリボネマ(Tribonema sp.),
オフィオキチウム(Ophiocytium bicuspidatum or O. capitatum?),
Chlorobotrys,
イカダモ(Scenedesmus quadricauda),
Gloeocystis,
クレブソルミディウム(Klebsormidium),
ヒザオリ(Mougeotia),
ホシミドロ(Zygnema)多数,
ミカヅキモ(
Closterium cynthia,
C. dianae,
C. intermedium,
C. moniliferum,
C. navicula),
ツヅミモ(
Cosmarium australe,
Cosmarium sp.),
ホシガタモ(
Staurastrum dispar,
S. orbiculare v. hibernicum),
イボマタモ(
Euastrum oblongum,
E. ozense
or E. ansatum var. pyxidatum ?,
E. verrucosum),
フタボシモ(Cylindrocystis),
ユレモ(Oscillatoria),
イタチムシ,
迫間湿地(足利市迫間町),12:56
北側の展望台を通過。
迫間湿地(足利市迫間町),12:56
1,2枚目:さらに南へ。
迫間湿地(足利市迫間町),12:57
1,2枚目:右側はこの先でさきほどの水路の改修工事が行われているためだろう,通行止めだった。
なのでここは左へ。
迫間湿地(足利市迫間町),12:57
1,2枚目:左折した後。左への分岐が2本あるが,こちらへ進むと入ってきた遊歩道へ出てしまう。
ので,ここは往復2本の木道が敷設してある右へ。
迫間湿地(足利市迫間町),12:58
このように足下は水浸し状態。
迫間湿地(足利市迫間町),12:58
ここは樹木を挟んで木道が二股に別れている場所。
迫間湿地(足利市迫間町),12:58
左側は通行止め。右へ行くと南にある大きな沼を経て工事現場へ出てしまう。
右もこの先は通行止めになっているはずだし,
これまでの採集では,沼付近には原生生物はあまりいなかったので,ここで引き返すことにした。
迫間湿地(足利市迫間町),12:59
戻る途中。
Uターンした後,展望台の手前(南側)で
採集(迫間湿地-6)。
ここにも結構いたが,さきほどの場所に比べると少ない。
さきほど通った前方の展望台の先(北側)あたりが迫間湿地の中でもっとも原生生物が豊富な場所であるのは従来と変わらない。
湿原のほぼ中央なので,周囲にある道路や水路などの影響を受け難いのが幸いしているのだろう。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
クリプトモナス(Cryptomonas),
ウチワヒゲムシ(Phacus torta,小型),
トラケロモナス(
Trachelomonas volvocina),
アニソネマ(Anisonema),
小型鞭毛虫数種,
ラフィディオフリス(Raphidiophrys capitata),
サッカメーバ(Saccamoeba),
コクリオポディウム(Cochliopodium),
トリネマ(Trinema sp.),
ディステリア(Dysteria),
レンバディオン(Lembadion lucens),
ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria),
プルーロネマ(Pleuronema),
ツリガネムシ(Vorticella),
モナス(Monas guttula),
シヌラ(Synura),
マルロモナス(Mallomonas allorgei),
サヤツナギ(Dinobryon sertularia),
クリソピキシス(Chrysopyxis),
トリボネマ(Tribonema sp.),
珪藻各種,
テトラバエナ(Tetrabaena socialis)
モノラフィディウム(Monoraphidium sp.),
ミクロスポラ(Microspora),
ミクロタムニオン(Microthamnion),
ミカヅキモ(
Closterium dianae,
C. intermedium,
C. lineatum?),
ツヅミモ(
Cosmarium quadratum),
イタチムシ,
迫間湿地(足利市迫間町),13:00
北側の展望台脇を通過。
迫間湿地(足利市迫間町),13:01
北側の木道入口まで戻った。ここで左折。
迫間湿地(足利市迫間町),13:01-13:02
1枚目:左折して,,。
2枚目:丘の上にある四阿&トイレに向おうとしたが,人がたくさんいた。
トイレは男女兼用で利用者がいたので,そのまま先へ進んだ。
迫間湿地(足利市迫間町),13:03
1〜3枚目:丘を降りて湿地の北側を通る車道へ出た。
3枚目:この先に足利フラワーパークがある。今回はパス。
2,3枚目:道路の先(北)に見えるのが両毛線の線路。
Part XIII: | 迫間湿地〜桐生足利藤岡自転車道(川崎橋〜渡良瀬川大橋〜高橋大橋) 2010.04.18, 13:03 - 13:39 |