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2009.06.07, Part II

大橋〜古池登山口(西登山道入口)〜種池

古池登山口(西登山道入口)へ,大橋が迫る(県道36号 信濃信州新線,長野市),09:59
1枚目:坂を下っていく。 前方に車が何台も止まっているが,あそこが鳥居川に架かる大橋。 2枚目:前回(2006.5.21)はこの付近から前方に黒姫山(標高2053 m)が見えたのだが・・・ (2006.5.21,10:00撮影)。


古池登山口(西登山道入口)へ,大橋が見えてきた(長野市→信濃町),10:00
たくさんの車が停まっている。 大橋の隣には大橋林道の入口がある。 一般車は進入禁止だが,大橋林道を経由して黒姫山に登り降りする人がいるため,ここはいつも車が多い。 私も今回は下山の際,大橋林道を通る予定。 なお,この橋が長野市と信濃町の境界(画像でわかるように,橋じたいは信濃町に属するようだ)。

古池登山口(西登山道入口)へ,大橋からの眺め(信濃町),10:01
1,2枚目:堰の前にある水辺は鳥居川。 右の建物は中部電力 鳥居川第三発電所の取水口。 今回は雪解けが終っているためか堰から溢れる水はなかった。 隣の狭い水路からわずかに水が流れ落ちるのみ。 ちなみに季節的に1ヶ月前(3年前の画像)だと下段のようになる。 前回はここから戸隠の山々がくっきり見えたのだが・・・。


1枚目:2006.5.21,10:03撮影, 2枚目:2006.5.21,11:23撮影

古池登山口(西登山道入口)に到着(信濃町),10:04-10:05
1枚目:前方に車が見えてきた。あそこが古池登山口。 2枚目:古池登山口の前にも車が溢れていた。

黒姫山 西登山道に入る(信濃町),10:05
狭い駐車スペースの奥に登山口がある。

黒姫山 西登山道に入る(信濃町),10:05
1枚目:登山口の脇に立つ「黒姫山登山道案内図」。これは 前回(2006.5.21)と同じ。 ちなみに下段が前回の様子(2006.5.21,10:08撮影)。 案内図の脇に立つ「登山者名簿,ゴミ袋ボックス」と書かれた赤い金属製の箱が, 黒い茶色?に塗り直されて「登山者名簿箱,信濃町」と名称変更されていた。 もしかすると新しく作り直されたのかも知れないが・・・。


2006.5.21,10:08撮影。

黒姫山 西登山道,種池へ(信濃町),10:06-10:10
この辺の登山道は前回(2006.5.21) はかなりぬかるんでいたが, 今回は前々回(2005.6.12)と同様,ほぼ乾いていた。

黒姫山 西登山道,種池へ(信濃町),10:10-10:11
この辺はぬかるみやすい場所のため角材が設置してある。 前回はかなりぬかるんでいた(はず)。 下段は同じ場所ではないが,下山の途中で撮影した近くの画像。


2006.5.21,11:10-11:15撮影。

種池入口に到着,ここで右折(信濃町),10:13
1,2枚目:パノラマ撮影。 1枚目:前方右に黒っぽい案内板が立っている。 あそこを右折するとその先に種池がある。

種池へ(信濃町),10:13
1枚目:右へ向きを変え,進行方向を撮影。 左に種池の案内がある。 2枚目:その案内板。 最後に「湧出と流出口のない池です」とある。 流入と書かれていないのが不思議な気がしたが,今回,その理由がわかった(後述)。

種池が見えた(信濃町),10:14
1枚目:右折して歩きはじめるとほどなく前方に種池が見えてくる。 2枚目:これは前回(2006.5.21)ほぼ同じ位置から撮影した画像。

種池に到着(信濃町),10:14
1,2枚目:池が近付いたところでパノラマ撮影。

種池(信濃町),10:15
さらに近付いてパノラマ撮影。 ここは池の南西端付近? 手前の水際は土が露出している。 ここは入口なので踏み荒らしによる裸地化の可能性が高い。

種池,南西端付近(信濃町),10:18
前回は南西端では採集しなかったようだが,まずはここで採集(種池-1)。 水底に多少の水垢はあるものの,あまり原生生物がいそうな雰囲気ではない。実際そうだった。
観察された生物: パラコンディロストマ(Paracondylostoma setigerum), ウロトリカ(Urotricha), コスルニア(Cothurnia), 珪藻各種, セレナストルム(Selenastrum), サヤミドロ(Oedogonium), ヒザオリ(Mougeotia), ワムシ,

種池,南岸へ移動(信濃町),10:19
1〜4枚目:少し南岸沿いに東へ進んだところでパノラマ撮影。 雲が低く垂れ込めて,ガスが沼の上に覆いかぶさってきた。 幻想的な雰囲気で,これはこれで良い景色。

種池南岸(信濃町),10:19
岸辺近くには大きな岩がゴロゴロしているが,皆苔むしている。

種池南岸(信濃町),10:20
1〜3枚目:沼岸に近付きカメラを低く構えてパノラマ撮影。

種池南岸(信濃町),10:20
近くではスゲの仲間が花を咲かせていた。 これは花期のビロードスゲCarex fedia var. miyabei)??

種池南岸(信濃町),10:21
向かいの株に何匹もの甲虫が群れていた。 どうやら交尾の最中らしい。

種池南岸で採集(信濃町),10:23
その近くで採集(種池-2)。 ここは水底に多量の黒々とした泥があるものの,なんとなくサラリとした感じ。 原生生物はあまりいそうにない。 しかし,前回(2006.5.21) も似たような感じで,実際にはたくさん原生生物がいたので,見た目だけでは判断できない。 翌日以降の観察結果は以下のとおり。やはり結構いた。
観察された生物: マルウズオビムシ(Peridinium), クリプトモナス(Cryptomonas), ウチワヒゲムシ(Phacus landekiensis), トラケロモナス(Trachelomonas abrupta), 小型鞭毛虫数種, ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.), フセツボカムリ( Centropyxis aculeataC. ecornis), ディフルギア( Difflugia sp.), ユーグリファ(Euglypha acanthophora), トリネマ(Trinema sp.), パラコンディロストマ(Paracondylostoma setigerum), トラケロフィルム(Trachelophyllum), コレプス(Coleps hirtus), メソディニウム(Mesodinium pulex), ミドリゾウリムシ(P. bursaria), ヒスチオバランティウム(Histiobalantium natans), 棘毛類繊毛虫, 小型繊毛虫数種, バキュオラリア(Vacuolaria virescens), 珪藻各種, フタヅノクンショウモ(Pediastrum duplex v. rugulosum), パンドリナ(Pandorina), イカダモ(Scenedesmus quadricauda), ジクチオスフェリウム(Dictyosphaerium), Dimorphococcus lunatus, イトクズモ(Ankistrodesmus falcatus), サヤミドロ(Oedogonium), ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), ホシミドロ(Zygnema), ツヅミモ( Cosmarium connatumC. subauriculatum?, C. subcucumis?), ホシガタモ( Staurastrum incisum?, S. teliferum), アワセオオギ(Micrasterias pinnatifida), タテブエモ(Penium polymorphum), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), SphaerozosmaNostoc, イタチムシ, ワムシ, ミジンコ,

種池南岸(信濃町),10:24
沼岸から少し離れたところで群生していた草。 葉の断面が円形(のはず)。結構太め。 図鑑では見たことがあるのだが,名前がすぐに思い出せない。 これはホタルイScirpus juncoides var. hotarui)?

種池南岸(信濃町),10:25
さらにその近くで群生している別の植物。 すでに葉の先端が変色している。 これは??)。

種池南岸(信濃町),10:25
さらに南岸沿いを東へ進もうとしたが,倒木等が岸辺にあり先に進むのを断念。 1,2枚目:南岸から戻る前に再度パノラマ撮影。 ガスで対岸が見えにくい。

種池南岸(信濃町),10:26
岸辺近くにあったヤナギの仲間。 これはイヌコリヤナギSalix integra)?

Part III: 種池〜古池
2009.06.07, 10:27 - 10:40