弥兵衛平・弥兵衛平湿原へ(西吾妻一切経縦走線を東へ,北塩原村),10:35-10:36
1枚目:潅木地帯を抜けるとすぐにまた小湿原&池塘が現れる。
2枚目:ただし,ここの池塘は池塘らしくない。水底に枯れ草や水垢などがほとんど見られない。
原因不明。
3枚目:原生生物はあまり期待できないなと思いつつ,とりあえず
採集(藤十郎西側の湿原-3)。
翌日の観察結果は予想通り。
観察された生物:
小型珪藻各種,
クレブソルミディウム(Klebsormidium),
ミクロスポラ(Microspora),
ワムシ,
弥兵衛平・弥兵衛平湿原へ(西吾妻一切経縦走線を東へ,北塩原村),10:38
1枚目:やや乾燥した場所に出た。道端にかなり古い標柱があった。
2枚目:「平成六年度 磐梯朝日国立公園(西吾妻地区),西吾妻一切経縦走線,歩道整備工事」
3枚目:石で出来た標柱も。何か掘られているが判然としない。
「主」または「王」の後にあるのは「図」?その下は「相」?いずれだとしても意味不明。
藤十郎(大平温泉方面への分岐,北塩原村),10:39
1枚目:すぐ近くに別の道標が。これは作りが人形石にあったものと同じ。
おそらく同時期に作られたものだろう。比較的最近かも知れない。
2枚目:「藤十郎」,
3枚目:「至 東大巓・明月荘,至 人形石・西吾妻山」
板に書かれたものも側に置いてあった。こちらはだいぶ古そう。「藤十郎,←東大巓・大平温泉(↓)・人形石→」
4枚目:「→至 大平温泉」(注)
注:この北へ向かう大平温泉コースも温泉手前の道が崩壊しているという情報がある。
ただし,いつの頃の情報か未確認。
弥兵衛平・弥兵衛平湿原へ(西吾妻一切経縦走線を東へ,北塩原村→米沢市),10:40
藤十郎を過ぎた後も,岩の多い山道と,小湿原に敷設された木道が続く。
笹の多い薮や,見通しが聞かない狭い通路もある。
弥兵衛平・弥兵衛平湿原へ(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),10:41-10:42
1枚目:かなり荒れた小湿原。泥炭層が露出した先に池塘が残っていた。
2枚目:ここでもカップ付指示棒を伸ばして
採集(藤十郎東側の湿原-1)。
観察された生物:
ディフルギア(
D. oblonga),
ラッパムシ(Stentor pyriformis, 共生藻あり),
ウロレプタス(Uroleptus),
棘毛類繊毛虫,
チラキディウム(Thylakidium, 共生藻あり),
キルトロフォシス(Cyrtolophosis),
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum,
E. sinuosum or E. didelta ?),
ハタヒモ(Netrium digitus,通常のタイプ,
N. oblongum),
Bambusina,
クロオコッカス(Chroococcus turgidus),
メリスモペディア(Merismopedia),
ユレモ(Oscillatoria),
ワムシ,
センチュウ,
イタチムシ,
弥兵衛平・弥兵衛平湿原へ(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),10:43
反対側にも池塘があったが,こちらは遠すぎて採集不可。
弥兵衛平・弥兵衛平湿原へ(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),10:44-10:45
1枚目:またまた別の小湿原&池塘が現れた。ここは他に比べてやや広い。
しかし,木道から遠いため採集不可。
2枚目:ここにも湿原が。ただし,ここも採集不可。
弥兵衛平・弥兵衛平湿原へ(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),10:46
??シャクナゲ()
弥兵衛平・弥兵衛平湿原へ(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),10:48-10:49
湿原とまではいかないが,木道脇の水たまりにわずかに藻塊があった。
それを採集(藤十郎東側の湿原-2)。
藻塊は泥の表面に薄く育っていただけなので,ピペットで吸い取ろうとすると泥が一緒に入った。
観察された生物:
小型鞭毛虫数種,
小型繊毛虫数種,
ミクロスポラ(Microspora),
ツヅミモ(
Cosmarium sp.),
ハタヒモ(Netrium digitus),
フタボシモ(Cylindrocystis brebissonii)多数,
ユレモ(Oscillatoria),
ソコミジンコ,
弥兵衛平・弥兵衛平湿原へ(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),10:50-10:53
今度は潅木地帯の途中に木道の両側がわずかに開けた場所があった。
両側が池塘らしい雰囲気だったので,手前(3枚目)と奥(4枚目)で
採集(藤十郎東側の湿原-3a, -3b)。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas),
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
小型鞭毛虫数種,
ユーグリファ(Euglypha scutigera),
ハルテリア(Halteria),
ウロレプタス(Uroleptus),
プロロドン(Prorodon),
ホマロズーン(Homalozoon vermiculare),
キルトロフォシス(Cyrtolophosis),
小型繊毛虫数種,
小型珪藻各種,
ボツリオコッカス(
Botryococcus sudetica),
クレブソルミディウム(Klebsormidium),
ミカヅキモ(
Closterium idiosporum),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum,
Cosmarium sp.),
ホシガタモ(
Staurastrum brachiatum,
S. brebissonii,
S. simonyi v. sparse-aculeatum),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum),
ハタヒモ(Netrium digitus,通常のタイプ),
タテブエモ(Penium sp.),
フタボシモ(Cylindrocystis brebissonii),
ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens var. tatrica),
シネココッカス(Synechococcus),
ユレモ(Oscillatoria),
ワムシ,
イタチムシ,
弥兵衛平・弥兵衛平湿原へ(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),10:53-10:56
1枚目:木道の先はふたたび潅木地帯へ。足下は岩と泥。両側から潅木が生い茂り前が見通せない。
2枚目:しばらく行くとどうにか視界が開けてきた。これから先はやや平坦な地形が続くようだ。
この辺から弥兵衛平?(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),10:56-10:57
1,2枚目:木道脇に池塘というよりは通常の池のように見える場所が現れた。
ここでは採集せず通過。
弥兵衛平?(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),10:59-11:00
潅木がまばらになり見晴らしがよくなった。多少起伏(全体として緩い登り)があるが,この辺から弥兵衛平といって良いのだろうか?
どこからが弥兵衛平か,はっきりしないまま先へ進む。
弥兵衛平?(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:01-11:02
再び岩だらけの道(登り坂)となった。また延々続くのかとやや気が滅入ったが・・・。
Part VII: | 弥兵衛平 2007.07.01, 11:03 - 11:21 |