山ノ内町 志賀高原
四十八池湿原
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採集日:2010.07.25 ウオッちず で位置確認

四十八池湿原,このトンボは?(山ノ内町),11:43-11:44
1枚目:次のポイントは木道脇の小さな水たまり。 2,3枚目:採集の準備をしていると,目の前の木道にトンボが止まった。これは カオジロトンボLeucorrhinia dubia orientalis)。 このトンボはかなりいた。ここだけでなく他の湿原でもたくさん見かけた。 3枚目はピンぼけ。

四十八池湿原,水たまりで採集(山ノ内町),11:46
丸太の支柱の脇にできた水たまりで採集(四十八池湿原-4)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ナベカムリ(Arcella sp.), ディフルギア( Difflugia bacilliferaD. oblonga), アミカムリ(Nebela carinata), 小型繊毛虫数種, ミクロスポラ(Microspora), ペロニエラ(Peroniella hyalothecae), 珪藻各種, オーキスチス(Oocystis marsonii), グロエオキスティス(Gloeocystis sp.), アルスロデスムス( Arthrodesmus extensus), ツヅミモ( Cosmarium globosumC. quadrifarium), ホシガタモ( S. brachiatumS. hystrixS. margaritaceumStaurastrum sp.), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), イボマタモ( Euastrum crassumE. cuneatum), タテブエモ(Penium polymorphum), ハタヒモ( Netrium digitusN. oblongum), ネジモ(Spirotaenia condensata), メソテニウム(Mesotaenium macrococcum), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), Bambusina brebissonii, シネココッカス(Synechococcus), ケンミジンコ,

四十八池湿原(山ノ内町),11:46-11:47
近くで咲いていたオトギリソウHypericum erectum)。

四十八池湿原,木道の末端が迫る(山ノ内町),11:48
1,2枚目:パノラマ撮影。 この辺からはわずかだが湿原の標高が少しずつ高くなっていく。 1枚目:左の池塘はやや不自然な形をしている。北側の縁が直線的だ。 前方に向って傾斜しているので自然にこうなったのかも知れないが,別の可能性もある。 というのは,何度か書いているように,国土地理院の地図では,この辺から西に向って伸びる遊歩道が描かれている。 その途中に「元池」という大きな池があるのだが,これも何度か書いているように, 現在はその遊歩道は存在しない。 位置的にはこの辺か,あるいは,もう少し先に行ったところ(休憩所付近?)にその遊歩道(おそらく木道)の分岐があったはずなので, もしかすると,このやや不自然な形をした池塘はその木道が撤去された後にできた水たまりなのかも知れない。 池塘が細長くなるのはよくあることではあるのだが,,。

四十八池湿原(山ノ内町),11:48
1〜4枚目:上と同じ位置で南〜西〜着をパノラマ撮影。 以下に過去におおよそ同じ位置で撮影した画像を並べてみた。


2009.8.17,11:51撮影。

2008.7.20撮影。

2007.06.17撮影。

2006.10.09撮影。

四十八池湿原,縦長の池塘がある(山ノ内町),11:48

四十八池湿原,先日の鬼怒沼湿原同様,泥炭層の剥がれ?が起きていた(山ノ内町),11:49
2枚目:ここで採集(四十八池湿原-5)
観察された生物: ナベカムリ(Arcella artocrea), 共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium), ツリガネムシ(Vorticella sp.2), 珪藻各種, ホシガタモ( Staurastrum brachiatum), イボマタモ( Euastrum cuneatum), カワモズク(Batrachospermum),

四十八池湿原,近くにカワモヅクが(山ノ内町),11:50
少し先を見ると水底でカワモズク(Batrachospermum), が育っていた。

四十八池湿原,木道近くの草花(山ノ内町),11:50-11:51
1枚目:ミタケスゲCarex michauxiana var. asiatica)と 2〜3枚目:キンコウカNarthecium asiaticum

四十八池湿原,ここは完全に干上がっている(山ノ内町),11:52

四十八池湿原,休憩所が迫る(山ノ内町),11:52
1,2枚目:パノラマ撮影。 手前には日射しがあるが,志賀山の上にだけ厚い雲があるため,志賀山だけが暗く写ってしまった。

四十八池湿原,左に大きな池塘があるのだが,,(山ノ内町),11:52
1,2枚目:パノラマ撮影。 かなり浅い池塘で全体に草が生えている。ここも遠すぎて採集不可。

四十八池湿原,ここも干上がっている(山ノ内町),11:53
ここは池塘ではないかも知れない。 前方に横方向に丸太が敷設してある。 ここは傾斜した湿原なので,踏み荒らしで湿原が裸地化した結果,土壌の流出が起きたのだろう。 この周辺には,土壌の流出を防ぐために敷設したと思われる,このような丸太や板があちこちにある。

四十八池湿原,休憩所まで来た,ここでUターン(山ノ内町),11:53
1〜3枚目:休憩所に到達したところで,北側をパノラマ撮影。 1枚目:画面の左に休んでいる人が二人いたので,そこを外して撮影。 ここは休憩所の周囲が裸地化している。 休憩所ができる前に起きた裸地化なのか,あるいは,ここにはときに大勢の人がやってくるので, 休憩所から溢れた人が湿原に立入って出来たのか。あるいはその両方? 2枚目:前方に鳥居が見える。あの手前がT字路になっていて, 左へ行くと志賀山の登山道。右が大沼への分岐になっている (参照: 2006.10.92008.7.20 )。

四十八池湿原,元来た道を辿る,空にピントを合わせるとこうなる(山ノ内町),11:54
こちらは南向きなので,基本的に逆光になる。 青々とした青空の色を写そうとすると,下の景色は真っ暗になる。

四十八池湿原,入口へ戻る(山ノ内町),11:55
1〜3枚目:今度は湿原にピントを合わせてパノラマ撮影。 湿原が明るく写ると,青空の色はとんでしまう。

四十八池湿原,入口に向って進む(山ノ内町),11:55
1,2枚目:パノラマ撮影。池塘が棚田のようになっているのがわかる。

四十八池湿原,入口には小学生の団体が留まっていた(山ノ内町),11:57
さきほど休憩所から入口に向って歩いていた小学生らは四阿の周辺で休憩していた。 おそらくここで昼食をとるのだろう。先生らしき大人が4,5名周囲に立って子供らを見守っていた。
この後は,いつも通り,早歩きで渋池まで戻ることにした。


2010.07.25, 11:34 - 11:57
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