みなかみ町(旧月夜野町)
須摩野下溜池
味城山の北北西にある溜池
ここで採集されたサンプルの観察結果を Google で検索 お知らせ

あるwebpageによると, ここは「群馬最古のダム」として紹介されている。 それによると,築堤は江戸時代とのことだが, 以下のように,ここには平地の池沼では,通常ほとんど観察されない種類のミカヅキモがたくさんいた。 標高 約610mということもあるのだろうが, もしかするとここは江戸時代に農業用溜池として開発される以前から沼,ないし,湿地として長年月存在していたのかも知れない。
観察された原生生物名一覧(現在 20種)

採集日:2009.07.20 ウオッちず で位置確認

県道272号を下る(みなかみ町),13:45
1枚目:この先に須摩野下溜池へ向う分岐がある。 2枚目:昨年の同じ場所(2008.10.12,14:26撮影)。 だいぶ様子が変わってしまった。

ここで右へ入り近くにある溜池を目指す(みなかみ町),13:46
1〜3枚目:ここがその分岐。パノラマ撮影。 下段は昨年撮影した画像。


2008.10.12,14:26撮影。

須摩野下溜池へ(みなかみ町),13:46
1,2枚目:右折したところで左右をパノラマ撮影。 沢にかかる橋を渡りすぐに左にカーブする。 前方にも道があるがこれは地図にはない。昨年撮影した時にはなかったが,現在はロープが張られている。


2008.10.12,14:27撮影。

須摩野下溜池へ(みなかみ町),13:49
左へカーブしつつある途中で,今度は右(南)への分岐が現れる。 ここを右折。

須摩野下溜池へ(みなかみ町),13:50

須摩野下溜池へ(みなかみ町),13:50-13:51
ここのヤマホタルブクロCampanula punctata var. hondoensis)は色が濃い。

須摩野下溜池へ(みなかみ町),13:53
前方で分岐しているが,ここは右へ。

須摩野下溜池が見えてきた(みなかみ町),13:55

須摩野下溜池に到着(みなかみ町),13:56
1〜3枚目:パノラマ撮影。 分岐に入って10分で須摩野下溜池に着いた。 3枚目:土手の上に車が見える。後でわかるが,男性二人が車で来て釣りをしていた。

須摩野下溜池(みなかみ町),13:57
1〜3枚目:土手に上がった所で溜池をパノラマ撮影。 3枚目:この右隣に車が止まっていたので4枚目は無し。 替りに,下段に昨年訪れた際に撮影した画像を並べた。 今回は夏場ということで,池の周囲にはたくさんの草が育っていた。 前回は池の周囲にある踏跡を辿って西岸へ向ったが,今回は草で覆われて踏跡がはっきりしないところがあった。


2008.10.12,14:35撮影。

須摩野下溜池,草で覆われて足下が見えない,溝にはまった(みなかみ町),13:59
1枚目:足下が見えないまま歩いたので,途中にある小さな溝(水と泥あり)に足がはまってしまった。 2枚目:溝から出て,池方向を撮影。草の丈が伸びていて見通しが悪い。

須摩野下溜池,北西岸で採集(みなかみ町),14:01
1枚目:なんとか池端へ近付いたところ,前回に比べてかなり水位が下がっていた。 水位が下がった割りには,水は逆にかなり澄んでいた。やや不思議な感じ。 おそらく5,6月に農業用水として使われ,新規に水が溜ったため濁りが消えてしまったのだろう。 水は澄んで水底にも水垢らしきものがまったく見当たらない。 これでは採集しても何も入らない。 草に掴まりながら干上がった岸辺沿いを歩くと,近くにわずかに糸状藻類が繁殖している場所があった。 ここなら多少は(藻類以外の原生生物も)いるだろうと考えて 採集(須摩野下溜池)。 2枚目: 周囲の写真を撮る余裕がなかったので,替りに前回撮影したこの付近の様子を示す(2008.10.12,14:37撮影)。 前回はこのように水面にはジュンサイが浮かび,水は濁り,水底は見えない状態だった。
観察された生物: ディフルギア( Difflugia elegans?), バンピレラ(Vampyrella), ロクソフィルム(Loxophyllum), 小型繊毛虫数種, 珪藻少々, ホシミドロ2種(Zygnema)多数, アオミドロ(Spirogyra), 未同定の糸状藻類, ミカヅキモ(Closterium intermedium), ホシガタモ( Staurastrum brebissonii), アワセオオギ(Micrasterias thomasiana),

須摩野下溜池(みなかみ町),14:02
戻る途中,草の間で ヒルガオCalystegia japonica)が一輪咲いていた。

須摩野下溜池を去る(みなかみ町),14:03
1,2枚目:パノラマ撮影。 西岸から北岸へ移動中。このように草茫茫で前が見通せない。足下がどうなっているかわからないまま歩いた。 1枚目と2枚目の境に写っている樹木の脇を通って土手に上がる。 下段は,昨年,反対側(北岸側)から西岸を撮影したもの。


2008.10.12,14:35撮影。

県道272号 月夜野猿ヶ京温泉線へ戻る(みなかみ町),14:13
往路と同様,ちょうど10分で県道272号に戻った(注)。

注:前回は7分で戻っている。これは,往路もそうだが,途中で最近買い替えたばかりの靴の紐を何度か絞め直したため。 最初は緩めにしていたのだが,県道272号の急坂を下っていると,靴の中で足が動くため親指の先があたって痛みが出て来た。 そこで,何度か締め具合を調整する必要があった。 ここで往路で右を復路で左の靴の紐を絞め直したが,そのために3分ほど余分に時間がかかってしまったようだ。

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