片品村 |
尾瀬ヶ原
原ノ川上橋〜牛首(中田代三叉路) |
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採集日:2006.6.29 | ウオッちず | で位置確認 |
尾瀬ケ原を東へ,12:08-12:09
左手前方に小さな池塘があり,その水辺が木道の側まで達していたので,
ここで採集(上田代 No. 2-1)。
今回のサンプルの中では,ここが一番,原生生物の種類が多かった。
ただし,他の地域の湿原のサンプル
(e.g., 唐花見湿原,
乗鞍高原-1,
乗鞍高原-2,
志賀高原
)と比べると,少なめ。
観察された生物(6/30):
Gymnodinium,
クリプトモナス(Cryptomonas),
ミドリムシ(Euglena),
トラケロモナス(Trachelomonas),
ディフルギア(
D. elegans),
トリネマ(Trinema),
ウロトリカ(Urotricha),
プロロドン(Prorodon),
シヌラ(Synura),
珪藻各種,
ヒザオリ(Mougeotia),
コウガイチリモ(
P. nodosum,
P. minutum),
ミカヅキモ(
C. intermedium,
C. baillyanum,
C. pronum,
C. cynthia,
Closterium sp.),
ツヅミモ3種(
Cosmarium sp.),
イボマタモ(
Euastrum crassum),
アワセオオギ(Micrasterias truncata),
タテブエモ(Penium polymorphum),
クロオコッカス(Chroococcus),
ユレモ2種以上(Oscillatoria),
イタチムシ,
観察された生物(7/11):
ナベカムリ2種(Arcella),
コウガイチリモ(
P. minutum,
P. nodosum),
ミカヅキモ(
C. libellula v. interruptum),
イボマタモ(Euastrum sinuosum),
Bambusina,
チリモ(Desmidium coarctatum
初観察),
尾瀬ケ原を東へ,12:09-12:10
上記の池塘から少し先に行ったところでも,採集(上田代 No. 2-2)。
前出のサンプルほどではないが,まあまあの数(種数)の原生生物がいた。
この一帯は比較的水が滞留しやすい場所なのかも知れない。
観察された生物(6/30):
Gymnodinium,
ミドリムシ(Euglena),
トラケロモナス2種(Trachelomonas),
ナベカムリ(Arcella),
ディフルギア(
D. elegans),
Lesquereusia or other genus ?,
スピロストマム(Spirostomum),
コレプス(Coleps),
ヒカリモ(Chromulina),
グロエオモナス(Gloeomonas),
ヒザオリ(Mougeotia),
ミカヅキモ(
C. intermedium,
C. baillyanum),
ユレモ(Oscillatoria),
観察された生物(7/11):
リピドデンドロン(Rhipidodendron),
クリプトモナス(Cryptomonas),
ディフルギア(D. acuminata),
ウロトリカ(Urotricha),
マルロモナス(Mallomonas),
コウガイチリモ(P. nodosum),
イボマタモ(Euastrum ozense),
アワセオオギ(Micrasterias truncata),
尾瀬ケ原を東へ,12:12-12:15
2枚目:メインの木道から分かれて池塘側まで敷設された木道があった。その木道へ入って池塘で採集したかったが,
数名の訪問客がその池塘に一番近い場所で昼食をとっていたため(画面の右外),断念。
尾瀬ケ原を東へ,12:16
ヒメシャクナゲ(Andromeda polifolia)。
花の形からこの植物の名前を知ったが,その葉を見て,
先日(2006.6.1),志賀高原にある田ノ原湿原で観察した咲きかけの植物がこのヒメシャクナゲだったことが判明した。
尾瀬ケ原を東へ,12:23-12:24
1枚目:前方にまた橋が見えてきた。
2〜4枚目:この橋は金属性の枠に木の板を並べてある。多少,グラグラして若干のスリルを味わいながら渡る。
2,4枚目:橋の左右の眺め。この川は牛首沢(ないしは上ノ大堀川?)。
尾瀬ケ原を東へ,12:26
木道脇で採集(上田代 No. 3):
原生生物はあまりいない。水流がある?
観察された生物(7/1):
ディフルギア(
D. oblonga,
D. acuminata),
ハネケイソウ(Pinnularia),
他の珪藻各種,
ヒザオリ(Mougeotia),
ミカヅキモ(
C. baillyanum),
ケンミジンコ,
ミジンコ,
ソコミジンコ,
ワムシ,
テングミミズ,
尾瀬ケ原を東へ 牛首(中田代三叉路),12:32-12:38
東電小屋への分岐点(中田代三叉路)まで来た。この周辺にはベンチがあって休憩場所ともなっている。
そのベンチ周辺で採集(牛首 No. 1, 2, 3)してみた。
3ケ所の合計ではあるが原生生物は結構いた。
ただし,他の地域の湿原のサンプル
(e.g., 乗鞍高原-1,
乗鞍高原-2,
志賀高原
)と比べると,まだまだ少ない。
観察された生物(7/1):
マルウズオビムシ(Peridinium),
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
ナベカムリ(Arcella),
ラッパムシ(Stentor),
ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria),
スピロストマム(Spirostomum),
オフリディウム(Ophrydium),
カンパネルラ(Campanella),
Botryococcus,
ミクロスポラ(Microspora),
バキュオラリア(Vacuolaria sp.),
ミクロスポラ(Microspora),
ミカヅキモ(
C. intermedium),
ホシガタモ(
Staurastrum),
アワセオオギ(Micrasterias truncata),
ハタヒモ(Netrium digitus),
Bambusina,
ワムシ,
ケンミジンコ,
観察された生物(7/10):
イボマタモ(Euastrum crassum),
尾瀬ケ原を東へ 牛首(中田代三叉路),12:40
ここで採集(牛首 No. 4)
緑色は,アオミドロが大量に増殖したもの。他に原生生物は見当たらない。
観察された生物(7/1):
アオミドロ(Spirogyra),
ミジンコ,
尾瀬ケ原を東へ 牛首(中田代三叉路)の近く,12:41-12:48
ここで採集(牛首の東 No. 1 & 2)
4枚目:緑色は,アオミドロとミクロスポラが大量に増殖したもの。他に原生生物はあまり見当たらない。
観察された生物(7/1):
クリプトモナス(Cryptomonas),
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
ミクロスポラ(Microspora),
アオミドロ(Spirogyra),
ハタヒモ(Netrium digitus),
ワムシ,
Part V: | 牛首の少し東〜山の鼻 2006.06.29, 12:49 - 13:31 |