鬼怒沼湿原,このまま鶴沼の西側に敷設された木道を北に向って進む(日光市),11:02-11:03
1枚目:鶴沼の北西端からさらに北へ進む。
2枚目:左の池塘らしき場所で採集しようかとやや迷ったが,ここはパス。
さきほどの採集ポイントに近いので,ここでも採集するとサンプルが多くなり過ぎる。
(実際今回は21ケ所で計22本のサンプリングチューブを使用した。やや多過ぎ)
西にある池塘から流れ出た水が木道の下を通って東にある鶴沼へ注いでいる(日光市),11:04
1〜3枚目:カメラを振りながら左前右を撮影。
1枚目:木道の左側(西)にやや大きな池塘がある。標高も若干だが高い。
そのため,(既述したが)ここでは西から東に向ってゆるやかな水の流れがある。
2枚目:その水の流れが木道の下を通って左から右へ向っている。
3枚目:湿原の中にできた細い水路を通って東側へ流れているのがわかる。
画面の右端が鶴沼の北端部。
沼の周囲を飛び回るトンボを撮影している
同伴者(月井栄三郎氏)の姿が写っている。
鬼怒沼湿原,木道を北に向って進む(日光市),11:04-11:05
小さな水たまり?で採集(鬼怒沼湿原-3)。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas sp.),
小型鞭毛虫数種,
ナベカムリ(Arcella sp.),
ヒアロスフェニア(Hyalosphenia nobilis),
アミカムリ(Nebela barbata),
グロエオキスティス(Gloeocystis sp.),
サヤミドロ(Oedogonium),
ヒザオリ(Mougeotia),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum),
ハタヒモ(
Netrium digitus,
N. oblongum),
タテブエモ(Penium polymorphum),
Bambusina brebissonii,
クロオコッカス(Chroococcus turgidus),
鬼怒沼湿原,木道を北に向って進む(日光市),11:05
1,2枚目:パノラマ撮影。この辺は両側に小さく浅い池塘というか,水たまりが点在している。
鬼怒沼湿原,木道を北に向って進む(日光市),11:06
左側の小さな池塘?で採集(鬼怒沼湿原-4)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
ナベカムリ(Arcella sp.),
アミカムリ(
Nebela carinata),
ヌクレアリア(Nuclearia),
ユーグリファ(Euglypha),
共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis),
サヤツナギ(Dinobryon sertularia),
珪藻少々,
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
グロエオキスティス(Gloeocystis sp.),
細いヒザオリ(Mougeotia),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium minutum),
ハタヒモ(
Netrium digitus,
N. oblongum),
ミカヅキモ(Closterium abruptum),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum),
フタボシモ(Cylindrocystis),
Bambusina brebissonii,
クロオコッカス(
Chroococcus pallidus,
C. turgidus),
ワムシ,
鬼怒沼湿原,木道を北に向って進む(日光市),11:09
今度は右側で採集(鬼怒沼湿原-5)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
ミドリムシ(Euglena mutabilis, 小型),
小型鞭毛虫数種,
プロロドン(Prorodon sp.),
小型繊毛虫数種,
珪藻少々,
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
グロエオキスティス(Gloeocystis sp.),
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
ヒザオリ(Mougeotia),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium minutum),
カメガシラモ(
Tetmemorus brebissonii,
T. laevis),
ミカヅキモ(Closterium abruptum),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum),
アワセオオギ(Micrasterias truncata),
ハタヒモ(Netrium oblongum)多数,活発に移動していた,
タテブエモ(Penium polymorphum),
フタボシモ(Cylindrocystis),
クロオコッカス(
Chroococcus pallidus,
C. turgidus),
メリスモペディア(Merismopedia),
ワムシ,
ミジンコ,
鬼怒沼湿原,木道を北に向って進む(日光市),11:11
一株だけコバイケイソウ(Veratrum stamineum)が開花していた。
鬼怒沼湿原,木道を北に向って進む(日光市),11:12
前方に日射しがある場所まできた。日射しのあるエリアを入れて撮影すると,このように手前が薄暗く写ってしまう。
順光になるので青空がようやく青空らしく写った。
鬼怒沼湿原,木道を北に向って進む(日光市),11:12-11:13
左の小さな池塘で採集(鬼怒沼湿原-6)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
クリプトモナス(Cryptomonas sp.),
ミドリムシ(Euglena mutabilis, 小型),
小型鞭毛虫数種,
共生藻を持つクリマコストマム(Climacostomum),
プロロドン(Prorodon sp.),
共生藻を持つプラチオフリア(Platyophrya similis),
珪藻少々,
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
ヒザオリ(Mougeotia)多数,
コウガイチリモ(
Pleurotaenium minutum),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum),
ホシガタモ(
Staurastrum simonyi,
Staurastrum sp.),
ハタヒモ(
Netrium digitus,
N. oblongum),
タテブエモ(Penium polymorphum),
クロオコッカス(Chroococcus),
ワムシ,
鬼怒沼湿原(日光市),11:14
1枚目:チングルマ(Geum pentapetalum)の果穂は,昨年同様,数は少なかった。
2枚目:これは昨年撮影したチングルマの果穂(
2009.7.29,13:04撮影)。
この他,サワランもあちこちで咲いていたが,今回は結局,撮影しなかった。
鬼怒沼湿原,木道を北に向って進む(日光市),11:15-11:16
右側で採集(鬼怒沼湿原-7)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
ミドリムシ(Euglena mutabilis, 小型),
ナベカムリ(Arcella artocrea),
ディフルギア(
Difflugia oblonga,
Difflugia sp.),
ヘレオペラ(Heleopera),
グロミア(Gromia),
または,プラギオフリス(Plagioprys sp.),
Assulina,
スティピトコッカス(Stipitococcus lauterbornei),
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
ヒザオリ(Mougeotia),
コウガイチリモ(
Pleurotaenium minutum),
ミカヅキモ(Closterium abruptum),
アルスロデスムス(
Arthrodesmus incus),
ホシガタモ(
Staurastrum cuspidatum, 棘4本?,
S. inflexum),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum),
ハタヒモ(Netrium oblongum),
タテブエモ(Penium polymorphum),
Bambusina brebissonii,
クロオコッカス(Chroococcus turgidus),
メリスモペディア(Merismopedia),
センチュウ,
鬼怒沼湿原,木道を北に向って進む(日光市),11:18
鬼怒沼湿原,木道を北に向って進む(日光市),11:18-11:19
ふたたび右側で採集(鬼怒沼湿原-8)。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
ミドリムシ(Euglena mutabilis, 小型),
ヌクレアリア(Nuclearia),
共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis),
共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium),
モナス(Monas sp.),
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
ヒザオリ2種(Mougeotia),
ミカヅキモ(Closterium abruptum),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum),
ハタヒモ(
Netrium digitus,
N. oblongum),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum),
フタボシモ(Cylindrocystis),
Bambusina brebissonii,
クロオコッカス(Chroococcus turgidus),
センチュウ,
鬼怒沼湿原,木道を北に向って進む(日光市),11:20-11:21
右側で採集(鬼怒沼湿原-10)(注)。
観察された生物:
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
小型鞭毛虫数種,
共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis),
小型繊毛虫数種,
サヤツナギ(Dinobryon sertularia),
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
グロエオキスティス(Gloeocystis sp.),
ヒザオリ2種(Mougeotia),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum),
ボマタモ(
Euastrum humerosum),
Bambusina brebissonii,
クロオコッカス(
Chroococcus pallidus,
C. turgidus),
注:採集時刻を記録する際に11:21と書いたつもりが11:27になってしまったか,
あるいは,11:21と書いたのだが,それを11:27と読み間違った(字が汚いため)かのいずれかの理由で,
当初,11:27としてデータを処理してしまった。そのため,本来は9番になるはずだったが,
過って10番になってしまった。
混乱を避けるため,連番は修正しないことにした。
鬼怒沼湿原(日光市),11:21-11:22
タテヤマリンドウ(Gentiana thunbergii var. minor)。
本当はもっと青色が強いのだが,デジカメだとどうしても青色がとんでしまう。
鬼怒沼湿原,木道からやや離れた位置にある池塘(日光市),11:23-11:24
1枚目:前方にベンチに座って休んでいる人が小さく写っているが,
あの手前で東からくる木道が合流している。
この辺はワタスゲがやや多い。
2枚目:右前方に小さな池塘があった。
水面にいくつかの藻塊が浮かんでいるのがわかる。
柔らかそうに見えるので,おそらく
ヒザオリ(Mougeotia),
だろう。
3枚目:カップ付き指示棒を使って採集(鬼怒沼湿原-9)。
観察された生物:
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
小型鞭毛虫数種,
ディフルギア(
Difflugia oblonga),
小型繊毛虫数種,
モナス(Monas sp.),
サヤツナギ(Dinobryon sertularia),
ヒザオリ2種(Mougeotia),
イボマタモ(
Euastrum cuneatum,
E. humerosum),
Assulina,
クロオコッカス(Chroococcus turgidus),
鬼怒沼湿原,合流点を過ぎて木道をさらに北に向って進む(日光市),11:28
日射しの中に入ったので,周囲の景色がくっきり写るようになった。
Part VII: | 鬼怒沼湿原(3) 2010.07.18, 11:28 - 11:46 |