HOME | 研究資料館 | 地域検索 | 採集の記録 | 2010 . 03 . 12 | お知らせ

2010.03.12, Part IX

〜菖蒲調節堰〜風の里

星川・見沼代用水の右岸(西岸)沿い(菖蒲町新堀→騎西町芋茎),13:49
堤防を降りて旧流路の名残りと思われる溜め池に近付いた。 釣り堀になっている手前は荒れた湿地状態。最近,野焼きをしたようで枯れ草が焼けた跡があった。

星川・見沼代用水の右岸(西岸)沿い(騎西町芋茎),13:50
1枚目:水の中にも黒く焦げた枯れ草があった。 ということは野焼きがあった当時は,この辺は乾いていたのだろう。今は雨で水位が上がっている状態? 2枚目:多少濁っているが藻塊らしきものは見当たらない。 3枚目:あまり期待できないが,とりあえず採集(星川・見沼代用水右岸の池)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, クリプトモナス(Cryptomonas), ウチワヒゲムシ(Phacus), ミドリムシ類の鞭毛虫(後曵鞭毛が長い), 小型鞭毛虫数種, クロロモナス(Chloromonas vulgaris), カルテリア(Carteria) テトラバエナ(Tetrabaena socialis) クンショウモ(Pediastrum boryanum), イカダモ(Scenedesmus quadricauda), Micractinium, キルクネリエラ(Kirchneriella), ホシガタモ( Staurastrum biexcavatum), ミクロキスティス(Microcystis), クロオコッカス(Chroococcus), ネンジュモ(Anabaena), ワムシ,

堤防に上がる前にパチリ(騎西町芋茎→菖蒲町新堀),13:51

ふたたび緑のヘルシーロードを北西へ(菖蒲町新堀→騎西町芋茎→菖蒲町新堀),13:52-13:53
2枚目:舟場橋の袂を通過, 3枚目:菖蒲調節堰の脇を通過。
この後,さきほどと同じ旧流路跡と思われる池(沼)があるが,今回は撮影しなかった。 下段が前回(2007.12.7)撮影したもの。 ここは水際が深く落ち込んでいるので採集不可。


2008.12.7, 14:55撮影。

緑のヘルシーロードを北西へ(菖蒲町新堀→騎西町下種足,しもたなだれ),13:54-13:55

2008.12.7,14:56撮影

緑のヘルシーロードを北西へ(騎西町下種足),13:57-13:58

種足橋は改修中?だった(騎西町中種足),14:00

2008.12.7,15:02撮影

新種足橋?の袂を通過(騎西町中種足),14:01
上を通るのは水管橋。


2008.12.7,15:03撮影

名称不明の調節堰(騎西町中種足→上種足→中種足),14:06
2枚目:2008.12.7,15:05撮影。

榎戸橋の袂を横断(騎西町中種足→上種足),14:06-14:07
1枚目:前回(2008.12.7)はここで右折して加須駅に向かうか悩んだところ。 結局,時間に余裕があったのでこのまま北上して秩父鉄道の武州荒木駅から帰路についた。
また,ここを左折するとすぐ近くに 「 埼玉県環境科学国際センター」と「種足ふれあいの森」がある。これまでに二度ほど訪れているが, 原生生物はほとんどいない場所なので前回同様,今回もパス。


1枚目:2008.12.7,15:03撮影, 2枚目:2008.12.7,15:12撮影

「風の里」(騎西町上種足),14:08
1枚目:少し進むと左にまた池(沼)があった。 この池を撮影したのは今回が初めて。 2枚目:前回もここを通ったが,このように (2008.12.7, 15:12撮影)池は写さなかった。 この前に似たような池(沼)が2つも続いたので,また同じだ,と考えて撮影しなかったようだ。 しかし,よくよく見てみると,,。 釣り堀にはなっていない。また,枯れ草が多くてわかりにくいが,池の回りがなんとなく公園風に整備されているように見えた。 堤防を降りて近付いてみることにした。

「風の里」(騎西町上種足),14:09
1,2枚目:堤防を降りたところでパノラマ撮影。 手前にベンチがある。

「風の里」(騎西町上種足),14:09
右隣にあった「池の植物とおとずれる小動物」と書かれた案内板。 やはりどうやら公園?らしき場所のようだ。

「風の里」(騎西町上種足),14:09-14:10
1〜3枚目:池沿いに西側へ移動して,東を向いてパノラマ撮影。 3枚目:前に植物の案内板がある。 イグサ科の「イ」という草の名前が書いてある。

「風の里」(騎西町上種足),14:10
枯れ草をかきわけて水際に近付いてみた。

「風の里」(騎西町上種足),14:11
枯れ草の表面が青々としている。何かいそうだ。 ここで採集(騎西町環境保全施設 風の里)。 緑色の正体はクラミドモナス(ないしその仲間)だった。これが大量増殖しているだけで,他の原生生物はほとんどいない。
観察された生物: モナス(Monas sp.), クラミドモナス(Chlamydomonas sp.)?, イカダモ(Scenedesmus quadricauda),

「風の里」(騎西町上種足),14:12
池(沼)の西端まで行くと,このような案内があった。 「騎西町環境保全施設 風の里」とある。これでこの場所の名前がわかった。 下段には, 「この施設は,環境省の環境保全施設整備補助金事業で,平成13年から14年の2か年で整備をしました。」 と書かれている。その後には,「"ビオトープの創出"を目的として整備をした,とも書かれている。
平成14年といえば,8年も前だが,ここは 2010年に1版がでた「埼玉 便利情報地図」(昭文社)には描かれていない。 おそらく「公園」として認知されていないためだろう。 同じような場所としては,川島町/上尾市/川越市に跨がる 三ツ又沼ビオトープ や,栃木県上三川町の 県営水環境整備事業神主地区 がある。これらは見た目は公園風だが,公園ではないためか,いずれも地図には記載されていない(注)。

注:県営水環境整備事業神主地区は,最近は「水環境神主公園」とも呼ばれるようになった。 いつのまにか公園になっていた(2012.3追記)。

「風の里」(騎西町上種足),14:13
池の西端にある駐車場を通って,池の南側へ行ってみることにした。 右は一般の住宅。

「風の里」(騎西町上種足),14:13
1,2枚目:池(上の案内図によれば,「上の池」)が見えたところでパノラマ撮影。

「風の里」(騎西町上種足),14:14
1,2枚目:さらに進んでパノラマ撮影。 ここからだと樹木や枯れた葦で遮られて池の様子がわからない。

「風の里」(騎西町上種足),14:15
1〜3枚目:「上の池」の中央付近まで来て再度,パノラマ撮影。 できてから8年がたって,だいぶ荒れているようだ。

「風の里」(騎西町上種足),14:15
「下の池」側まで移動して,対岸を撮影。 「マコモ」と書かれた案内板が立っていた。

堤防へ上がる(騎西町上種足),14:16
南側はどこも深く落ち込んでいて採集できそうな場所はなかった。 Uターンして西端にある駐車場まで戻り,そこから堤防へ上がった。

Part X: 中ノ目橋〜新落合橋〜北根交差点
2010.03.12, 14:18 - 14:40