乗鞍高原 |
どじょう池
とその周辺 Part I |
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左側の「一の瀬つつじ園」の古い道標の奥でレンゲツツジが咲いていた(松本市),13:13
近付いて撮影しようとしたが,花はほとんどしぼんでいたので止めた。
この辺から道は平坦になる。
「一の瀬つつじ園」脇を通過(松本市),13:14
ここは道路の右側に湿地が広がる。所々に小さな池塘もある。
ただし,すべて草(ミツガシワ)などで覆われているか,コケが育ってほとんど高層湿原化しつつあるものばかり。
「一の瀬つつじ園」の向い側にある湿地,どじょう池手前(松本市),13:15
前方にミツガシワが群生している場所がかすかに見える。あそこが池塘だ。
これまでに何度か採集しているので,今回も近付いて採集することにした。
2011年07月の様子(2011.07.10,13:12撮影)。
2010年08月の様子(2010.08.04,13:16撮影)。
2007年11月の様子(2007.11.4,13:16撮影)。
どじょう池手前の湿地(松本市),13:15
今回の湿原は,たっぷり水を含んでいるので靴がずぶずぶと沈んでしまいそうだ。
池塘は前回同様,ミツガシワで完全に覆われていた。
どじょう池手前の湿地(松本市),13:16
まずはここで採集(どじょう池手前の湿地-1)。
観察された生物:
アニソネマ(Anisonema),
リピドデンドロン(Rhipidodendron),
ポンフォリクソフリス(Pompholyxophrys sp.),
スファエラストルム(Sphaerastrum),
小型太陽虫,
コロトネベラ(Korotnevella),
ナベカムリ(Arcella sp.),
ディフルギア(
Difflugia acuminata,
D. oblonga),
Lesquereusia,
トリネマ(Trinema lineare),
サヤミドロ(Oedogonium),
ミカヅキモ(
Closterium baillyanum,
Closterium sp.),
ワムシ,
ケンミジンコ,
センチュウ,
どじょう池へ(松本市),13:17
草地の中に黒ずんでいる場所があった。池塘かと思って近付いてみた。が・・・
どじょう池へ(松本市),13:17
池塘ではなかった。何者かが地面を穿った跡だった。
多少水がたまっていはいたが,本来の池塘ではないので採集せず。
どじょう池へ(松本市),13:18
昨年同様,カラマツソウ(Thalictrum aquilegifolium)があちこちで咲いていた。
2011年07月の様子(2011.07.10,13:09撮影)。
この画像は坂を上がる途中で撮影した。
どじょう池へ(松本市),13:18
道路沿いに育つ潅木の近くにも小さな池塘がある。
ここも昨年採集した。ただし,ここは大部分がコケで覆われていて高層湿原になりかけている。
そのため,昨年のサンプルには原生生物はあまりいなかった。今回はどうだろう?
どじょう池へ(松本市),13:18-13:19
潅木近くの池塘?で採集(どじょう池手前の湿地-2)。
観察された生物:
ナベカムリ(Arcella sp.),
ディフルギア(
Difflugia oblonga),
Lesquereusia,
アミカムリ(Nebela collaris),
ユーグリファ(Euglypha filifera),
トリネマ(Trinema complanatum),
Nostoc,
ミジンコ,
ケンミジンコ,
ソコミジンコ,
右にカーブしていく,まもなく「どじょう池」の入口だ(松本市),13:20
どじょう池へ,カーブの途中にも池塘がある(松本市),13:20
どじょう池へ(松本市),13:21
前回は水があったので採集したが,今回はどういう訳か水がない(ように見えた)。
よって採集せず。
この池塘?は,道路際の水路と繋がっている。
今回は撮影しなかったが,その水路近くで陥没している場所があり,水路にも水がなかった。
地面が陥没して水が流出したため,この辺の湿地の水位が下がってしまったのかも知れない。
これも雪の影響なのだろうか?
2011年07月の様子(2011.07.10,13:17撮影)。
ちなみにこれが昨年撮影した上記の池塘?とつながる道路際の水路。
2011年07月の様子(2011.07.10,13:19撮影)。
どじょう池へ(松本市),13:21-13:22
上と同じ位置で,乗鞍岳を望遠撮影。
さきほどは青空が一部にあったが今はすっかり雲だらけになってしまった。
どじょう池へ(松本市),13:22
上段の画像を撮り終えて車道を進もうとした時,
乗鞍岳の山裾に日射しがふりそそいだ(というか日射しが強まった?)。そこで再度,パノラマ撮影。
山裾が明るくなった分,周囲が逆に暗く写ってしまった。全体の光量が足りないのが原因だろう。
どじょう池へ(松本市),13:23
ここも道路際の潅木の奥に池塘が2つある。
どじょう池へ(松本市),13:23
2つの池塘をパノラマ撮影。
1枚目:左奥の池塘。あそこはほとんどコケで埋め尽くされている。
2枚目:右手前の池塘。こちらはいかにも池塘らしい雰囲気。
しかし,近付くと水底に水垢はたまっていなかった。夏になると干上がってしまう場所のようだ。
よって原生生物はあまり期待できない。
2011年07月の様子(2011.07.10,13:20撮影)。
どじょう池へ(松本市),13:23
右手前の池塘で採集(どじょう池手前の湿地-3)。
観察された生物:
マルウズオビムシ(Peridinium),
ナベカムリ(Arcella sp.),
Lesquereusia,
アミカムリ(Nebela collaris),
ツリガネムシ(Vorticella elongata),
スフェノデリア(Sphenoderia),
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
ミカヅキモ(Closterium intermedium),
ツヅミモ(
Cosmarium connatum,
C. decoratum,
C. globosum,
C. quadrifarium),
ホシガタモ(
Staurastrum forficulatum),
ユレモ(Oscillatoria),
Hapalosiphon,
どじょう池へ(松本市),13:24
左奥の池塘?こちらはコケだらけ。
昨年は採集したが原生生物はあまりいなかった。
そのことを思い出して採集を諦めた。
どじょう池へ(松本市),13:26
車道へ戻ると,道端のウツボグサ(Prunella vulgaris var. lilacina)に
ウラギンヒョウモン(Fabriciana adippe)が止まった。
Part II: | どじょう池 2012.07.09, 13:26 - 13:39 |