豊田市
八草IC近くの湿地
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標高 148 m
観察された原生生物名一覧(現在 27 種)

採集日:2015.11.12 ウオッちず で位置確認

県道523号 広久手八草線へ出て左前右を撮影(豊田市),13:51
1枚目:海上の森はこちら(北側)にあるが,その前に,,,。 3枚目:向い側に奥の森へ入る道がある。 もしかしたら,どこかに湿地があるかもと思い,中へ入ってみることにした。

道は狭いが入口は舗装されていた(豊田市),13:52
2枚目:途中にこのような標識があった。
「森林法(第34条第2項)に基づく許可済」とあるが,,,。 「行為の目的 土地の形質の変更」というのは?もしかすると, この辺で多い「けい砂の採取」? 「許可を受けた者」として記してある会社の業務内容は「耐火物の製造販売,工業窯炉の設計施工,ファインセラミックスの販売,他」 となっているので,ますますその可能性が高い。
「作業許可期間 平成27年4月7日から」とあるので,これからこの辺で「土地の形質の変更」が行われるのだろう。 ということは,近々この辺で木々が伐採され土石の採掘が行われる?

前方にT字路が現れた(豊田市),13:53-13:54
1,2枚目:前〜右とカメラを振って撮影。
2枚目:右に窪地があり水がたまっている。細長いのでもしかするとかつては水路だったのかも? それとも,40年前の航空写真を見ると,ここもさきほどの湿地と同様,一帯が広く裸地化している様子が写っているので, その頃にできた窪地かも知れない。 工事の目的は?
今回と同様,「土地の形質の変更」だった可能性が高いが, 南にある猿投グリーンロードの八草ICが完成したのは1972年なので,その当時は「土地の形質の変更」ではなく 道路工事に関連して裸地化されたのかも知れない。
いずれにしても,今後はこの辺には立ち入れなくなる可能性が高い。

T字路で左前右を撮影(豊田市),13:54
4枚目:この辺の道は,地図にも描いてある。ただし,途中までだが,,,。 右(3枚目)へ進んでみることにした。

右にはさきほどの水たまりがある(豊田市),13:54
周囲は深く落ち込んでいて,とても水際には近付けない。

さらに進むと広々した場所が現れた(豊田市),13:55
4枚目:ここは事前にチェックしてあった場所だ。 広場の南に池があるので,そこも訪れたかったのだが,このルートで到達できるとは予想していなかった。 やや驚いた。
2枚目:前方に見えるのは 愛知県道路公社 猿投グリーンロード事務所(の一部?)のはず。

広場は一帯が湿っていた(豊田市),13:55, 13:57
1枚目:足下の様子。広場はどこもこんな感じだ。 湿ってはいるが,地面は硬く締まってて靴が沈むことはない。砂礫が多いためだろう。
2枚目:わずかにあった水たまりで 採集(八草東IC近くの湿地-01)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, ミドリムシ(Euglena sp.), 小型鞭毛虫数種, アンフィシエラ(Amphisiella), ミクロスポラ(Microspora), ホシミドロ(Zygnema), コウガイチリモ( Pleurotaenium trabecula), イボマタモ(Euastrum sp. アワセオオギ( Micrasterias denticulataM. rotata), ミジンコ, カイミジンコ, センチュウ,

再度,パノラマ撮影(豊田市),13:57
1,2枚目:奥に見える猿投グリーンロード事務所の手前に池があるはずだが,ここからは見えない。 ただし,建物の左手に背の高い草が生えているので,おそらくあの辺だろう。
1枚目:左手には緑色のネット柵がある。あの奥に裸地が続いているはずだが,,,。
40年前の航空写真には,この辺一帯がブルドーザーによって表土が剥がされ更地になった様子が写っている。 八草東ICは1972年に完成したそうなので,完成から間もない頃の様子と思われる。

八草東IC近くの湿地(豊田市),14:00
ふたたび,わずかにある水たまりで 採集(八草東IC近くの湿地-02)
観察された生物: 小型鞭毛虫数種, 小型アメーバ, フセツボカムリ( Centropyxis ecornis), バキュオラリア(Vacuolaria virescens), 珪藻各種, ミクロスポラ(Microspora), ホシミドロ(Zygnema), コウガイチリモ( Pleurotaenium nodosum), ホシガタモ( Staurastrum connatum), 未同定のホシガタモ( Staurastrum sp. 3放射型,各角から2本の棘), ミカヅキモ( Closterium intermedium), イボマタモ( Euastrum exileEuastrum sp. クロオコッカス(Chroococcus sp.), 渦虫類,

八草東IC近くの湿地(豊田市),14:00
広場の北縁に沿って進むと,樹林の近くにより本格的な水辺が現れた。 水深は10 cm 程度,水底は緑色の糸状藻で覆われている。 ここは奥の丘陵に降った雨が湧き出す場所になっているようだ。 さきほどの浅い水たまりは雨の少ない時期には干上がるだろうが(そのため原生生物はわずか), ここはそれなりに水深があるし,湧水ポイントの近くなので完全に干上がることはないのだろう。 地形的には 先月(2015.10.18) 訪れた北条湿地(仮)によく似ている。 ここも現在,調査中の鉱質土壌湿原といってよいはず。 これなら原生生物が期待できる。

八草東IC近くの湿地(豊田市),14:02
ということで,ここで 採集(八草東IC近くの湿地-03)
結果は予想通り。 種数はさきほど訪れた「いたかの森,塚ノ杁池」ほどではないが, とくに大型の接合藻が目立った。大量増殖していた。
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, 小型鞭毛虫数種, 共生藻を持つマヨレラ(Mayorella viridis?), ヒザオリ(Mougeotia), コウガイチリモ( Pleurotaenium kayeiP. nodosum), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum = Haplotaenium minutum), ミカヅキモ( Closterium intermediumC. ralfsii or C. macilentum?, C. toxon), ツヅミモ( Cosmarium obsoletumC. pandriforme), イボマタモ( Euastrum ansatumE. sinuosum), アワセオオギ( Micrasterias thomasiana), 小型ハタヒモ(Netrium sp.), Hapalosiphon

八草東IC近くの湿地(豊田市),14:03-14:04
ネット柵とその周囲には草がまったく生えていない。見るからに新しそうだ。
最近の航空写真には,このネット柵の奥にも白い道?らしきものが東へ向って伸びている様子が写っている。 その終点近くも湿地になっている可能性が高い。 40年前に撮影された航空写真だと,その奥まで周囲の樹林を含めて,一帯が更地になっている。 その後,徐々に自然が回復して現在のような姿に変わったようだ。 とはいえ,八草東ICを造るため更地にしたとすれば,なぜそこまで森を切り開く必要があったのだろう?やや不思議。 やはり,八草東ICの工事とは関係なく「土地の形質の変更」を目的として更地にされたのかも知れない。
1枚目:左端のネットが壊されている。 おそらく,人が出入りしているのだろう。先を見ると車が通った跡らしき場所も見える。

八草東IC近くの湿地(豊田市),14:04
ネット柵の右(南側)に池があった。
2,3枚目:池の先に見えるのは, 愛知県道路公社 猿投グリーンロード事務所(の一部?)のはず。 水底は白い泥ばかりで,藻塊などはまったくない。採集中止。

八草東IC近くの湿地(豊田市),14:04
池は柵で囲まれているが,水が溢れ出ていた。 最近は雨が多いので,一時的に水が溢れ出たようだ。

ネット柵と池の間が湿地になっていた(豊田市),14:04-14:05
ここも最近降った雨のせいで一時的に水をかぶっている可能性が高い。 よって採集せず。

池近くから北側を向いて広場の全景をパノラマ撮影(豊田市),14:05
この後,元きたルートを辿って県道523号へ戻った。

県道523号へ戻った(豊田市),14:09

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