北本市 |
北本自然観察公園 |
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採集日:2009.03.15 | ウオッちず | で位置確認 |
北本自然観察公園の北縁を東北東へ,前方を右折し公園内へ(北本市),14:30
1枚目:しばらく坂を下った後,,,。
2枚目:ここから園内へ。
北本自然観察公園,いつもの小沼へ(北本市),14:31
1,2枚目:園内に入ったところで前方をパノラマ撮影。
1枚目:前方に見える小さな沼?がいつもの採集ポイント。
その奥に大勢の人がいた。近付くとガイドらしい人が周囲の生き物について説明をしていた。
自然観察会らしい。
北本自然観察公園,いつもの小沼(北本市),14:32
そんなガイドの声を右の耳で聞きながら小沼を撮影。
北本自然観察公園,いつもの小沼(北本市),14:32-14:33
1,2枚目:沼をパノラマ撮影。
ここは2年前(2007.2.15)までは,
水底に厚く深緑色の藻塊(主にミドリムシからなる)で覆われていた。
下段は,2006.3.21の画像。
沼から流れ出る水路付近の様子だが,
このように房状に発達した緑色の藻塊がたくさんあった。
が,その後(2007.10.28〜)
その藻塊が減り,普通のヘドロに変わってしまった。
今回も同様。あまり期待できないがとりあえず採集(北本自然観察公園-1a)。
観察された生物:
トゲフセツボカムリ(
Centropyxis ecornis),
ラッパムシ(Stentor sp.),
レマネラ(Remanella)?,
ゾウリムシ(Paramecium),
ツリガネムシ(Vorticella minima),
トリボネマ(Tribonema regulare),
ミカヅキモ(Closterium moniliferum),
ワムシ,
ケンミジンコ,
カイミジンコ,
2006.3.21,11:33撮影。
北本自然観察公園,小沼の北側(北本市),14:34
この小沼には前方にある水路を経由して絶えず水が流れ込んでいる。
水がやや滞留していそうな北側へ移動。
北本自然観察公園,ニホンアカガエルの卵塊(北本市),14:34-14:35
1,2枚目:水底には厚く落ち葉が堆積し,その上にたくさんの卵塊があった。
これはおそらくニホンアカガエルの卵塊。
2年前(2007.2.15)は,
緑色の藻塊がまだたくさんあり,卵塊も緑色に染まっていた。
それが何かを確かめるため卵塊の一部を採集してみたが,緑色の正体は
卵塊のゼリー層の中に侵入した
ミドリムシ(E. viridis)だった。
その時の観察結果はこちら。
今回の卵塊は,緑色ではなく薄茶色。水底のヘドロ(ないし腐食質)が付着しているだけなので,とくに採集せず。
水底の葉の上のヘドロを採集(北本自然観察公園-1b)。
観察された生物:
小型鞭毛虫数種,
コレプス(Coleps),
エピスティリス(Epistylis rotans),
ケンミジンコ,
2007.2.15,11:24撮影。
この時は今回よりも1ヶ月も早かった訳だが,この差はいったい何が原因?
北本自然観察公園,水路を上流へ辿ってみる(北本市),14:36
これまではこの小沼で採集するだけだったが,沼へ注いでいる水路の上流がどうなっているか確かめてみることにした。
北本自然観察公園,かつてみたヘドロがここにあった(北本市),14:36-14:37
1枚目:上流に向って歩いていくと,,。
2枚目:ほどなく水底の様子が変わり,以前に小沼で見た緑色の藻塊が現れた。
3枚目:それらを採集(北本自然観察公園-2)。
観察された生物:
ミドリムシ(Euglena viridis),
キロドネラ(Chilodonella cucullulus),
リトノタス(Litonotus),
スチロニキア(Stylonychia),
ゾウリムシ(
Paramecium trichium,
Paramecium sp.),
コルピディウム(Colpidium)?,
ツリガネムシ(Vorticella minima),
トリボネマ(Tribonema),
ミカヅキモ(Closterium moniliferum),
ワムシ,
北本自然観察公園,かつてみたヘドロがここにあった(北本市),14:38-14:39
さらに少し進んで水路を覆っている金属板の上から水底の藻塊を
採集(北本自然観察公園-3)。
観察された生物:
ミドリムシ(Euglena viridis),
マヨレラ(Mayorella),
アンフィレプタス(Amphileptus),
リトノタス(Litonotus),
スパチジウム(Spathidium sp.),
スチロニキア(Stylonychia),
ゾウリムシ(Paramecium caudatum),
コルピディウム(Colpidium)?,
ツリガネムシ2種(
Vorticella microstoma,
Vorticella sp.),
キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum),
イカダモ(Scenedesmus quadricauda),
ゲミネルラ(Geminella),
北本自然観察公園,最上流部(北本市),14:40
1,2枚目:上流に向って歩き続けると,さきほど下ってきた車道が迫ってくる。
その道路の下を通る水路の水が分水されてこちらへ流れ込んでいた。
北本自然観察公園,最上流部(北本市),14:41-14:43
1枚目:その分水点近くにはとくに青々とした藻塊が大量にあった。
2枚目:表面の緑色の部分と,その下のヘドロ部分に分けて
採集(北本自然観察公園-4a, -4b)。
観察された生物:
ミドリムシ(Euglena viridis),
スピロストマム(Spirostomum teres),
スパチジウム(Spathidium sp.),
カエネア(Chaenea)?,
キロドネラ(Chilodonella cucullulus),
スチロニキア(Stylonychia),
ゾウリムシ(
Paramecium caudatum,
P. trichium),
ツリガネムシ(Vorticella),
コルピディウム(Colpidium)?,
キネトキルム(Cinetochilum margaritaceum),
クラミドモナス(Chlamydomonas sp.),
センチュウ,
北本自然観察公園,振り返って撮影(北本市),14:45
1〜3枚目:道路近くからこれまで歩いてきた方向(南側)を振り返ってパノラマ撮影。
そのまま公園の外へ(北本市),14:46
この後は,公園の正門近くにある湿地を訪れる予定だが,園内を歩いていくよりも,
いったんここから外に出て舗装道を通って行った方が楽そうなので,近くの斜面を上がって道路へ出た。
1〜3枚目:道路へ上がってから進行方向(西)〜小沼方向(南)をパノラマ撮影。
北本自然観察公園の正門へ(北本市),14:47-14:48
1枚目:いったん坂を上がった後,右へカーブ。
2枚目:北北東へ進む。
3枚目:ここで右折。
県道57号へ出て右折,そしてメディカルセンター入口交差点を右折(北本市),14:50
1枚目:しばらく東北東へ進んだ後,交差点を右折。県道57号を南下。
2枚目:メディカルセンター入口交差点を右折(南西へ)。
北本自然観察公園の正門へ(北本市),14:54-14:55
1枚目:ゆるい坂を上がっていく。
2枚目:いつも通り,正門を撮影。
比較のため,過去に撮影した画像を以下に並べてみた。
過去3年間ほとんど変わっていないことがわかる。
1枚目:2006.1.29,
2枚目:2006.3.21,
3枚目:2006.5.3,
1枚目:2007.2.15,
2枚目:2007.4.5,
3枚目:2007.10.28,
2008.3.23にも訪れたが,この時は正門を撮影しなかった。
北本自然観察公園,ふれあい橋の袂から南〜西〜北をパノラマ撮影(北本市),14:55
北本自然観察公園,出ようかと思ったが,,思い直して(北本市),14:56
北本自然観察公園,橋の北側の湿地でちょこっと採集(北本市),14:58-14:59
1枚目:湿地に敷設された木道。
2枚目:木道に降りてみたが,周囲の水辺はかなり澄んでいた。
3枚目:原生生物はあまり期待できそうにないが,
せっかくなので採集(北本自然観察公園,正門近くの湿地)。
ちなみに下段は3年前(2006.3.21)のほぼ同時期の画像。
1週間ほど後の日付けになっているが,この時は,木道の周囲に大量の藻塊があった。
これらの主成分は,春先に大発生することが多い
ヨツメモ(Tetraspora)だった。
今回もこのような状態を期待したのだが藻塊はほとんどなく,ヨツメモは発見できなかった。
1週間の差というより,つい最近まで雨が多く降ったのが原因かも。。よくわからない。
さきほどのニホンアカガエルの卵塊が1ヶ月遅れだったのも考慮すると,この辺は春が遅れているのかも知れない。
観察された生物:
コレプス(Coleps),
棘毛類繊毛虫,
珪藻少々,
アオミドロ(Spirogyra),
ユレモ(Oscillatoria),
センチュウ,
2006.3.21,11:03 撮影。
メディカルセンター入口交差点へ出て左折,県道57号を北へ(北本市),15:08
元来た道を辿り県道57号 さいたま鴻巣線へ出て左折。
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