妙高市
沼の原湿原
斑尾高原 原生花園:南東側の湿原
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採集日:2007.4.26 ウオッちず で位置確認

斑尾高原 沼の原湿原に到着(妙高市),09:51
前回同様,約20分で湿原入口に到着。 1枚目:画面には1台だけだが,この左手に4,5台の車が駐車していた。 当初は皆ミズバショウを見に来た観光客の車かと思ったが,後で湿原周辺で森林作業をしている人が数名いたので, それらの人達が乗車してきた車も混じっていたようだ。 少なくとも画面に写っている軽トラックはその可能性が高い。

入口近くから再度撮影(妙高市),09:52
予想どおり,木々が芽吹く直前のため,ここからも湿原の様子がよくわかる。 前回(2006.6.17)はすでに新緑の季節に入っていたので, ここからは湿原はまったく見えなかった。
画面でわかるように,この湿原入口に着いた頃は,雲は多いものの日射しもあって周囲はかなり明るかった。だが,,,。

ここから坂を降りて湿原へ(妙高市),09:52

湿原へ(妙高市),09:52-09:54
1枚目:坂を降りた先には小さな橋がある。 2枚目:その橋を渡るとすぐ左へ分岐する道がある。これは斑尾高原のペンション街へ向かう「湿原東トレイル」。 ここは右へ(注)。 3枚目:まもなく再び左右への分岐が。左は「湿原中央トレイル」?。ここも右へ。 4枚目:しばらく行くと・・・。

注:橋の先で右折した後,すぐ近くにも左へ入る道があるが,これはルート名は不明。 前回はここも少し進んでみたが,途中から残雪の多い森の中に入っていったので引き返した。

沼の原湿原 昨年とは違う所に木道が敷設されていた(妙高市),09:54-09:55
急に前方が開けてきた。どうも昨年とは様子が異なる。 後でわかったが,この辺は最近になって木々を伐採し,新しい湿原への入口として整備されたようだ。

沼の原湿原 とりあえず木道へ入る(妙高市),09:55-09:56
1枚目:見なれない場所だが,前方から木道が湿原内に続いていたので,とりあえず進んでみることにした。 2枚目:木道は湿原の南側の林に沿って続いている。 この木道は,これまでに集めた沼の原湿原のガイドブック等には掲載されていない。 おそらく比較的最近,整備されたものだろう。 3枚目:木道沿いにはあちこちにミズバショウLysichitum camtschatcense) (とリュウキンカCaltha palustris var. nipponica))が群生していた。 どうやらこれを観光客に見せるために,新しく木道を敷設したのではないかと思われる。

沼の原湿原 木道脇で採集(妙高市),09:56-10:00
この頃から空には雲が増えだし,周囲は薄暗くなってきた。写真撮影には最悪のコンディション。 その上,4月末とはいえ風もあってかなり肌寒い。 そんな状態だが,とりあえず木道の脇で採集
観察された生物: トリカメーバ(Trichamoeba)?, ナベカムリ(Arcella), ディフルギア( Difflugia bacillariarumD. elegansD. oblongaDifflugia sp.), トラケロユーグリファ(Tracheleuglypha), サイフォデリア(Cyphoderia), コレプス(Coleps), 小型繊毛虫数種, 珪藻各種, ゲミネルラ(Geminella), アオミドロ(Spirogyra), ミカヅキモ( Closterium moniliferumC. ralfsii), ワムシ, ケンミジンコ, ソコミジンコ, イタチムシ,

沼の原湿原 林に沿って木道を進む(妙高市),10:00

沼の原湿原 木道脇に咲いていたリュウキンカCaltha palustris var. nipponica)(妙高市),10:00-10:01

沼の原湿原 ミズバショウLysichitum camtschatcense)も(妙高市),10:01

沼の原湿原 林に沿って木道を歩く(妙高市),10:02-10:03
ここでも採集
観察された生物: ナベカムリ(Arcella), トリボネマ(Tribonema), 珪藻各種, アオミドロ(Spirogyra), ミカヅキモ( Closterium ehrenbergii ?), ワムシ, ケンミジンコ,

沼の原湿原 さらに進む(妙高市),10:04

沼の原湿原 木道脇で採集(妙高市),10:04-10:06
ここで採集。 この辺(新しく木道が敷設された場所)は後で歩く湿原の北半分(昨年歩いた場所)にくらべると, 木道周辺の水の流れがあまりない。滞留しているようなので,原生生物はある程度期待できるかも,,,。
観察された生物: キネトキルム(Cinetochilum), 他繊毛虫数種, トリボネマ2種(Tribonema), クチビルケイソウ(Cymbella), クサビケイソウ(Gomphonema), 他の珪藻各種, ミクロスポラ(Microspora), ツルギミドロ(Draparnaldia), ヒザオリ(Mougeotia), アオミドロ(Spirogyra), ミカヅキモ( Closterium ralfsiiClosterium sp.),

沼の原湿原 さらに先へ進む(妙高市),10:06

沼の原湿原 木道脇に咲いていたミズバショウ(妙高市),10:07-10:08

沼の原湿原 木道脇で採集(妙高市),10:09-10:10
ここでも採集。 3枚目:水底を見るとモヤモヤした塊がかなりある。これは期待できるかも,,,。
観察された生物: ナベカムリ2種(Arcella), ラッパムシ(Stentor coeruleus), アメーバ・プロテウス(Amoeba proteus)?, ミドリゾウリムシ(Paramecium bursaria), キネトキルム(Cinetochilum), マイクロソラックス(Microthorax), レンバディオン(Lembadion lucens), グラウコマ(Glaucoma), 棘毛類繊毛虫, 珪藻各種, アオミドロ2種(Spirogyra), ホシミドロ2種(Zygnema), ミカヅキモ( Closterium moniliferumC. ralfsii),

沼の原湿原 前方に見なれた光景が(妙高市),10:11
木道が左に蛇行する手前でパノラマ撮影。 2枚目:前方に小山があり,そこで作業をしている人が数名見える。 湿原入口に着いた時,遠くからチェーンソーの音がしていたが,ここで作業をしていた音のようだ。 この作業員がいる小山が木道の突き当たりで,小山に上がってから右折して再び,湿原に入るルートがある。 ここは昨年歩いた場所なのでよく覚えている。

沼の原湿原 曲っている木道の先にあるものは・・・(妙高市),10:12
木道が左にカーブする途中で前方を再びパノラマ撮影。 2,3枚目:木道の右手に北へ向かう水面の筋(水路?)が見える。 昨年はこの水路に沿って木道があったはず。 私は右手にある湿原の中を東西に走る小川沿いを西へ歩いてきて,この木道へ入ったのだった。 どうやら,新しく木道を敷設するのに合わせて,旧来の木道を撤去したようだ。

沼の原湿原 昨年はここに木道があった(妙高市),10:12-10:13
2枚目:木道の角から昨年まで木道のあった方向を撮影。 前方を東西に水路が横切っており,その先には湿原の北側に敷設された木道がある(これは昨年と同じ)。

沼の原湿原 ここは昨年と同じ(妙高市),10:13-10:14
2枚目:ここで採集
観察された生物: トラケロモナス(Trachelomonas)多数, ミドリムシ(Euglena), ペラネマの一種(Peranema,大きく変形が著しい), ナベカムリ(Arcella), ディフルギア( Difflugia sp.), アミカムリ(Nebela), サイフォデリア(Cyphoderia), スピロストマム(Spirostomum intermedium), フロントニア(Frontonia), レンバディオン(Lembadion lucens), トリボネマ(Tribonema), 珪藻各種, Kirchneriella, アオミドロ(Spirogyra), ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium ehrenbergiiC. intermediumC. moniliferum), ケンミジンコ, イタチムシ,

沼の原湿原 途中にある休憩所?(妙高市),10:15

沼の原湿原 木道脇に咲いていたリュウキンカ(妙高市),10:15-10:16
昨年(2006.6.17), ここは花が終わった後のリュウキンカの葉が大きく成長してあたりを覆い尽くしていた。

Part II: 沼の原湿原:北西側の湿原 2007.04.26, 10:17 - 10:30
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