山形市
蔵王 いろは沼
Part I: 観松平入口〜いろは沼
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採集日:2010.07.10 ウオッちず で位置確認

リフトの乗降場に到着(山形市),10:42-10:43
2枚目:上記のように,まもなく乗降場に到達する直前に,左前方から親子連れが降りて来た。 ちょうどこの時,雲間から日が射してやや明るくなった。 親子連れは「また戻ろうか」と話していた。湿原にいた時は霧の中だったようだ。 この後,すぐに日射しは消え,私自身も同じ経験をすることになる(=復路のリフトに乗る直前になって,また日射しがあった)。

乗降場のすぐ先に「観松平・いろは沼」の入口がある(山形市),10:43
1〜3枚目:リフトを降りたところで,前方をパノラマ撮影。 2枚目:乗降場のすぐ先に「観松平・いろは沼」の入口がある。

振り返って乗降場方向をパノラマ撮影(山形市),10:44
1〜3枚目:入口に近付いてから振り返って撮影。霧と雲があるので遠方がまったく見えない。 下段に過去に撮影した画像を並べてみた。 前々回(2008.7.13)撮影した時は,遠くまで見通せてなかなかよい景色だった。 季節は今回とほぼ同じなのだが,,,。 今年の梅雨は異常なほど天候不順が続いている。この数週間,まともに晴れた日が一日もない。 この後もほぼ同じ予報が出ている。晴れの予報がない。 (晴れているのは,北海道と沖縄だけ)


前々回(2008.7.13, 10:42撮影)の様子。

前々々回(2006.8.2, 10:47撮影)の様子。

いろは沼へ(山形市),10:44
1〜3枚目:入口の手前でパノラマ撮影。 1枚目:「夏山案内図」。観松平一周コースは以前歩いたことがある。 「ひょうたん池」が湿原化しているのだが,周回路から眺めるだけで近付くことはできない。 右に「←パラダイス 中央高原散策道」とあるが,こちらへ進むと地蔵山(標高 1736 m)の西の山裾を通って パラダイスゲレンデに出ることができる。 前々回(2008.7.13)は, 蔵王ロープウェイ山頂線で地蔵山の山頂へ上がり,そこから「ザンゲ坂」を下ってパラダイスゲレンデへ降りた。 今回はパス。
2枚目:これからこの階段を上がっていく。 3枚目:右には「蔵王国定公園」の案内板がある。ピンぼけ。

いろは沼へ(山形市),10:45

いろは沼へ(山形市),10:45-10:46
道端に咲くハクサンチドリDactylorhiza aristata)と 実をつけたコバイケイソウVerantrum stamineum)。 薄暗いせいか,それともカメラのせいか?,ピントが合わない。 また,ハクサンチドリの色が全体に以前(下段の画像)に比べて薄いように思える。 明るさの違いも多少は影響していると思うが,それだけではなく,実際に色合いが違うように見えた。


前々回(2008.7.13, 10:44撮影), 同じ場所に咲いていたハクサンチドリ。

いろは沼へ,途中から木道になる(山形市),10:46

いろは沼へ(山形市),10:47
左に斉藤茂吉の歌碑がある場所。

斉藤茂吉歌碑(山形市),10:47
1,2枚目:パノラマ撮影。

いろは沼へ,採集せず(山形市),10:47
木道脇に水たまりがある。以前採集したことがあるが,原生生物はほとんどいない。 ここは水が流れていたり,完全に干上がっていたりと変化が激しい。 そのため,水垢はまったくと云ってよいほど見当たらない。

又兵衛平(山形市→上山市),10:48
1,2枚目:パノラマ撮影。 右にも木道があるのだが,半分草に隠れている。 奥に「蔵王国定公園・観松平」と題した案内板がある。

羽衣の松(上山市),10:48
1枚目:晴れていると,ここは逆光なので松が真っ黒に写ってしまう。 今回は霧の中なので,こちら側からも全景が撮れた。 ちなみに下段が前々回(2008.7.13),ほぼ同じ位置から撮影したもの。


2008.7.13,10:48撮影。

いろは沼へ,ゆるい階段を上がる(上山市),10:49

いろは沼・観松平分岐,ここを左へ(上山市),10:50
1,2枚目:パノラマ撮影。いろは沼は左,観松平は右。 前回(2009.8.25)は,いろは沼を訪れた後,ここを右へ進み,観松平の周回路を一周した。

いろは沼へ(上山市),10:50

いろは沼へ,道端で見かけた植物たち(上山市),10:51
1枚目:ヤマハハコAnaphalis margaritacea var. angustior)。 2枚目:蕾みはまだ葉の中に隠れている?咲くのは8月に入ってからだ。 下段は前回(2009.8.25)撮影したもの。
この他,見覚えのある葉がたくさんあったが,何かが思い出せないまま,撮影せずに通り過ぎてしまった。 帰宅後,シロバナトウウチソウSanguisorba albiflora)の葉であることに気づく。 ちなみに,下々段が前回(2009.8.28)撮影した シロバナトウウチソウ。下々段4枚目と同じ形の葉をたくさん見かけた。


2009.8.25, 11:33撮影。

2009.8.25, 11:32撮影。

いろは沼へ,道端で見かけた植物たち(上山市),10:51
ゴゼンタチバナChamaepericlymenum canadense)と マイヅルソウMaianthemum dilatatum)。 先週(2010.7.4)訪れた小松原湿原ではどちらも開花中だったが, ここではすでにマイヅルソウの花は終わっていた。 小松原湿原でマイヅルソウが咲いていたのは標高1,340 m付近の下屋敷だった。 標高はこちらの方が高い(標高1,430 m)はずなのだが・・・。 何の違いなのだろうか?やや不思議。積雪量の違いかも。

いろは沼へ,道端で見かけた植物たち(上山市),10:52
ハクサンシャクナゲRhododendron brachycarpum)。 既述したように,シャクナゲじたいはこれまでに何度も見ているが, 花が咲いているのを見たのは今回が始めて。 しかし,往路では,この咲きかけの花を見ただけで,他にも咲いていたのには気づかなかった。 復路でそれらを撮影した(後出)。
ここは2年前にも同時期(2008.7.13)に訪れているのだが, その時はこの花が咲いているのを撮影していない。咲いていれば撮影したはずで,おそらく咲いていなかったのだと思う。 とすると,咲く年と咲かない年があるのだろうか?不思議。 ネットで調べるとどうやらそうらしいが,,。

いろは沼へ,道端で見かけた植物たち(上山市),10:52-10:53
ハクサンチドリDactylorhiza aristata)。 さきほどのものと同様,前々回ここで見たのと比べると,花の色が薄いのがはっきりわかる。

まもなく「いろは沼」(上山市),10:53-10:54
1枚目:ふたたび木道が現れた。この先に「いろは沼」がある。 2枚目:木道脇に立つ標柱。 左:「工事名 平成8年度(県単)自然公園施設・・・,蔵王温泉熊野岳循環線歩道整備工事・・・」, 右:「発注者 山形県文化環境部環境・・・」と書かれている。 3枚目:これは昨年(2009.8.25)撮影した画像。 いろは沼を出て熊野岳へ向う登山道に入ってすぐのところに立つ「蔵王温泉熊野岳循環線歩道」の案内図。 この図では現在地(図中のではなく,2010年の今の現在地)はいろは沼の北端近くになる。 この図は右が北になる。

木道を進む(上山市),10:54

Part II: いろは沼〜観松平入口 2010.07.10, 10:54 - 11:10

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