米沢市
吾妻連峰の湿原群
Part IV: 弥兵衛平
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採集日:2007.07.01 ウオッちず で位置確認

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:05
1枚目:緩い坂を登り切ると平坦な場所に出た。どうやらこの辺が弥兵衛平の本体のようだ。 2枚目:延々と木道が続く。

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:05-11:06
1枚目:途中,潅木地帯も通るが,,,。 2〜4枚目:すぐにまた平坦な湿原地帯になる。 3枚目:木道脇はここもかなり荒れている。回復作業も行なわれているが,見た限り効果はまだ現れていないようだ。 4枚目:チングルマGeum pentapetalum)の果穂。 人形石(標高 1964m)ではまだ花が咲いていたが,この辺は標高がやや低いためだろう(標高 約1800-1860m?), すでに花の時期は過ぎていた。

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:06-11:08
潅木地帯に入ったり出たりを繰り返す。 1枚目:この辺はやや登り坂。2枚目:やや平坦。

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:09
1枚目:少し登ると,,, 2枚目:やや広めの湿原が現れた。

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:09-11:10
1,2枚目:木道から離れた場所には池塘がたくさんある。残念ながら採集不可。

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:10-11:12
反対側の湿原部分はやや狭いが,池塘が近くにあったので,ここで 採集(弥兵衛平-1)。 2枚目:??スゲ
観察された生物: ディフルギア( D. oblonga), ラッパムシ(Stentor pyriformis, 共生藻あり), オクロモナス(Ochromonas)?, ヒザオリ(Mougeotia), ハタヒモ(Netrium digitus,通常のタイプと菱形に近い変種?, Netrium oblongum), フタボシモ(Cylindrocystis brebissonii), クロオコッカス(Chroococcus turgidus),

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:12-11:13
1枚目:湿原の出口付近に, 2枚目:極小さな池塘があった。 3枚目:カッブ付き指示棒を伸ばして, 4枚目:採集(弥兵衛平-2)
観察された生物: 渦鞭毛虫の一種, クリプトモナス(Cryptomonas), トラケロモナス(Trachelomonas volvocina)多数, トゲフセツボカムリ(Centropyxis)?, ディフルギア( D. oblonga), アミカムリ(Nebela collarisNebela marginata), Assulina, ハタヒモ(Netrium digitus,通常のタイプ), タテブエモ(Penium polymorphum), ミジンコ, ケンミジンコ,

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:14-11:15
1枚目:再び潅木地帯へ入る。 2枚目:潅木が少なくなった先に,かなり広い湿原らしき場所が見えてきた。

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:16
ここから先はやや傾斜のある湿原となる。

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:16
池塘のようにも見えるが,荒れた木道脇に水がたまっただけのようだ。

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:18-11:20
1枚目:木道脇で湿原の回復作業が行なわれている場所を良く見ると,,, 2,3枚目:水底の表面にかすかに藻塊らしきものが見えたので, 4,5枚目:それらを採集(弥兵衛平-3)。 翌日の観察により,藻塊はフタボシモが大量増殖したものであることが判明。珍しい。
観察された生物: ヒアロスフェニア(Hyalosphenia papilio), シヌラ(Synura), ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), ミカヅキモ( Closterium idiosporum), ツヅミモ( Cosmarium sp.), ホシガタモ( Staurastrum simonyi v. sparse-aculeatum), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens var. tatrica), フタボシモ(Cylindrocystis brebissonii)多数, シネココッカス(Synechococcus), ワムシ,

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:20
同じ場所で,木道に座った状態で撮影。 1枚目:これから向う方向(東),ワタスゲEriophorum vaginatum), 2枚目:元来た方向(西)

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:20-11:21
同じく木道脇に育っていた ウマスギゴケ?Polytrichum commune

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:22
1枚目:前方に道標が現れた。 2枚目:前面「←至 東大巓・家形山・一切経山,→至 藤十郎・中大巓・西吾妻,山形県」, 横面「弥兵衛平」。
ここにはしっかり弥兵衛平と書いてある。 通常の発想ならこのような道標は弥兵衛平の中央付近に立てられてあるはずなので, これから先もしばらく弥兵衛平が続くことになる。 となると現在すでに11:22,弥兵衛平に入ってすでにだいぶ歩いたが,まだまだ続くとなると弥兵衛平を抜ける頃には 12時近くになってしまうのではと心配になった(注1)。 既述したように,今回の計画では往復で6時間以内にはスタート地点の北望台に戻る予定(注2)なので, このままだと弥兵衛平の先にある弥兵衛平湿原までは辿り着けないかも・・・。

注1:後述するように,予想に反し,この6分後には湿原は終わり潅木地帯へ入り,その先に明月荘・東大巓の分岐があった。 仮に,この道標が弥兵衛平の中央にあるとすれば,6分前(11:16)頃に通った場所が弥兵衛平の西端ということになる。 そして,それよりも西にある湿原は弥兵衛平ではなかったことになる,,,?これだとどうもおかしい。 やはり湿原と潅木地帯が混在するこの地域全体が弥兵衛平で,たまたま東側にある一番広い湿原の中央に道標を立てた, と考えるのが妥当だろう。
注2:リフトの最終は16:00なので,最大7時間まで歩行できる。 しかし,不測の事態に備え,余裕をみて6時間とした。 スタートが09:00なので3時間後の 12:00にはUターンする予定だった。

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:22
この辺は広いばかりで木道周辺は荒れていて池塘はまったくない。 遠くには池塘がわずかに見えたが,,。

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:25
途中の所々に潅木地帯が現れだした。

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:25
やや登り坂の湿原地帯を行く。

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:26
ここも回復作業中。

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:28
次第に潅木地帯が多くなってきた。 この先で,いろは沼付近で私を追いこしていった初老の男性が休んで昼食をとっていた。 彼曰く,「私はもうこの辺で戻る。」 これを聞いて,私も弥兵衛平湿原までたどり着けないなら,この辺でUターンしようかと考えた。 しかし,12時までにはまだ30分ほどあるし,今回はスタートが予定より1時間早かったので,多少12時を過ぎてもそれほど問題はない。 そこで,後30分位は行けるところまで行ってみよう,と考え直し,先へ進むことにした。

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:30
近くの木の柱にいたケムシ。何の幼虫だろう? ??

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:30
同じく道端に咲いていた,, ミネズオウLoiseleuria procumbens

弥兵衛平(西吾妻一切経縦走線を東へ,米沢市),11:31
ふたたび潅木地帯へ入る。

Part V: 東大巓への分岐〜明月荘 2007.07.01, 11:32 - 11:52

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