鶴岡市/庄内町 |
月山 弥陀ヶ原
Part III: 弥陀ケ原北側の斜面 |
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採集日:2011.07.18 | ウオッちず | で位置確認 |
雪渓に沿って弥陀ケ原北側の斜面を下る(庄内町),09:28
1,2枚目:パノラマ撮影。
2枚目:踏跡のようにも見える溝があるのだが,,。
踏跡のようにも見える溝に近付いてみた(庄内町),09:28
もしかすると,これが「御浜池へ向う遊歩道」なのかも知れない(注)。
しかし,先は草に覆われていて,この溝がどこまで続いているのかわからない。
水路のようにも見えるので,なんとも言えない。
注:と,この時は思ったが,既述したように,
「御浜池へ向う遊歩道」は雪渓に近付くよりずっと手前でロープを跨いで右折するらしい。
よって,この溝は「御浜池へ向う遊歩道」ではない。
弥陀ケ原北側の斜面,池塘へ近付いてみる(庄内町),09:29-09:30
1〜3枚目:パノラマ撮影。
1枚目:この付近の溝は,人が歩いてできた踏跡のようにも見える。
3枚目:溝から数メートル離れた場所に池塘がある。
弥陀ケ原北側の斜面,池塘の全景をパノラマ撮影(庄内町),09:30
弥陀ケ原北側の斜面にある池塘(庄内町),09:30
ここで採集(弥陀ケ原北側の斜面-1)。
観察された生物:
カリキモナス(Calycimonas physaloides),
リピドデンドロン(Rhipidodendron),
ディフルギア(
Difflugia claviformis,
D. oblonga),
棘毛類繊毛虫,
ミカヅキモ(
Closterium idiosporum,
C. rostratum),
ホシガタモ(
Staurastrum iotanum),
イボマタモ(
Euastrum humerosum),
クロオコッカス(Chroococcus pallidus),
クロオコッカス(Chroococcus turgidus),
シネココッカス(Synechococcus),
ワムシ,
ケンミジンコ,
イタチムシ,
視線を上げると,その先にも池塘らしきものがあった(庄内町),09:31
弥陀ケ原北側の斜面にある池塘(庄内町),09:31-09:32
1枚目:近付いてみると2つの池塘が縦に並んでいた。
2枚目:まずは手前の池塘で採集(弥陀ケ原北側の斜面-2)。
結果は以下のとおり。原生生物はわずかだが,ラン藻類(シアノバクテリア)のクロオコッカスが大量にいた。以下も同じ。
観察された生物:
渦鞭毛虫の一種,
オフリディウム(Ophrydium),
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
サヤミドロ(Oedogonium),
ミカヅキモ(Closterium idiosporum),
ネジモ(Spirotaenia condensata),
クロオコッカス(Chroococcus turgidus)多数,
弥陀ケ原北側の斜面にある池塘(庄内町),09:33
1枚目:その先にある干上がりつつある池塘。
2枚目:ここでも採集(弥陀ケ原北側の斜面-3)。
観察された生物:
クリプトモナス(Cryptomonas sp.),
ラブドモナス(Rhabdomonas sp.)
キルトロフォシス(Cyrtolophosis),
小型繊毛虫数種,
珪藻各種,
クロオコッカス(Chroococcus turgidus)多数,
ソコミジンコ,
さらに斜面を下ろうとしたが,,溝がない(庄内町),09:34
縦に草が倒れている場所が続いている(庄内町),09:35
ここは人が通った跡なのだろうか?
踏跡だとしても,裸地化していないので,さきほどの溝と比べるとかなり新しいはず。
昔からある「御浜池へ向う遊歩道」ではないようだ。
左を向いて雪渓をパノラマ撮影(庄内町),09:36
1枚目:弥陀ケ原から降りてきた道が遠くに見える。結構下ってきた。
2枚目:雪渓の脇にまた池塘らしき水たまりがあった。
雪渓脇の池塘?へ(庄内町),09:36
1枚目:周囲の様子はさきほどの池塘とは大分異なる。
最近まで雪があったのだろう。昨年の枯れ草が雪でなぎ倒された状態。水深は結構ありそうだ。
2枚目:水深があると原生生物はあまり期待できない。
また,雪解けから間もないので,いたとしても原生生物はさほど増えていないはず。
あまり期待できないがとりあえず採集(弥陀ケ原北側の斜面-4)。
観察された生物:
小型鞭毛虫数種,
ディフルギア(
Difflugia oblonga),
オフリディウム(Ophrydium),
小型繊毛虫数種,
ミカヅキモ(
Closterium idiosporum),
アルスロデスムス(
Arthrodesmus controversus),
ホシガタモ(
Staurastrum sp.),
クロオコッカス(
Chroococcus pallidus,
C. turgidus),
ケンミジンコ,
イタチムシ,
弥陀ケ原北側の斜面をさらに下る(庄内町),09:38
溝はおろか,踏跡らしきものも見当たらないが,もう少しだけ下ってみることにした。
弥陀ケ原北側の斜面をさらに下る(庄内町),09:39-09:40
1枚目:笹薮の脇を抜けると,広々とした草原が続いていた。
2枚目:池塘のようにも見える水たまり。しかし,干上がっていた。
3枚目:こちらには水があったが,原生生物は期待できそうにない。パス。
上と同じ場所で左を向いて再度,雪渓をパノラマ撮影(庄内町),09:40
雪渓はまだまだこの先にも続いているようだ。
Part IV: 弥陀ケ原北側の斜面〜弥陀ケ原 2011.07.18, 09:41 - 09:56 | |