八幡平市(旧松尾村)
三ッ石湿原
Part II: 三ッ石山荘南側
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採集日:2011.08.09 ウオッちず で位置確認

三ッ石湿原(八幡平市),11:07
前回(2008.8.13)同様,山荘の脇で ハクサンフウロGeranium yesoense var. nipponicum)? が咲いていた。


前回の様子(2008.08.13,11:26-11:27撮影)。

三ッ石湿原(八幡平市),11:08
小屋の南側に広がる湿原。南(滝の上温泉方面)・西(三ッ石山方面)に敷設された木道の間に大きな池塘がある。


前回の様子(2008.08.13,11:01撮影)。

三ッ石湿原(八幡平市),11:08
1〜4枚目:南側の湿原にさらに近付いてパノラマ撮影。 1枚目:滝の上温泉方面へ降りて行くルートに敷設された木道。 2,3枚目:池塘の大部分は,ミズバショウLysichitum camtschatcense)(手前), ミツガシワMenyanthes trifoliata)(その先), ミヤマホタルイScirpus hondoensis)(池塘の中心部) で覆われている。 4枚目:三ッ石山登山ルートに敷設された木道。湿原を出るとすぐに岩場に変わる(後出)。

三ッ石山方向を撮影(八幡平市),11:08
ちょうど湿原の上だけ日陰になってしまった。そのため,手前は真っ暗。 山頂付近にも雲が多い。

三ッ石湿原(八幡平市),11:09-11:10
まずは南向きの木道沿いを進み,ミズバショウLysichitum camtschatcense)の近くで 採集(三ッ石湿原-2)
観察された生物: Gymnodinium多数, リピドデンドロン(Rhipidodendron), トゲフセツボカムリ( Centropyxis aculeata, ), ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. rostratum), イボマタモ( Euastrum crassumE. sinuosum ), タテブエモ(Penium polymorphum), ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens), Bambusina brebissonii, シネココッカス(Synechococcus), ユレモ(Oscillatoria), ミジンコ,


前回の様子(2008.08.13,11:03-11:04撮影)。

三ッ石湿原(八幡平市),11:10
木道をさらに進んで,,。

三ッ石湿原(八幡平市),11:11-11:12
ミツガシワMenyanthes trifoliata)の群生近くでも 採集(三ッ石湿原-3)
観察された生物: カリキモナス(Calycimonas physaloides), ディフルギア( D. claviformis ), 共生藻を持つLesquereusia or other genus ?, プロロドン(Prorodon sp.), クリスチゲラ(Cristigera phoenix), サヤミドロ(Oedogonium), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ( Closterium abruptumC. toxon), ホシガタモ( Staurastrum gracileS. inconspicuum ? 5-arms ), イボマタモ( Euastrum affineE. ampullaceumE. cuneatum ), シネココッカス(Synechococcus), Achromatium oxaliferum, ワムシ, ミジンコ, ケンミジンコ, センチュウ, イタチムシ, 共生藻を持つ渦虫類,


前回の様子(2008.08.13,11:06-11:07撮影)。

三ッ石湿原(八幡平市),11:12
湿原の末端まで来た。前回はこの先も少し歩いたが,ここから先には湿原はないので, 今回はここでUターンすることにした。

三ッ石湿原(八幡平市),11:13
1〜3枚目:湿原南端からの眺め(パノラマ撮影)。


前回の様子(2008.08.13,11:10撮影)。

三ッ石湿原(八幡平市),11:13
1枚目:木道の右(東)側にはミヤマホタルイScirpus hondoensis)の群生が。 2枚目:その近くで採集(三ッ石湿原-4)。 前回は観察できなかった 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis) が結構いた。
観察された生物: ナベカムリ(Arcella sp.)多数, ディフルギア( Difflugias globulosa小型, ), 共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis), ミクロスポラ(Microspora), ヒザオリ(Mougeotia), コウガイチリモ( Pleurotaenium minutum), ミカヅキモ(C. idiosporum), ホシガタモ( S. hystrix ), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), ハタヒモ(Netrium digitus)多数, フタボシモ(Cylindrocystis), Bambusina brebissonii, クロオコッカス(Chroococcus), ユレモ(Oscillatoria), ワムシ,

三ッ石湿原(八幡平市),11:14
木道脇には1本だけミズギクInula ciliaris)が花を付けていた。 前回はここではなく,木道の分岐近くでミズギクが咲いていた(下段)。


前回の様子(2008.08.13,11:02-11:03撮影)。

三ッ石湿原(八幡平市),11:14-11:15
その先にあるミツガシワMenyanthes trifoliata)の群生脇で 採集(三ッ石湿原-5)。 水底には,前回同様, カワモズク(Batrachospermum) の姿が見える。
観察された生物: トラケロモナス(Trachelomonas volvocina), リピドデンドロン(Rhipidodendron), ナベカムリ(Arcella sp.), ディフルギア( Difflugia mammilaris ), 共生藻を持つLesquereusia or other genus ?, クリスチゲラ(Cristigera phoenix), 珪藻各種, イカダモ(Scenedesmus), エレモスフェラ(Eremosphaera viridis), ウネリマクラ(Docidium undulatum), ミカヅキモ(Closterium rostratum), ツヅミモ( Cosmarium cucurbita), ホシガタモ( Staurastrum hystrixS. subaviculaStaurastrum sp. 5-arms), イボマタモ( Euastrum affineE. cuneatumE. humerosumE. sinuosum ), トゲツヅミモ(Xanthidium armatum), ハタヒモ(Netrium digitus), Bambusina brebissoniiSphaerozosma, クロオコッカス( Chroococcus turgidusChroococcus), メリスモペディア(Merismopedia), ユレモ(Oscillatoria), Hapalosiphon, ミジンコ, ミジンコ(Sida sp.), イタチムシ, クマムシ,


前回の様子(2008.08.13,11:13撮影)。

三ッ石湿原(八幡平市),11:16
山荘の脇(木道の分岐)まで戻った。 今度は西(三ッ石山)に向かう木道へ。

Part III: 三ッ石山荘西側 2011.08.09, 11:17 - 11:29

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