八幡平市(旧松尾村) |
八幡平北西尾根に点在する湿原群
Part III: 第2の傾斜湿原〜八幡平頂上 |
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採集日:2012.09.22 | ウオッちず | で位置確認 |
八幡平北西尾根沿いを下る(八幡平市),13:59
1枚目:前方に第2の広々した湿原が現れた。
2枚目:2010年10月の様子(2010.10.02,13:44撮影)。
3枚目:2007年08月の様子(2007.8.23,13:52撮影)。
第2の広々した湿原,湿原の縁を歩く(八幡平市),14:00
2010年10月の様子(2010.10.02,13:45-13:46撮影)。
2007年08月の様子(2007.8.23,13:53撮影)。
第2の広々した湿原(八幡平市),14:01
ここは,湿原の北端に小さな池塘がある。
第2の広々した湿原(八幡平市),14:02-14:03
1枚目:これまで通り,池塘の縁で
採集(八幡平北西尾根沿い-05)。
2枚目:ここは八幡平頂上から 1.0 km下った地点。
観察された生物:
カラエリヒゲムシ(Salpingoeca),
小型鞭毛虫数種,
小型太陽虫,
ディフルギア(
Difflugia elegans),
ラッパムシ(Stentor sp.),
珪藻各種,
ジクチオスフェリウム(Dictyosphaerium),
ゲミネルラ(Geminella),
ミクロスポラ(Microspora),
ミカヅキモ(
Closterium idiosporum,
C. pronum,
C. rostratum),
ツヅミモ(
C. cucurbita,
イボマタモ(
Euastrum humerosum),
ハタヒモ(Netrium digitus)多数,
シネココッカス(Synechococcus),
メリスモペディア(Merismopedia),
ワムシ,
ケンミジンコ,
イタチムシ,
センチュウ,
2010年10月の様子(2010.10.02,13:47撮影)。
2007年08月の様子(2007.8.23,13:54-13:55撮影)。
GPSで現在地を確認(八幡平市),14:03
前方の小ピークの手前に交差点がある。
八幡平北西尾根沿いに続く遊歩道(八幡平市),14:03-14:04
1枚目:
前回,前々回はもう少し先まで歩いたのだが,,,。
近くにはとくに採集ポイントはなかった。時間的にややきつくなったので,ここで引き返すことにした
(前回Uターンしたのは13:50,前々回は13:57,すでにこれまでより遅くなっている)。
国土地理院の地図,および,GPSの地図(上段)を見ると,この先,下ってふたたび上がる手前にも湿原がある。
そこまで行ってみたいのだが,,。
2枚目:前方を望遠撮影。この画像では前方に湿原があるか否かは不明。
既述したように,今回はさらにその先にある十字路まで行って,そこを左折。
西へ進んでアスピーテライン近くにある田代沼を訪れようと考えていた。
しかし,盛岡駅近くの渋滞でバスが黒谷地入口バス停に着くのが遅れたり,
安比岳へ向かう登山道を途中まで10分ほどかけて往復したりなどして時間的に遅れてしまった。
上段の画像を見ればわかるように,前回より15分,前々回より7分ほど遅れている。
もとから時間的にはギリギリのスケジュールなので,
こうなると,田代沼まで行くと,復路のバスに間に合うか不安になってきた。
空は厚い雲で覆われて薄暗いし,,,。
ということで田代沼まで行くのを止めて,この辺でUターンすることにした。
第2の広々した湿原(八幡平市),14:04
1,2枚目:八幡平頂上へ戻ることにしたので,最初の傾斜した湿原と同様,
斜面の上に池塘がないか探してみることにした。
2枚目:前方に見えるのはさきほど採集した池塘。
第2の広々した湿原(八幡平市),14:05
1〜3枚目:少し上がると,横方向に池塘が点在する場所があった。元は水路だったのかも知れない。
第2の広々した湿原(八幡平市),14:05
1枚目:左側はほぼ干上がっていた。
2枚目:手前の池塘が一番大きい。
3枚目:右側にも小さな池塘がいくつかある。
第2の広々した湿原(八幡平市),14:06
手前の池塘で採集(八幡平北西尾根沿い-06)。
観察された生物:
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
サッカメーバ(Saccamoeba),
ディフルギア(
Difflugia acuminata,
D. bacillariarum,
D. oblonga),
ヘレオペラ(Heleopera),
共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis),
小型繊毛虫数種,
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
ヒザオリ(Mougeotia),
ツヅミモ(
Cosmarium globosum),
イボマタモ(
Euastrum humerosum),
フタボシモ(Cylindrocystis),
第2の広々した湿原(八幡平市),14:06
1,2枚目:左側には大小の池塘が点在している。
というか,もとはもっと広かったのだろうが,草が育って次第に分断されたのだろう。
第2の広々した湿原(八幡平市),14:07
上段の左側(上段1枚目)の池塘で
採集(八幡平北西尾根沿い-07)。
観察された生物:
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
ディフルギア(
Difflugia elegans,
D. oblonga),
共生藻を持つチラキディウム(Thylakidium),
共生藻を持つプラチオフリア(Platyophrya similis),
小型繊毛虫数種,
ペロニエラ(Peroniella hyalothecae),
珪藻各種,
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
ヒザオリ(Mougeotia),
イボマタモ(
Euastrum humerosum),
フタボシモ(Cylindrocystis),
ダルマオトシ(Hyalotheca dissiliens),
第2の広々した湿原(八幡平市),14:07-14:08
1枚目:上段の右側(上々段2枚目)の池塘で
採集(八幡平北西尾根沿い-08a)。
2,3枚目:引き上げようとして池塘の向かい側の水底を見ると,
なにやら緑色の塊があちこちにあった。
共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis)
の群れだ。大量増殖するとこうなる。まるで藻塊のようだ。
4枚目:緑色の塊の一部を
採集(八幡平北西尾根沿い-08b)。
観察された生物:
トラケロモナス(Trachelomonas volvocina),
小型鞭毛虫数種,
ディフルギア(
Difflugia oblonga),
共生藻を持つラッパムシ(Stentor pyriformis),
小型繊毛虫数種,
珪藻各種,
エレモスフェラ(Eremosphaera viridis),
ボツリオコッカス(Botryococcus sudetica),
ミクロスポラ(Microspora),
ヒザオリ(Mougeotia),
イボマタモ(
Euastrum humerosum),
Bambusina brebissonii多数,
クロオコッカス(
Chroococcus pallidus,
C. turgidus),
メリスモペディア(Merismopedia),
ワムシ,
共生藻を持つ渦虫類,
八幡平頂上へ戻る,第2の広々した湿原を出る(八幡平市),14:11
八幡平頂上へ戻る,小さな池の脇を通過(八幡平市),14:14
八幡平頂上へ戻る(八幡平市),14:15
シラタマノキ(Gaultheria pyroloides var. miqueliana)があった。
薄暗いのでなかなかピントが合わない。
八幡平頂上へ戻る(八幡平市),14:21
前方に見えてきたのは遊歩道沿いに広がる傾斜した湿原。
八幡平頂上へ戻る(八幡平市),14:28
最初の採集ポイントまで戻った。
八幡平頂上展望台に着いた(八幡平市),14:31
前方にはトラックが停まっていた。
八幡平頂上展望台へ上がって右折(八幡平市),14:32
今回,北西尾根の登山道へ入ったのは13:20。往復するのに1時間12分かかったことになる。
前回(2010.10.02)はちょうど1時間(13:17-14:16),
前々回(2007.08.23)は55分(13:27-14:22)だった。
訪れるたびに色々やることが増えるので,次第に時間がかかるようになった。
これまで通り,ここを右折しメガネ沼・鏡沼経由で八幡平頂上バス停(レストハウス前)へ向かう。
目 次 2012.09.22, 13:19 - 14:32 |